どうも脱線おじさんです。
AWS CLF(クラウドプラクティショナー)の合格法について取り挙げたいと思います。
この資格の魅力ってザックリ申し上げますと以下になりますね。
②IT人財としてスキルアップする足掛かりにできる
③CBT方式!受験したい日にお手軽に挑戦できる
AWSの正式名称は「Amazon Web Services」
業界トップのシェアを占めるクラウドサービスです。それゆえに教材も多いです。
クラウドサービスを体系的に学習したいならばAWS一択ですね。
仮想化とクラウドの普及によって、このAWSもインフラエンジニアをする上では必須に近い知識となってきましたね。いやはや技術の変遷はおそろしい。。
試験はCBT(パソコンで受験する)形式ですので、自分に都合の良い受験日を指定して年に数回受験できるお手軽感も良いです。
難易度は普通~易しいです。入門資格扱いのAWS CLFですが「ITとは何ぞや?」という方だと、まずは基礎知識を固める必要があるので油断は禁物。
とはいえ丁寧に学習していけば誰でも1ヵ月程度で合格できると思います。
それでは詳細に触れて参ります。
要点まとめパワポ&動画
要点をまとめたパワポ&動画も作成しました。あわせてご覧ください!
試験概要
受験資格
特になし。誰でもお手軽に受験できちゃいます。
試験日程
全国各所で随時!つまりいつでも。開催してる受験会場で予約できれば!
最寄りのパソコンスクールっぽい所で受験予約できることが多いでしょうね。
ITパスポート、CCNA、LPIC、そのほかCBT方式受験の資格と受験の要領は似てます。
試験科目
科目 |
クラウドのコンセプト |
セキュリティとコンプライアンス |
テクノロジー |
請求と料金設定 |
試験範囲の体感としては、広く浅くといった感じですね。
ネットワーク・サーバ・プログラミング・データベースなど広範にわたるAWSの各種サービスや製品に対する理解が必要となります。
単語の意味を暗記したら解ける問題もありますが、半分近くが事例問題なので思考力が試されます。
例えば、AWSを導入したい企業が「何を重視しているのか(料金・信頼性・セキュリティなど)」を出題文から汲み取って適切な解答を選択するという出題パターンが多いです。
つまり、IT基礎知識を前提として持ってないと解けない問題が半分はあると思ってください。
具体的には「OSI参照モデル」「信頼性・可用性・SLAなどの品質用語」といった単語を聞いてピンとこない場合はAWSの学習前にIT基礎知識の勉強が必須です。
なのでIT未経験者だと資格ベースで見るならば、ITパスポートから挑戦するのがオススメ。
試験分野全体を通して言えることは、本質を理解してれば8割は正解できます。
丸暗記でゴリ押しをしようとすると足元をすくわれますけど、理不尽な出題は少ないです。
出題形式
CBT(Computer Based Testing)方式
コンピュータに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを用いて解答する形式となります。全て選択肢式で65問出題。
試験時間
90分になります。時間に余裕はあるので、じっくり見直し可能。
実際に私が受験した際は、問題を一通り解答するのに40分かかりました。
その後、見直しを一通り実施して20分ほど時間が余った状態で試験終了ボタンを押しました。
事例問題は2択に絞って悩む問題が結構あったので、重点的に最終チェックをしました。
「この選択肢に違いない!」と自信を持って解答できるものが少なかった印象。
合格基準
70%以上の正答をすること。700/1000点以上をとってればOK!
資格試験としては標準的な合格基準ですね。
私の点数は822点でした。中途半端な点数だったので、複数選択肢を選ぶ問題で部分点等が配点される仕組みがあるんじゃないかなと憶測しております。
合格率
合格率は公表されてないので不明です。あしからず。
IT系の関連資格でいうと、ITパスポートやLPIC Lv1と同等の難易度といった感じ。
ただし思考力を試される事例問題がある点から、ITパスポート等よりも難しいかも。
実務経験者だったら、ITパスポートやLPIC Lv1よりも簡単だと思います。
資格の難易度としては普通~易しいといった印象です。
受験申請のやり方
①AWSアカウントを作成する(Amazon通販アカウントと紐づけで手っ取り早く)
②次にテストセンターであるPearson VUEにて受験申請をします。
試験手数料
12,100円(税込)。うーんベンダー試験は高いなぁ。でもシスコやoracleよりも安くて良心的。
結構な頻度で、再受験無料や受験料半額キャンペーンなどを実施してるのでタイミングを見計らって挑戦すると良いと思います。
勉強時間
実務経験者=約50時間
上記のように人によって勉強時間は異なると思います。
IT基礎知識があるかどうかで大きく変わります。実務経験が無くても、ITパスポートレベルの知識があれば短期間で取得は可能です。
特にITサービスのベストプラクティスであるITILを理解してると、サクサク学習が進むでしょう。
