どうも、脱線おじさんです。
今回は設備管理・ビルメン コースの職業訓練校の選考試験を受験した時のことを振り返ってまとめていきたいと思います。
ノルマがない・納期がないことでホワイト企業率の高い設備管理・ビルメン業界。未経験でも転職できるので、職業訓練校を経由して業界に入り込むのは王道でしょう。
なお、6ヵ月でビルメン4点セットを全て制覇した実体験もございますので、是非ご覧ください!
それでは本題に触れてまいります。
動画版
動画で流し見したい方はこちらをどうぞ~
目次
本記事の目次です。
自己紹介
私の自己紹介はスライドの通り。
詳細は下記の記事にてまとめてあります。
入校試験受験の経緯
入校試験受験の経緯 1/2
前置きとして、そもそも私が職業訓練校の入校を希望した経緯についてお話します。
実は事前に職業訓練校の見学会にも2回参加してました。
だいぶ間隔があいておりますが、1回目が2017年5月に電気設備科の見学会に参加していて
2回目が2024年5月にビルメンテナンス科の見学会に参加しております。
まあまあどっちも似たような、ビックウェーブのいま流行りのビルメン業界へ流れつくための職業訓練コースですね笑
ちなみに、結局は入校自体はしておりません。
詳細は後述していきます。
入校試験受験の経緯 2/2
ちょっと時系列が分かりにくいので、私の今までの経歴を表にまとめました。
まず2017年の5月に1回目の見学会に参加しました。
この時はITエンジニアの仕事をしていて、残業が凄まじく多くて嫌になったんで、友達からオススメされていたビルメンになるための職業訓練を受けようと思い立った感じですね。
それで上司にも報告して、残業を減らしてくれないなら退職すると伝えたところ
引き留めに合い、どうにか業務改善してもらえて、原則定時で帰れるように調整をして頂けたので、退職の意思と職業訓練の入校試験受験を取り下げたといった経緯がございます。
開幕から中々カオスですね笑 この時に業務負荷を減らす調整をしてくれた上司には本当に感謝してます。
そこから定時で帰れるようになって増えた自由時間を全て犠牲にして猛勉強の日々が始まり、
今回、題材にする職業訓練校のコースで取り扱うような電気工事士や危険物乙4などの定番の国家資格は全て独学で合格していき、
つい最近の昨年度の2023年度にて、独学で資格100個以上合格に達しました。
その後に2024年度にパワハラおじさんの被害を受け、若手が何人もやめて業務負荷が何倍もこっちにきたのをトリガーに退職を決意。
7年越しに職業訓練校の入校を検討し、2024年の6月に入校試験を受験しております。
で、なぜか訓練校に落ちて、泣く泣く就職活動をしてたところ、たまたま優良企業さんから複数内定を頂けて、拾ってもらえたんで今は全く無関係な社内SEをしてます。
この辺の職業訓練校の見学会・面接や転職活動などはネタの宝庫なんで別動画でもどんどん、解説していく予定でございます!
入校試験の流れ
入校試験の全体の流れはスライドの通りとなっております。
はじめに筆記試験があり、それが終わった後に小休憩をはさみながら
面接用の簡易プロフィール用紙を記入していき
最後に面接を順番に実施していくという流れでした。
順を追って、詳細を解説していきます。
この記事を見ている皆さんが気にしてるのは、やはり面接の中身だと思いますので
私が実際に聞かれた質問と、それに対する実際にした回答について解説を事細かく
スライド8枚で解説していきますので、これから訓練校の入校試験を受ける方は必見です!
それでは詳細に触れていきます。
①筆記試験
はじめに筆記試験がございました。
試験時間は30分で、内容は国語と算数ですね。
具体的な内容としては国語に関しては漢字の読み書きを聞かれる内容で
算数は、足し算割り算などの四則演算と√の計算、因数分解、あとは食塩の濃度を計算するような小中学生で習うような問題が混ざっておりました。
いずれも中学卒業レベル程度まで分かっていれば、問題なく解ける内容でした。
試験時間が30分と短いですが、時間切れになることはなく、見直しもゆっくりできました。
よっぽど筆記で変な点数を取らない限り、筆記の点数を理由に不合格となることはないと一般的に言われておりますが
心配ならばSPIの本を1冊買っておいて勉強しても良いかもしれません。
訓練校の試験対策であると同時に、あとから控えている就職・転職活動でも
大手求人とかだと適性試験でSPIの対策は必須と言えますので、この時点で用意しておいて間違いないでしょう。
②面接用資料記入
筆記試験後に、20分ほどの小休憩をはさみまして
その間に、面接で呼ばれるまでの間、面接時に面接官に直接わたす
「面接用プロフィール」を記入するように指示されたので、記入をすることにしました。
中身としては、上に氏名や年齢などの基本情報を記入する欄があって
そのあとに「志望動機や職業訓練をどのように活用したいか」といった内容を記述する欄がありました。
記述のボリュームとしてはだいたい5行あって1行40文字まで書ける程度の幅があったので
MAXで200文字程度の記述は可能な感じでした。
これに関しては、ハローワークを通して、職業訓練に応募する際に、志望動機を書いていると思いますので、その内容をあらかじめ控えておいて、同様に書けば問題ないと思いました。
私は見学会にも参加していたので、見学会で、こういった講義があるのが良かった!
