【合格体験記】電気通信主任技術者(伝送交換)の勉強法 要点抜粋パワポ&動画

IT系資格

スポンサーリンク




どうも脱線おじさんです。
電気通信主任技術者(伝送交換)の勉強法について、まとめてみました!

私が実際に合格した後に、「これが最適解だったな」と感じた経験を元にまとめております。

「1発で合格したい、効率よく勉強をしたい」という方は必見です!

それでは本題に触れてまいります。

動画版

動画で流し見したい方はこちらをどうぞ~

目次

本記事の目次です。

自己紹介

私の自己紹介はスライドの通り。

詳細は下記の記事にてまとめてあります。

試験概要

試験概要 1/3

電気通信主任技術者は、電気通信設備の工事・維持・運用の監督者として事業場で選任が必要となる国家資格となっております。

電気系の資格に見えますけど、ルーターやプロトコルといった通信知識も必要なのでIT業界でも取得すると評価されたりします。私の前職のIT企業でも褒賞金対象でした。

厄介な計算問題として2進数やアドレス計算、オームの法則を代表とした回路の問題が出てきます。

また品質管理や会計寄りの知識も問われます。損益分岐点や故障率の計算といった技術だけでなく、マネジメント寄りの内容も出題されるので範囲がとにかく広いです。

伝送交換と線路という2区分があって、今回わたしが取得したのは伝送交換です。

こちらはネットワークやデータベース、プログラミングの知識も問われるので、ITエンジニアの経験があると有利ですね。

試験概要 2/3

受験資格は特に無くて、誰でも受験できます。

試験は年2回で1月と7月に実施されます。

試験時間は設備が150分、法規・電気通信システムが160分です。

出題形式はマークシート方式で、正しい組み合わせを選べという鬼の8択問題があります。

たとえば選択肢でA、B、Cと選択肢があって「Aだけ正しい」「A、Cが正しい」「A、B、Cどれも正しい」といった感じです。マグレで正解することが99%できないのでエグイです。

試験概要 3/3

合格基準は全科目60%以上の正解です。

合格率は全科目受験者、要は1発合格者の場合は15%程度

その他は30%程度を推移してます。1発で狙うのは中々きびしい数字ですね。。

だいたいの人が、電気通信主任技術者を受験する前に、工事担任者や陸上無線技術士などの関連資格を持ってる状態で挑戦することが多いので

それを加味した上での低い合格率なので注意したいところです。

私の体感で難易度を図ると、かなり難しい部類です。

関連資格で比較するなら、応用情報技術者と同等の難しさで

工事担任者(総合通信)よりも確実に難しいです。

前述した8択問題が容赦無さすぎるのと、試験範囲がとんでもなく広いにも関わらず、かなり深堀した知識を聞いてくるパターンもザラにあるのが難しい原因ですね。

科目免除を狙うべし

ここで補足です。電気通信主任技術者は科目合格の制度があります。

電験3種みたいに科目合格制度が期限3年間であるので、科目合格狙いも有効な戦略です。

試験範囲がとんでもなく広いので、科目を分割して狙っていくのはアリです。

また回によって、特定の科目が極端に簡単になったり難しくなったりとアタリハズレもそこそこあるというかブレがあるので、粘って複数回受験すれば未経験者でも合格は狙えます。

その中でも私がおススメしてる戦略は工事担任者(総合通信)を先に取得することですね。

工事担任者や第一級陸上無線技術士を取得してると、電気通信システムという科目が期限なしで科目免除できるので安全に挑戦することができます。

私は実際に、先に工事担任者(総合通信)を受験してから電気通信主任技術者に挑戦しております。

勉強法 全体像

勉強法の全体像はスライドの通りです。

あくまで目安ですが

・インプットに50時間
・アウトプットに400時間
・本試験前の総仕上げに50時間

上記の流れで、だいたい500時間は勉強が必要です。

3ヵ月以上は学習期間が必要だと想定しておくのが無難。

過去問ゲーなんで、真ん中の問題演習にいかに力を入れるかがカギですね。

工事担任者を使用した科目免除などを利用すれば時間短縮が可能です。

勉強法 Step1

まずは試験内容の全体をイメージできるようにインプット学習に取り組みましょう。

オススメは「要点整理&過去問解説」の赤本です。

こちらは設備と法規用のテキストですので、電気通信システムの勉強が必要な場合は工事担任者総合通信のテキストを用意した方がいいです。

広く浅く試験に必要な知識をこちらで学べます。600ページ以上あって結構な量ですが、これだけやっても絶対に合格には足りないのが厳しいところですね。。

ここでは何を問われてくるのか全体イメージをつかめれば充分なので、完全に理解しようとはしなくて大丈夫です。

焦点を絞って細かく対策をしていくのは過去問演習段階で取り組んでいきます。

ということで、テキスト自体はザっと2周読んでいけば大丈夫です。

勉強法 Step2

インプットが完了したら、問題演習でアウトプットをしていきましょう!

