どうも脱線おじさんです。
年金アドバイザー3級の勉強法について、まとめてみました!
私が実際に合格した後に、「これが最適解だったな」と感じた経験を元にまとめております。
「1発で合格したい、効率よく勉強をしたい」という方は必見です!
それでは本題に触れてまいります。
動画版
動画で流し見したい方はこちらをどうぞ~
目次
本記事の目次です。
自己紹介
私の自己紹介はスライドの通り。
詳細は下記の記事にてまとめてあります。
試験概要
試験概要 1/3
年金アドバイザー3級は、渉外・窓口担当者を対象としていて
公的年金等に関する基本的知識、相談に応じるための実践的応用力を測る資格です。
その性質上、銀行員の方々は昇進昇格の評価基準として使われることが多いと聞きます。
年金アドバイザーは大きな括りでいうと、銀行業務検定試験のうちの1つですからね。
他にも相続アドバイザーとか税務、法務の区分の試験もあるみたいです。
試験内容はFPに似てます。こっちの方が範囲が狭い代わりに深く年金知識を突っ込まれます。
私はFP2級合格後に受験しました。FPで年金制度の基礎知識が土台としてできていたので
スムーズに学習ができました。FPとのシナジーは抜群ですね。
ちょっと紛らわしいのが、この年金アドバイザーは1級がなくて2級が最上級です。
よって一般的な資格試験で言う、2級のポジションが年金アドバイザー3級で
3級のポジションが年金アドバイザー4級と、1つ級がズレてると認識しておくとわかりやすいです。
試験概要 2/3
受験資格は特になくて、誰でも受験可能です。
試験日程は年2回ですが、それは一斉試験という方式でオフラインの試験です。CBTであればいつでもテストセンターの日程が空いてれば受験できます。
この一斉試験とCBT方式の違いは、後半のスライドで補足していきます。
試験時間は120分です。スピードを意識しないと時間切れもあり得ます。
出題形式は選択方式です。
前半が基礎知識問題で計算ではなく年金制度の概要や統計問題が出題されます。
後半が事例問題で、事例を読みながら適切な解答をしていく方式です。
試験概要 3/3
60%以上の正解で合格できます。
合格率は30%前後を推移してます。20-40%前後と結構ブレてます。
試験の難易度は普通~少し難しいといった印象です。
人によりますけど、似たような資格と比較すると
宅建の方が格段に難しく、日商簿記2級やFP2級よりも簡単だと思います。
FP3級とは同等の難易度で、点の取りやすさでいうとFP3級の方が高いですが、こちらは試験範囲が広く勉強時間がかかります。
対して、年金アドバイザー3級はクセが強くて点が取りにくい代わりに、試験範囲が狭く深くなのでFP3級よりは勉強時間はかからないと思います。
注意したいのが、事例問題では計算速度が高くないと見直しもままならず、
計算ミスなどによる事故もありえるので油断はできません。
CBTと一斉試験どっち?
試験概要で触れていた内容で、CBTと一斉試験があると、お話をさせて頂きました。
ずばり「CBTと一斉試験どっちがいいか?」という疑問があると思います。
それぞれのメリット、デメリットを解説していきます。
CBT方式
まずCBT方式について、私は実際CBTで受験しております。
CBT方式のメリットは、やはりいつでも受験できるのと試験終了直後に結果が分かる事ですね。
反対にデメリットも中々致命的なんですが、電卓が使えません。
CBT試験用の電卓がPCウィンドウ上で操作できるだけで、これが中々不便です。
電卓のブラインドタッチもできないし、テストセンターのマウスの感度にもよりますけど、数字を2重に押し間違えたり、何より電卓のボタンが小さくて間違えやすいと散々でした。。
こういったことが原因で、ケアレスミスや時間切れのリスクを助長してます。致命的です。
一斉試験
続いて、一斉試験について
こちらはメリットとして、CBTと違い電卓が使えるので変な事故は少なそうですね。
デメリットはCBTでしかできないことで、一斉試験は年2回だけと日程調整が難しくお手軽感がないのと、試験結果がスグに表示されないモヤモヤですね。
じゃあどっちがいいと思う?
