ビルメン4点セットを横断的に徹底比較・分析してみた!

設備系資格

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どうも脱線おじさんです。
ビルメン4点セットについて横断的に分析して、まとめてみました!

私が実際に合格した後に、実体験を元にまとめております。

「1発で合格したい、効率よく勉強をしたい」という方は必見です!

それでは本題に触れてまいります。

動画版

動画で流し見したい方はこちらをどうぞ~

目次

本記事の目次です。

自己紹介

私の自己紹介はスライドの通り。

詳細は下記の記事にてまとめてあります。

設備系の資格受験歴

設備系の資格受験歴 1/2

前置きとして、私の設備系の資格受験歴について触れていきます。

今まで取得してきた代表的な設備系の資格をスライドにて抜粋して表記しております。

今回の動画で、取り上げるビルメン4点セットというのは

第2種電気工事士、第3種冷凍機械責任者、2級ボイラー技士、乙種4類危険物取扱者、この4つの資格の総称となります。

設備系の資格では入門レベルで、とりあえず最初はこれらビルメン4点セットを取得して

地盤を築いてから、更に電験三種やビル管理士、

あるいは電気工事士や冷凍機械責任者の上位互換である第1種電気工事士や第1種冷凍機械責任者を目指すのが一般的なルートですね。

例に漏れず、私もその一般的なルートをたどっていて、受験日に着目して頂けると分かりますように、2017年ころに一式、ビルメン4点セットを揃えております。

その後に、冷凍機械責任者やボイラー技士、危険物取扱者の上位互換を取得して

更にビル管理士は2020年に取得、電験三種は2024年の8月に理論・法規を科目合格して

継続して勉強中と現在進行形で修行中の身でもあります笑

とはいえ、今は社内SEというIT系の全く関係ない仕事をしてるので、最近はそっちのサーバやネットワーク面の実務の勉強にコストを割いているのでグダグダです笑

前向きに善処します笑

設備系の資格受験歴 2/2

こちらはビルメン4点セットだけに特化して、私が全て1発合格した際のタイムスケジュールです。

まだまだ、この時は資格試験になれておらず、今よりもだいぶスローペースでの学習でした。

概算での話ですが、ビルメン4点セットのそれぞれの正味学習期間は

危険物取扱者乙種4類の対策が1ヶ月程度。

第二種電気工事士の筆記試験の対策が1ヶ月程度で、技能試験は2週間程度。

2級ボイラー技士も1ヶ月程度、第3種冷凍機械責任者は2ヵ月程度でした。

やっぱり第3種冷凍機械責任者が、ちまたではビルメン4点セット最難関と言われるだけあって、もっとも学習期間が長くなったと言えますね。

また、ビルメン4点セットと+αで有名な国家資格である消防設備士も乙種4類に1ヶ月程度で合格しております。

詳細はビルメン4点セット+消防設備士に半年で合格したことをテーマにした動画にてまとめておりますので、あわせてご覧くださいませ!

①難易度

それでは本題に触れていきましょう。まずは難易度についてです。

試験の難しさだけでなく、試験の実施回数や独学がしやすいかどうか、といった観点も踏まえて難易度をスライドの表にまとめてみました。

上から順にみていきますと、まず第2種電気工事士は筆記試験に関していえば、他の資格と同じというか、結構簡単な感じでした。

ネックは実技試験で、1ヶ所でも欠陥があれば不合格となるシビアさから、自分自身で細かく丁寧に作業をチェックしていける根気・几帳面さが要求されます。

専門学校や職業訓練校などで、講師の指導の下、みっちりとこなして電気工事士の実技試験に挑まれる方が多い印象です。

これを独学でやろうとすると、自分で自分の作業ミスの有無を完璧に把握しないと理論上、安全に合格できないということになるので、合格率は50%前後と高いですが

見かけ以上に難しいし時間もかかると思った方がいいです。よって難易度はビルメン4点セットの中でも、中の上のレベルと判断しました。

次に冷凍機械責任者です。これが一般的に、ビルメン4点セット内で最難関と言われてます。

当チャンネルでも、冷凍機械責任者がビルメン4点セット最難関と判断しております。

他のビルメン4点セットと違って、唯一過去問暗記では合格点を確保できない捻り具合が最難関であるゆえんでしょうね。

冷凍サイクルという理論理解が必要なので、なかなか文系キラーだったりします。

次に2級ボイラー技士についてですが、これはビルメン4点セットの中でも最も過去問焼き回し度が高くて、過去問暗記で合格点はとりあえず確保できる印象です。

出題される専門用語は小難しいですが、引っ掛けパターンが決まってるので、ぶっちゃけ細かい理屈が分かってなくても合格点は取れますね。

最後に危険物取扱者の乙種4類ですが、これも毎月のように各都道府県で試験が開催されている関係上、過去問の焼き回しはかなり高いです。

ボイラー技士と同様に理屈が分かってなくても、合格点の6割は取れるかと思います。

ただ化学の基礎を聞いてくる科目は、丸暗記で解けない化学反応式等が出てきますので注意が必要です。

また、各科目全て6割以上得点してないと足切りで不合格となるのが地味に辛いです。

②使用した参考書

こちらは私が実際に、ビルメン4点セットを勉強した際に使用した参考書の一覧です。

基本的にはテキストと問題集をそれぞれ1冊ずつ用意していけば充分でした。

テキストは最初にサラッと試験範囲を把握するために使用しましたが、

冷凍機械責任者だけは冷凍サイクル理解の為に何回もテキストを読み直してたので、かなり使い込むことになると思います。

電気工事士に関しては、筆記試験対策にテキスト1冊、問題集2冊も用意して対策しましたが

問題集は1冊だけ、右下の赤のハンディといわれるものだけでも充分合格可能だと思いました。

実技試験はテキスト1冊用意して、内容を読み込みつつ、付属のQRコードなどで読み込める実技試験作業の解説動画も視聴して対策してましたね。

細かな参考書の使い方は、各資格の解説動画を個別にアップロードしてますので、あわせてご覧くださいませ!

