どうも脱線おじさんです。
Python3エンジニア認定基礎試験の勉強法について、まとめてみました!
私が実際に合格した後に、「これが最適解だったな」と感じた経験を元にまとめております。
「1発で合格したい、効率よく勉強をしたい」という方は必見です!
それでは本題に触れてまいります。
動画版
動画で流し見したい方はこちらをどうぞ~
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目次
本記事の目次です。
自己紹介
私の自己紹介はスライドの通り。
詳細は下記の記事にてまとめてあります。
試験概要
試験概要 1/3
Python認定基礎試験は、プログラミング言語でメジャーなPythonのスキルを証明できる資格です。
ITSSレベルという経済産業省の策定した基準ではITパスポートと同格のLv1となっております。
ただし専門的知識があるのと、教材が乏しい関係でITパスポートよりは難しいと思います。
プログラミング資格ではありますが、戻り値等を筆頭に暗記しないといけない要素もあります。
プログラミングの基本である変数、ループ、IF文、例外処理など、を体系的に学習できるので
Python以外の他のプログラミング言語を勉強する時にも有効な土台が築けると思います。
機械学習向けのプログラミング言語としても注目されていることから、ディープラーニングG検定と同様に最近の流行に乗ってる資格だと思います。
私が受験した時よりもPythonは書籍もだいぶ増えて勉強しやすくなってますね。
正確にコードを読み解くスキルが必要なので、マグレで得点をするといった資格試験アルアルの消去法戦略などは通用しないと考えた方が良いですね。
プログラミングの基本的な構文を学べるのと、この資格の勉強をしていると
自然とコードを読み解くスピードが上がるので、
プログラミングが必須となった基本情報技術者試験とセットで挑戦してみると相乗効果が高いと思います。
このPythonあるいはJavaを勉強すれば基本情報技術者は楽勝合格間違いなしですね。
試験概要 2/3
受験資格は特に無くて、誰でも受験できます。
試験はCBT方式ですので、いつでも受験可能です。
試験時間は60分で、見直しをする時間もありますが、モタモタしてると危ない気がします。
出題形式は選択式40問ですので、原則1問1分程度で解くペースです。
試験概要 3/3
合格基準は70%以上の正解です。高めなハードルに見えますけど、出題は素直なので気にするほどでもないです。
合格率は非公開のため不明です。
私の体感で難易度を図ると、易しい~普通です。
プログラミング自体がそもそも受験者の適正に依存するので、そこそこブレます。
関連資格で比較するなら、Java Bronzeより易しくて、Excel VBA Basicと同じくらいです。
特に注意したいのは、集中力・計算力が問われることから
いくら対策していても本番で緊張してパニックになると危険な点ですね。
Pythonに限らず、プログラミング系の資格はいずれもコードを解読する速度を試したいのか、試験時間がギリギリだったり注意力を問われる事が多いです。
勉強法 全体像
勉強法の全体像はスライドの通りです。
あくまで目安ですが
・アウトプットに30時間
・本試験前の総仕上げに10時間
上記の流れで、だいたい60時間は勉強が必要です。
1ヵ月以上は学習期間が必要だと想定しておくのが無難。
Python基礎試験に留まらず、基本情報技術者の取得等の先を見据えるならば
机上の学習だけでなく実際にコードを動かして丁寧に学習をしていくべきですね。
勉強法 Step1
まずは試験内容の全体をイメージできるようにインプット学習に取り組みましょう。
オススメのテキストは2種類あります。順番に説明します。
①Python入門教室
こちらはプログラミング未経験なら必須です。
そもそも変数やクラス、メソッドやプロパティなどの仕組みが何のためにあるのかを理解していないとプログラミングのイメージがしにくくて実力が付きません。
そこで、Python入門教室を使い、実際に開発をするストーリーを想定して学習をしていくのが有効ということですね。
プログラミングのイロハは分かってるという方は省略しても問題ないです。
②Pythonチュートリアル
試験対策本としてはPythonチュートリアルが公式テキストとしてございます。
言い回しが固くて、取っつきにくいので必須ではないです。
使いにくかったら後述する問題集の黒本の解説をテキスト代わりに使用でも問題ないです。
強いていうなら、この公式テキスト内で例に挙げられてるコードに類似したものが
選択式問題や穴埋め問題として出題されてきたので、読んでおいて損は無いです。
ということで、以上のテキストをザっと2周読んでいけば大丈夫です。
勉強法 Step2
インプットが完了したら、問題演習でアウトプットをしていきましょう!
こちらもオススメは2点あります。順を追って解説します。
①黒本
1点目は「黒本」です。
こちらは絶対に用意してやり込みましょう。
公式問題集と謳ってるだけあって、本試験と出題パターンが最も似ているので、
この黒本をやり込んで出題パターン(特に引っ掛け嫌がらせパターン)を把握しましょう。
②web無料模試
2点目にオススメなのがweb無料模試です。
黒本1冊だけだと出題パターンの把握が心もとないのでサブで、こちらを用意して問題演習をするのもおススメです。
私が利用したのはDProというサイトの無料模試サービスですが、他にも電子書籍等で無料問題集もあるので、使いやすいと思ったものを1つ用意すれば十分だと思います。
サブ問題集として利用するので、黒本と重複してる内容は省略しても大丈夫です。
勉強法 Step3
最後に本試験前の総仕上げをしていきましょう!
テキストでやること
黒本のみでは理解しきれなかった箇所の見直しをします。
そもそも黒本の解説が丁寧なので、特に引っかかる箇所がなければ見直しは不要です。
問題集でやること
問題集の3周目以降に着手しましょう。最優先は黒本のやり込みです。
特に問題を解けるだけでなく、解説まで熟読して応用力を付けるのが大事です。
そこまで黒本をやり込んだ後に、サブで使用するweb問題集の見直しをしていきます。
まとめ
Python3エンジニア認定基礎試験のまとめです。おさらいとしてご覧ください。
感想
思ってたより素直な出題が多いです。試験時間も他のプログラミング資格より余裕があって落ち着いて解答ができました。
広く浅くプログラミング作法を学ぶなら最適な資格ですね。
これと同様にJava BronzeというJavaも入門資格もありますが、こっちはBronze時点でも意地悪な出題が多いのと、例外処理など一部はSilverの範囲となっていて対象外なので
体系的にプログラミングを最初に学ぶならPythonの方がやりやすい気がします。
このPythonあるいはJavaを学習すれば、基本情報技術者は簡単だと思うので、プログラミング学習の足掛かりにオススメですね。
以上、Python3エンジニア認定基礎試験の勉強法でした!
また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出を検討するのも良いでしょう!