オススメは2点あります。順を追って解説します。

①これなら受かるシリーズ

1点目は「これなら受かるシリーズ」です。

科目ごとに分かれてるので、受験する科目分だけ用意します。

こちらの長所は学習する分野ごとに過去問が整理されているので、順番に解いていけば自然と分野ごとに復習ができて最初の知識固めに最適である点です。

短所は直近の過去問5回分程度しか収録されてないので、ボリューム不足です。

どの科目も過去問10回分以上は解かないと厳しい試験なので

運が良ければ、「これなら受かるシリーズ」だけでも合格できると思いますが

安定して合格ラインに到達するならば、2点目の問題集の利用が必須です。

②過去問解説.com

2点目に使用するのが、過去問解説.comというweb上の過去問解説サイトです。

最初の問題だけ無料で見れて、有料版を購入すれば各回ごとに全部の解説が確認できます。

どちらかというと、こちらの問題集は合格に必須です。絶対に用意した方がいいです。

私は実際に、法規は10回分、設備は14回分を購入して試験対策に利用して1発合格しました。

長所としては、ボリュームが抜群で、こちらを利用すれば過去問10回分以上を丁寧な解説で細かく理解して実力をしっかりと身に着けることができます。

短所としては、回ごとに順番に解説されてるので、分野ごとに勉強していくという使い方をすることができない点くらいです。

ちなみに私は両方、利用しました。その経験上の結論を言うと

最初に1点目の「これなら受かるシリーズ」を2周ほど解いて、頻出問題を解けるようにして

そのあとに2点目の「過去問解説.com」で過去問を法規は10回分以上、設備は15回分以上を解いていくと合格間違いなしと考えております。

金銭的に厳しいなら、2つ目の「過去問解説.com」だけでも良いと思います。

学習効率を優先するなら、どちらも利用した方が良いという話ですね。

法規は出題傾向の変化が緩やかなので過去問10回分で充分と判断しております。

それ以外を15回分以上としてるのは、品質管理やマネジメント、電気関係の問題は古い問題からも出題される可能性が高いから対策をすべきと判断しております。

とはいえIT分野の古い問題はあまり真に受けて対策しなくていいです。

例えばADSLやISDNといったIP電話が普及する前の古い知識は、

もう出題される可能性が低いので、対策するとしても過去暗記をしておくだけで充分だと思います。

勉強法 Step3

最後に本試験前の総仕上げをしていきましょう!

テキストでやること

苦手ヶ所の読み直しをします。

特に、法規は穴埋め問題もあることから正確に条文を抑えるべきなので最終チェックをするのが有効です。

それでもまあ過去問ゲーなので、テキストより過去問の復習優先でやっていって大丈夫です。

問題集でやること

問題集の3周目以降に着手しましょう。解けない問題だけピックアップして復習します。

特に、計算問題はしっかりと対策をした方がいいです。

面倒なイメージがありますけど、計算問題はパターンが決まり切ってるので得点源です。

私は実際に、計算問題は全問正解できました。逆に選択問題の方がきつかったです。

まとめ

電気通信主任技術者のまとめです。おさらいとしてご覧ください。

感想

やはり工事担任者総合通信の合格をしてから、それを足掛かりに科目合格制度を利用した攻略が現実的な気がします。

参考書が乏しくて対策が難しいというのも厄介な点です。

また、伝送交換に関しては試験の傾向が変わりやすいです。

原因としてはIT寄りの知識が問われるので、変化の激しいIT分野の問題傾向が掴みにくいです。

最近はクラウドサービスや仮想化が流行ってるので、それらも混ざっていて凶悪化してますね。

逆にそういったITの知識をしっかりと持ってたら有利だと思います。

具体的には応用情報技術者クラスのIT知識があれば、躓くことも少ないです。

以上、電気通信主任技術者 伝送交換の勉強法でした!

 

また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出を検討するのも良いでしょう!

 

資格試験カテゴリ一覧へ移動

 

スポンサーリンク