など具体的に訓練の内容も記述して、自分のキャリアとかみ合っているかも意識して記述しましたね。
③面接
最後に、面接がありましたね。面接官は2人いました。
だいたいの人が10~20分程度の面接を受けていた印象です。
私は逆質問も含め、自分から能動的に話を持ち掛けたので長引いて20分は面接を受けてましたね笑
実際に受けた質問はスライドの通りで、8項目ほどに分けることができます。
1~8番まで、順番に質問内容を補足していきます!
③面接の質問 1/8
1つめの質問として、筆記試験の感触を聞かれました。
まあこれは緊張を解くためのもので、質問というよりはアイスブレイクな感じですかね。
私の回答はスライドの通りで、
「転職活動中にSPIの本を読んでいたので、
どうにか解ききれた自信があります。
計算問題は、ちょうど2ヵ月後に電験三種を受験予定で
鍛えていたので、すんなり解けました!」
となっております。
今ふりかえると、これが過剰アピールで落ちた原因の1つな気がしてなりません笑
電験三種という電気系最難関と言われる系統の国家試験を既に勉強してる時点で、訓練校に入る意味はないんじゃないかと思われた可能性が高いです。
見学会の解説動画でも、訓練校に入らなくても就職できそうだから落とされたのではないかとコメントで推測して頂いてる方が多数派ですので、それっぽいんですよね笑
③面接の質問 2/8
2つ目の質問が、志望動機についてでした。
簡単な自己紹介と志望動機を教えてくださいと聞かれた感じですね。
これはコース関係なく、必ず聞かれる内容だと思っていいでしょうね。
よって、1分程度で話せるボリュームであらかじめカンペ等を用意して自己紹介と志望動機は言語化してまとめておいた方が良いと思います。
私が回答した内容はスライドの通りで、
「ビル管理業界は需要が安定している事に魅力を感じたので
職業訓練を通して、専門的な知識を学びなおすことで
長期的に安定した仕事に就いてやり直しをしたいです
求職活動も、もちろん継続しつつ訓練校の設備を
活用して実践的な技能を身に着けていきたいです」
となっております。
業界への興味と、就職には訓練校が必要であるという話の紐づけをしてまとめておくのが重要な気がしますね。
③面接の質問 3/8
3つめの質問が、事前に応募したコースの見学会に参加したかでした。
これは見学会の解説動画でも触れてますが、見学会に参加してればやる気があると判断されて加点される可能性がありますね。
私はコレを想定していて、見学会に参加しており、そこで志望動機等も整理してました。
私の回答としてはスライドの通りで、
「もちろん見学会には参加しております。
カリキュラムについての資料も拝見しております。
特に電気設備・熱源設備の実習時間を多く設けていて
実践的な知識の乏しい私にとっては必要不可欠と判断し
見学会を通してますます、入校の意思が高まりました!」
となっております。
「見学会に参加しました」だけではなく、見学会に参加したことで魅力を感じたカリキュラム等を具体的に話せるようにしておくと説得力が増すのかなと思いましたね。
③面接の質問 4/8
4つめの質問が、実際に求人は見ているのかという質問でした。
応募した職業訓練に関連する求人を見ているかのチェックでしたね。
私の回答としてはスライドの通りで、
「もちろん、求人は確認しております。
具体的にはハローワーク求人やリクナビ・マイナビ等の
転職サイトで業界の求人は調べておりました。
しかしながら実力不足を感じ、訓練校で技能を少しでも
高めてから就職活動に取り組みたいと考えております。」
となっております。
この質問も、実際に訓練で就職できるような企業を調べて、就業する意思があるのかを試したいがための質問だったのではないかと推察しております。
③面接の質問 5/8
5つ目の質問は「気になる企業はあったか」で求人は見たか、という質問に更に深堀で聞かれた形でしたね。
私の回答はスライドの通りで
「気になる企業はございました。
具体的には大手系列系のX社やA社などが挙げられます。
職業訓練校指定で大手求人もあると聞いておりますので
そういった制度も活用して就職したいと考えております。」
となっております。
とにかく職業訓練校を通して求人を見ることによるメリットを強調し、活用する意思を強めにアピールしてみた感じですね笑
