どうも脱線おじさんです。
ビジネス会計2級の合格法について取り挙げたいと思います。
この資格の魅力ってザックリ申し上げますと以下になりますね。
②財務諸表が読めるようになる
日商簿記2~3級合格後にこの資格を+αで勉強すると良い勉強になります。というか日商簿記合格直後に挑戦するとサクッと合格できてコスパが良いです。
日商簿記の資格をお持ちでない方は、まずは日商簿記の資格取得をおススメ致します。日商簿記についてはこちらの記事をご覧ください。

公式HPでもこのように日商簿記は「財務諸表を作成する能力の証明」ができるが、ビジネス会計では「財務諸表を分析できる能力の証明」ができることを検定の魅力として掲載しています。
日商簿記とセットでビジネス会計の資格を取得することで、財務諸表の作成&分析スキルを証明ができます。総務や経理等に転職 or 従事されている方ならば実務でも知識が活用できますね。
それでは詳細に触れて参ります。
要点まとめパワポ&動画
要点をまとめたパワポ&動画も作成しましたので、あわせてご覧ください。
試験概要
受験資格
どなたでも受験できます。学生から社会人まで受験者層は幅広いと思います。
試験日程
・10月
年に2回、上記の日程で実施されております。
試験科目
公式テキストが試験範囲になります。以下、公式テキストの各科目をまとめました。
科目 | 合格ライン |
会計の意義と制度 | 70%以上の正答 |
連結財務諸表の構造と読み方 | |
基本分析 | |
安全性の分析 | |
収益性の分析 | |
キャッシュ・フローの分析 | |
セグメント情報の分析 | |
連単倍率と規模倍率 | |
損益分岐点分析 | |
1株当たり分析 | |
1人当たり分析 |
公式テキストは約350ページです。他の資格試験に比べたら試験範囲はやや狭いと思います。
出題形式
マークシート方式。簿記と違って記述ではないからごまかしが効く
試験時間
2時間になります。計算が遅かったり、慌てると時間切れの可能性あり。
合格率

合格率は約50%前後となっておりますね。難易度は普通だと言えます。
そんなに簡単で合格率高かったっけ・・?と思ったので、私が受験した年度を調べたら合格率30%の回でした。
最近の合格率データを見る限り、簡単になっていってる可能性あり。朗報ですね!
出題自体も素直なので、公式テキストでしっかり勉強した人は合格させてくれている感じがします。
受験申請のやり方
試験日の2ヶ月くらい前から受付が始まります。
申し込みはインターネット or コンビニ決済です。クレジットカードが使えるならインターネット経由の申し込みの方が楽です。
詳細は公式HPよりご確認下さい。

試験手数料
7480円です。資格試験の受験料としては標準価格。
勉強時間
日商簿記2級合格者ならば勉強時間は50時間必要だと思います。
それ以外の初学者の場合、勉強時間は100時間必要だと思います。
それだけ日商簿記の合格者ならば有利です。私自身が「日商簿記2、3級に合格した状態」で「ビジネス会計2級」に1週間40時間の勉強で合格してます。
学習期間は3ヶ月以内をおススメ致します。それ以上の長期学習はダレると思います。
勉強方法

こんな感じの手順でやれば合格すると思います。
インプットの段階でも問題は易しいので解けると思います。なので目標理解度は40~50%と高めに記載しております。
日商簿記と同じでひたすら問題をやっていけば、自然と慣れて解答できるようになります。
解答速度が高くないと試験時間が足りなくなる可能性が高いので、財務諸表の読み取りと計算スピードは数をこなして上げていきましょう!
私は上記の手順で勉強して、82点で合格しました!

当日はビジネス会計検定2級と3級を併願受験して一日中試験と格闘してました。
3級は余裕って感じがしましたが、2級は試験時間が足りなくて見直しがしきれなかった感じがします反省点。
資格試験の勉強方法については以下の記事にまとめております。あわせてご覧になって頂けると幸いでございます。
インプット 目標理解度:40~50%