広く浅くAWS各種サービスを学習するので、「いま学習してるサービスがOSI参照モデルでは、どの位置付けか」といった根底を理解できないと、つまづき易いと思います。
とはいえ、理不尽な出題は少なく、しっかりと理解してれば誰でも合格可能です。
人によって勉強の進捗は異なると思うので参考程度に…
学習期間は「IT初学者=1ヶ月」「実務経験者=0.5~1ヵ月」をおススメします。
勉強方法
②Tech Stockの問題集を2周
③苦手分野を徹底対策
ぶっちゃけ、②までやり込んだら合格圏内です。
確実に1発で合格したいのであれば、手は抜かずに③まで徹底してやりましょう。
①Udemy講座を1.5~2倍速で2周
講座で重要と感じたスライドは見直しができるようにスクリーンショット等を撮って私はまとめました。(スライドはPDFでインストールできます)
1周目は1.5倍速、2周目は自信がある分野は2倍速で再生して脳に叩き込みました。
「どうしても書籍で入門書が欲しい」という場合は、こちらのテキストがおススメです。
私も購入して読みました。クラウドとオンプレミスの違いをフランクに説明してくれてるので良書だと思います。
ただクラウドサービスの仕様上、利用可能なシステムやサービスが頻繁に入れ替わってるので書籍で本試験の最新情報を追うことはできないという点には注意して下さい。
実際のAWS本試験でも、ついこの間にサービスが終了したばかりの内容を選択肢に入れてきて引っ掛け問題にしてくるパターンもありました。
②Tech Stockの問題集を2周
Tech Stockの問題集をやり込みましょう。
AWSクラウドプラクティショナーだけでも約500問の問題が解けるので、じっくり勉強できます。
AWS試験特有の言い回しや事例問題も的確に分析されているので、かなり学習効率は高いです!
この問題集を最低でも2周以上は解いて、全体で9割前後の正答ができるようになったら合格圏内なんで試験会場へGO!
正解の選択肢以外の解説も正確に理解して「正解の選択肢以外の出力や動作になる可能性やパターン」も判別できるようになれば合格間違いないでしょう。
③苦手分野を徹底対策
試験前の最終チェックで苦手分野を克服しましょう。
Udemy講座で、苦手分野をまとめているスライドだけ抜粋して読み直しが効率的です。
私はデータベース分野が苦手だったので、Udemyのスライドで見直しをして対策補強をしました。
そのあとに、該当箇所を問題集で周回する感じですね。
特に「AWSアーキテクチャの設計原則」は、暗記ではなくキチンと理解しましょう。これが分かってないと事例問題で転ぶので。。
学習期間によってインプット&アウトプットの加減は異なると思うので、自分が学習しやすいスタイルを模索してみて下さい。あくまで上記の方法は参考程度に。
私は上記の方法により、822/1000点で合格しました。
90%以上は点とれるだろと、思ってたのですが結構難しかったです。
事例問題の選択肢が悩ましく、2択に絞ることはできても確信を持って解答できたのは少なかったなぁ本当に。。
見たこともない用語を聞いてくる出題が数問ありましたが、問題集をやってれば合格圏内には入るので気にする必要はないかなと思いました。
資格試験の勉強方法については以下の記事にまとめております。あわせてご覧になって頂けると幸いでございます。
試験当日の心構え
・どうしても暗記し難い箇所は、試験直前に瞬間記憶で誤魔化す。
試験開始までの間にできる事はこれくらいですね。それ以上の無駄な抵抗はやめましょう。
試験時間は90分です。
時間は余るので、事例問題はゆっくり焦らずに題意を汲み取って解答しましょう。
ひとつセコい技を申し上げますと、「適切な選択肢を選べ」って問題で、選択肢にサービス停止や名称変更されてるものがあったら、だいたい不正解なんで解答から除外できます笑
合格発表
試験終了後に即座に分かります。結果確認ボタンを押すのはソシャゲのガチャを引くことと同じくらいドキドキとワクワクがあって中毒性があるやめられないとまらない。
結果はわかるけど、スコアレポートは20時間後くらいに通知されました。ちょっとモヤモヤした。
合格後は…
合格証書がPDF形式で送付されます。
・更にステップアップして関連資格に挑戦したい
上記のような素晴らしい向上意識をお持ちの方もいらっしゃると思います。
そういった方々には以下の関連資格への挑戦をおススメ致します。
資格名 | 特徴 |
Java Silver | オブジェクト指向プログラミング言語の定番! |
Python3エンジニア認定基礎試験 | オブジェクト指向プログラミングの言語の定番! |
VBAエキスパート | Excelはどこでも使うので便利なプログラミング言語! |
ITパスポート | IT業界入門資格。コスパ良し! |
CCNA | ネットワークエンジニアの登竜門。セットで揃えたい! |
LPIC Lv1 | サーバエンジニアの入門資格。セットで揃えたい! |
また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出を検討するのも良いでしょう!
以上になります。読了ありがとうございました。
読者の皆様の合格をお祈り申し上げます!!