③面接の質問 6/8
6つめの質問は、待遇は確認したのか、という質問でして
これも求人を見たのかという質問に対する深堀で聞かれた質問ですね。
私の回答はスライドの通りでして
「待遇は確認しました。ビル管理業界は年収が低いようですが
給料よりワークライフバランスと安定性を重視してます。
待遇のミスマッチで就職しない、といったリスクは無いです。」
となっております。
面接官が質問の意図も、これは明かしてくれていて、要は若い年齢なのにこの業界で良いのか危惧していたみたいですね。
余談ですが、ワークライフバランス重視の世代からしたらビルメン業界はアタリな気がします。
私のチャンネルでコメントしてくれる方でも、新卒でビルメン4点セットを揃えようと勉強をしてる優秀な人もいらっしゃいましたね。
③面接の質問 7/8
7つめの質問は、所持している資格でした。
ちょっとこれは苦しかったですね。具体的には電気工事士やボイラーを持っているか聞かれました。
冷凍機械責任者の話も出ましたが、冷凍機の勉強もしたいですと言っておいて、資格は持ってるとは言わないように逃げてました笑
私の回答はスライドの通りで
「電気工事士、ボイラーは持ってます。
しかし職業訓練中も、自習は怠るつもりはなく
現在は電験三種の勉強を開始、受験申込もしてます!」
となっております。
これはたぶん、過剰アピールで不合格フラグに繋がりましたね。。
資格は持っていても極力、隠した方がいいのと、電験三種などの難関資格まで勉強してるとまで行ってしまうと、訓練校に通わなくても勉強をしてると思われるので言わない方がいいです。
③面接の質問 8/8
8つめの質問は、最後にそちらから質問はありますかと聞かれました。
いわゆる就職面接でもある逆質問ですね。
これも通常の就職活動と同じで、あらかじめ逆質問ネタは用意しておくべきです。
ポイントは自分が聞きたいことを素直に聞くのではなく、自己PRをできるように誘導を想定した逆質問ネタを用意しておくことですね。
実際の私の回答はスライドの通りでして2つ逆質問をしております。
1つ目が「電気工事士の実技試験のおさらいをしたいのですが、訓練校の電線や器具等は利用できるのでしょうか?」という質問で
2つ目が「訓練後に自習できるスペースはございますか?」という質問でして
どちらも共通して、自身の勤勉性をアピールするために用意した質問ですね。
多分、これも私の場合は過剰アピールをしてしまい、こいつは訓練校に通わなくても勉強をしてるだろうと思われてしまったのでしょうね。。まことに遺憾です。。
振り返り、感想
最後に、今までの話を踏まえた振り返りと感想です。
こんだけ偉そうに解説してきた私ですが、2024年の6月に職業訓練の選考を受けたものの、見事に撃沈して不合格でした笑
ちなみにその時の、職業訓練の合格率は65%以上でした。
筆記試験は国語と算数で、私はまがりなりにも学生時代は進学校学年首席、漢字検定も準1級まで持っていて、電験三種の勉強までしてたので、満点に近い感触でした。
面接での受け答えも面接官に不審に思われることもなく、そもそも前職ではプロジェクトマネージャーをして業者管理もしてたので押し問答も臆さずできていた自信がありました笑
でも不合格だったんで、いまだに原因が分かりません。いや本当に厳しいって><
今まで、難関資格である電験3種の科目合格や宅建、高度情報、応用情報と1発で勝利できていたにもかかわらず、職業訓練校の面接では落ちました。
人生で最大クラスの敗北を味わったといっても過言ではないでしょう笑
私の中での試験のティアが更新されましたよ。。
職業訓練校が最強最難関で、次に学年首席になるのが難しくて、その次に高度情報や電験三種、宅建が難しいというランキングになっております。
いや、本当に厳しいって><
まあまあ、その後にしぶしぶ就職活動をしたら優良企業さんから複数内定を出してもらえて、待遇の良い社内SEになれたのでヨシとします。
そう終わり良ければ総て良し!!
実際の訓練校内容を入校できたら動画にしようと思ってましたが、私はこれが限界なようです。
実際の職業訓練校の中身は君たちの目で確かめてください!!
以上、職業訓練校入校試験のまとめでした!
以上になります。読了ありがとうございました。
読者の皆様の合格をお祈り申し上げます!!