まずは公式テキストを2周します。日商簿記合格者だと「はいはい知ってます」と言いたくなるような内容もあるので1周するだけでインプットが完了するかもしれません。
1周目と2周目でやっておくことは以下になります。
公式テキスト 1周目
途中で躓いてもスルーして最後までとりあえず読んで全体像が掴めればOK! 財政状態=貸借対照表、経営成績=損益計算書といった感じで各財務諸表の特徴を理解しましょう。 各勘定科目が資産 or 負債なのかといった特徴も抑えましょう。 各ステップ、論点ごとに公式テキストには例題が付属してるので、それも学習したらすぐに自分で解いてみましょう。 この時から電卓を使用する時はブラインドタッチをして解きましょう。 最初は時間がかかると思いますが、慣れてきたら勉強時間の短縮&本試験でも解答速度UPとメリットしかないです。 関連記事として、簿記学習前に私が取り組んだ下準備の解説もございます。あわせてご覧ください。 公式問題集を3周してアウトプットをします。 ぶっちゃけ公式問題集を2周したら理解はできると思いますが、計算・解答速度を上げるために理解していても3周はやっておいた方がいいです。 日照簿記以上に、財務諸表を読んで迅速に分析できるように訓練するイメージが大事です。 その分、日商簿記よりは計算問題は簡単ですので安心して下さいね。 1~3周目でやっておくことについて、以下に示します。 インプットがしっかりできていれば大半は初見でも解けてしまうかも。 少し考えても分からなかったら、そのたびに解説を見て解答していきます。それをやっていく内に自然と問題のパターンが分かってきます。 問題集内の解説は不親切なところが多いです。分からなくなったら公式テキストへ戻って見直しも頻繁に実施することをおススメ致します。 やることは基本的に1周目と同じです。最初から最後まで抜け目なく問題を解きましょう。 「問題形式」「論点」などで苦手だったり、解答に時間がかかり過ぎたと感じた問題はマーキングをします。△でも×でも自分で分かるマークをしておけばOK。 苦戦した問題は素直に公式テキストから該当箇所を探して読み直すと良いです。 復習をして「もうバッチリ!」と思った箇所はマークを消して大丈夫です。ここでマークが全部消えるまで何周もしておくのがベストです。 最終的な勉強内容の仕上げです。 正直に申し上げますと、この段階をやらなくても合格できる可能性はあります。 しかし勉強をサボると計算速度・精度が落ちます。確実に1発合格したいなら、手を抜かずにこの段階の勉強もして下さい。 学習の進捗度によってやり方は異なると思うので簡潔に補足します。 アウトプットの段階でも苦手だったり、時間がかかった問題の復習をします。 どうしても苦手な問題を克服できなかったら、諦めずに公式テキストを読み直して下さい。 公式テキスト・問題集を用意しとけば十分です。まだまだマイナーな資格だからなのか市販の書籍も少ないというのもありますけど。 参考書としては試験範囲全てを網羅している公式テキストは必須と言えるでしょう。 この手の公式テキストは読みにくいものが多いのですが、図解や各項目ごとに例題があって分かり易かったです。 問題集は公式問題集1冊で充分です。というか他に良書がない。 参考書の方は使いやすかったのですが、こちらは問題の解説がたまに「テキスト第〇章参照」としか書かれていないので不親切なところが見受けられます。 とはいえ、他に有用な問題集が無いのでこちら一択。 試験日から1ヶ月後くらいに公式HPで確認ができます。 無事、合格してると合格証書が郵送されます! 上記のような素晴らしい向上意識をお持ちの方もいらっしゃると思います。 また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出を検討するのも良いでしょう! 以上になります。読了ありがとうございました。
・ザックリ全体像を掴む
公式テキスト 2周目
・勘定科目の暗記、仕分け方等の理解
・例題、確認問題を解いてみる
アウトプット 目標理解度:70~80%
公式問題集 1周目
・解説を見ながら問題を解いてみる
公式問題集 2~3周目
・苦手だったり、解答に時間がかかった問題にマークをつける
インプット&アウトプット 目標理解度:90~100%
苦手な出題を復習する
おススメの書籍
おススメの参考書
おススメの問題集
合格発表
合格後は…
・更にステップアップして関連資格に挑戦したい
そういった方々には以下の関連資格への挑戦をおススメ致します。(上から順におススメ)
資格名
特徴
日商簿記2級
3級合格後の勢いを利用すれば効率よく取得可能!
FP3級
同じく3級合格後の勢いで効率よく取得可能!
MOS
事務職を検討するならExcel等のスキルを証明するのに最適!
建設業経理士2級
日商簿記2級より簡単。日商簿記2級の前の腕試しに最適!
宅地建物取引士
あわせてとっておきたい国家資格!難易度は高め。
読者の皆様の合格をお祈り申し上げます!!