CBT、一斉試験どちらもメリットとデメリットがあるので自身の都合に寄りますね。
私だったら、一斉試験で受験できるよう直近の都合を調整できるなら一斉試験にします。
反対に、すぐに結果が知りたいならCBTでも良いと思います。
まあ1発合格したいという観点からすると、一斉試験かなといったところ。。
勉強法 全体像
勉強法の全体像はスライドの通りです。
あくまで目安ですが
・アウトプットに50時間
・本試験前の総仕上げに10時間
この流れで、だいたい80時間は勉強が必要です。
2ヵ月以上は学習期間が必要だと想定しておくのが無難。
関連資格の勉強経験がある人は50時間以下で合格可能です。
例えばFPの知識があるなら40時間以下でも余裕です。
前提知識の有無で勉強時間は結構変わるかなと思います。
勉強法 Step1
まずは試験内容の全体をイメージできるようにインプット学習に取り組みましょう。
使用するのは公式テキストです。
最初に全部理解しようとすると激ムズです。3級でもマニアックな年金知識を叩きつけられます。
ポイントとなるところや暗記が必要な公式等は問題集で確認していけばいいので
テキストのインプット時点で暗記作業はしなくて大丈夫です。
というのも、計算に使う利率などは出題文に載ってたりするケースも多いので、
問題集でパターンをこなして暗記が必要なところ、不要なところを確認してから暗記はした方がいいです。
せいぜい暗記しようと注意深く読むとしたら、前半の年金制度の概要や統計データの傾向ですね。
この辺は試験でも前半にでてくる知識問題で変化球で出てきます。
サラッと2周ほど読んでいくといいと思います。
勉強法 Step2
インプットが完了したら、問題演習でアウトプットをしていきましょう!
使用するのは公式問題集です。
こちらの公式問題集でパターンを掴んでいきましょう。
特に事例問題に関しては、この問題集をやり込んだかで得点が大きく変わります。
気を付けたいのが、この問題集では計算式が穴埋め式でヒントが与えられてる出題があるのですが
それをアテにしてると、本試験では式もノーヒントで計算を求めてくることも多々あります。
また、事例問題の出題文中では元号で年月日を記載してくるパターンが多くて、
面倒なんですけど私は西暦に変換して計算してました。
やはり昭和、平成、令和と元号が何個もまたがってしまうと計算ズレを起こしてしまいがちです。
事例問題以外の知識問題に関しては、問題を解きつつ周辺知識をテキストと照合して補強していくのが大事です。
実は事例問題の方が難しいように見えて、パターンが決まってるので素直で得点しやすいです。
反対に知識問題に関しては、年金制度の法改正や最新の統計を聞いてくるので問題集だけでは抑えきれない変化球も出題されがちで、難問が多いのは知識問題だったりします。
なお、スライド右上の直前整理問題集も公式で出版されてますが、私は使用しませんでした。
問題集1冊に集中した方が無駄がない感じがしました。
どうしても数をこなしたいというならば購入しても良いかもしれません。
勉強法 Step3
最後に本試験前の総仕上げをしていきましょう!
公式テキスト、問題集のどちらも見直しをしていきましょう。
テキストでやること
苦手分野の読み直しをしましょう。
再三の注意喚起ですが、テキストでは基礎知識の最終チェックをします。
特に最新の統計、年金制度の動向はザっとでも良いから把握しましょう。
覚えてるか覚えてないかで得点が変わってしまうので、抜けがあるのはもったいないですから。。
問題集でやること
過去問4周以降に着手しましょう。
瞬間的に計算式が思い浮かぶレベルならば、その問題は省略してOKです。
反対にいうと、解けるだけではだめです。
即座に計算式、解答の仕方が思い浮かぶくらいパターンを身体で覚えるくらい叩き込まないと本試験では時間に余裕がなくなってしまいます。
事例問題の計算速度は極めるつもりで取り組んだ方が間違いないです。
まとめ
年金アドバイザー3級のまとめです。おさらいとしてご覧ください。
感想
試験の感想です。
教材が公式のみで学習がしにくいです。私の主観ではFP3級より確実に難しいです。
試験範囲が狭く限定的な代わりに細かく年金制度について問われます。
実は前半の知識問題は簡単そうに見えて運ゲーです。
最新の知識や年金制度の傾向を出題してくるので、新論点が出やすく、過去問だけでは対処が難しかったりします。
反対に事例問題はしっかりと数をこなせば努力が報われます。
面倒ですけど、出題パターンが固まってるので素直なので
得点源として安全マージンを稼ぐのは事例問題だったりします。
計算問題は通勤電車などでできなかったので私も大変手間がかかりましたが、ここで手を抜くのは止めた方がいいです。
以上、年金アドバイザー3級の勉強法でした!
また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出もあわせてご検討ください!
以上になります。読了ありがとうございました。
読者の皆様の合格をお祈り申し上げます!!