③勉強時間

私が実際に、ビルメン4点セットを全て揃えるのに必要だった勉強時間をまとめました。

円グラフは、テキストと過去問に費やした時間の内訳を示しております。

スライドの左側の資格から順番に触れていきます。

まず第2種電気工事士は、合計で100時間ほどかかりました。

なお、筆記試験は60時間、技能試験は40時間ほどの内訳で合計100時間です。

円グラフは筆記試験だけを表しております。

筆記試験は過去問ゲーなんで、テキストは3割、過去問は7割程度の割合で試験対策をしておりました。

技能試験はいうまでもないでしょうけど、実際に作業してナンボです。

テキストを通勤時間等のスキマ時間に読んでおいて、まとまった時間は実際に作業をひたすら練習してました。

よって、技能試験についてはテキスト1割、実際の作業は9割程度の割合となっております。

第3種冷凍機械責任者は使用した参考書の解説をしたスライドで申し上げましたように

冷凍サイクルという理論を細かく理解するためにテキストの読み込みが厚めとなっていて

テキスト5割、過去問5割の内訳で、合計60時間ほどの勉強が必要でした。

とりあえず過去問をすかさず解いていくスタイルの人は、この冷凍機械責任者で躓きやすいかもしれませんね。。

量ではなく、質で勝負した学習をしないと合格できないのが冷凍機械責任者ですね。

2級ボイラー技士は過去問ゲーでしたね。

テキスト3割、過去問7割の内訳で、合計50時間ほどの勉強で合格できました。

テキストの内容を細かく突き詰めると、専門用語が多くて難しいため泥沼化します。

そこまでしなくても、ボイラー技士は過去問を解きまくって、量で勝負していけば合格点の60点は取れるので、少々乱暴ですが過去問回しまくるで良い気がします。

危険物取扱者の乙種4類も過去問ゲーでしたが、各科目6割以上正解が必要な足切りがプレッシャーでしたね。

テキスト4割、問題集6割の内訳で、合計50時間ほどの勉強で合格できました。

ボイラーと違い、すこしだけテキストの内訳が多いのは化学の基礎を聞かれる科目の足切りを警戒して、こまかく化学反応式やmol計算などを見直す時間を用意してたからですね。

このように、中学高校で習うような化学反応式やmol計算といったものを忘れてしまった方は、テキストから丁寧に学習していった方が賢明な気がします。

④おススメ度

今までのお話を踏まえて、ビルメン4点セットのオススメ度を解説していきます。

結論を申し上げますと、上から順番に取得をオススメしております。

順を追って解説します。

まず、ビルメン4点セットの中で、最もオススメで最初に取得を目指すべき資格は危険物乙4になりますね。

理由は各都道府県で試験実施回数が多く、ほぼ毎月受験のチャンスがあるということと、それに付随して過去問の焼き回し度も高いので取得のハードルが低いというのがありますね。

また、資格としての知名度と汎用性も高いこともあり、コスパが良い資格と言えます。

よって、ビルメン4点セットの中では最も取得をオススメする資格となっております。

2番目にオススメの資格が第二種電気工事士となります。

理由は資格としての知名度の高さや独占業務があることで、資格の市場価値はビルメン4点セットの中でも頭1つ抜けて、最も高いと思われますね。

筆記試験は簡単なんですが、実技試験は独学でやるには根気がいるので、ハードルが若干高いと判断したので2番目にオススメの資格とさせて頂きました。

3番目にオススメの資格が2級ボイラー技士となっております。

理由は危険物乙4と同様に毎月のように試験を受験するチャンスがあり、過去問の焼き回し度が高くて挑戦しやすいからですね。

ただし、こちらの方が熱学を筆頭とした専門用語が多くて、とっつきにくい気がしたのと、

危険物乙4の方が知名度や求人での歓迎率も高いので、3番目にオススメの資格としました。

4番目にオススメの資格が第3種冷凍機械責任者になります。

理由はビルメン4点セットの中でも最も知名度が低くてマイナーな資格であるのと

年1回しか受験のチャンスがなくて、難易度も最難関といっていい内容で引っ掛け問題が多くて取得しにくいというコスパの悪さがあります。

とはいえ、最終的にビルメン4点セットを全て揃えたいという目標であるなら、年1回しかチャンスがないので少しでも合格できる見込みがあるなら挑戦すべきだと思います。

結果と振り返り

最後に私自身が今までお話してきた内容で、受験した結果と振り返りです。

自己採点の結果、概算ですがビルメン4点セット全て90点以上は取れました。

その中でも、私は不器用だったんで電気工事士の技能試験に最も苦戦していて合格発表の日までヒヤヒヤしてたのが実情ですね笑

反対に、あれだけ最難関の資格であると提唱していた第3種冷凍機械責任者は最も自己採点の点数が高くて97点でした。

これは試験対策を過剰にやっていたので得点が高かったということでしょうね。

以上のことから、やっぱり資格学習初心者は危険物乙4をお試しで受けてみて

自身の力量を図ってから、他のビルメン4点セットの挑戦、学習期間の見積もりをして着手していくのが良いと思いました。

以上、ビルメン4点セットの徹底分析でした!

 

また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出を検討するのも良いでしょう!

 

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