【受講&合格体験談】第1種冷凍機械責任者 検定試験に合格してました

設備系資格

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どうも脱線おじさんです。
第1種冷凍機械責任者 検定試験に合格してましたので

パワポで講習と検定試験について、まとめてみました!

私が実際に合格した後に、「これが最適解だったな」と感じた経験を元にまとめております。

「1発で合格したい、効率よく勉強をしたい」という方は必見です!

講習受講をするか迷ってる方はこちらの記事もご覧ください!

それでは本題に触れてまいります。

動画版

動画で流し見したい方はこちらをどうぞ~

目次

本記事の目次です。

自己紹介

私の自己紹介はスライドの通り。

詳細は下記の記事にてまとめてあります。

試験概要

第一種冷凍機械責任者の講習検定試験の合格率は50%以上です。

一見、簡単そうに見えますがそんなことは全くないです。

私は第二種冷凍機械責任者まで、講習は受けずに本試験のみで取得してきましたが

第二種冷凍機械責任者の本試験よりも何段階も難しかったです。

特に学識は計算問題が80%以上を占めており、なおかつ試験は記述式です。

よってマークシート方式のような、計算問題であっても解答に当てがつくようなことは決してなく、素早く細かく正確に計算をして答えを導出していく能力が必須です。

ガチガチの理系試験ですので、文系の方は覚悟しないとまずい。

かくいう私は文系人間なんで地獄をみたんですけどね。。

冷凍機械責任者の勉強をした事がある方はご存知でしょうが、冷凍サイクルを理解してないと試験には合格できません。

資格試験あるあるの過去問暗記でいく戦法はNGです。

この冷凍機械責任者講習を受講後に検定試験に合格すると、法令以外の2科目が永久に免除で本試験に挑戦することができます!

講習および検定試験を経由することで、どういったメリットがあるかというとですね。。

スライドの左に講習経由ではない人の合格率、右に講習経由の人の合格率を掲載しました。

ご覧の通りで、講習を経由してない人の合格率はだいたい30%で難しい年度だと10%

それに対して、講習経由の人の合格率は、なんと90%ほどあるというデータが見て取れます!

講習経由の場合は、法令だけ合格すればいいので簡単なんでしょうね。

実際、冷凍機械責任者は2種と3種を私は受けてきましたが法令が1番簡単です。法令は頭は使わない暗記ゲーなんで。。

講習&検定合格者は永久に科目免除で受験できるので、実質内定みたいなもんですね♪

資格にまつわる講習は「受講したら、ほぼ合格」みたいな風潮がありますが、冷凍機械責任者の講習については、そんな甘い話は一切ありません。

例えば、2種冷凍機の講習検定だと合格率が30%台の時もあったようなので、忖度はないと思った方がいいです。しっかりと勉強した人しか合格させてくれません。

保安管理技術はマークシート方式ですが、スライドの通りで

「適切な選択肢の組み合わせを選べ」というパターンしか存在しないため

選択肢の全てを理解していないと得点できないようになってます。

最も適切なものを1つ選べとか、最も誤ってるものを1つ選べという形式だったらマグレでも得点できるとは思うんですよ。

でも、組み合わせを答えろとしか聞いてこないので、マグレで得点はできないと思った方がいい。。

このように講習検定でも出題の仕方が、本試験なみに意地悪です。

講習の中身

それでは講習の中身からお話をしていきます。

令和5年度から第一種冷凍機械責任者もオンライン講習へ移行されました。

ネットでスキマ時間で受講できる感じですね。

講義の時間は「保安管理技術」「学識」「法令」の各科目7時間ずつで、合計21時間です。

ちょくちょく1-2時間ごとに確認テストが挟まってましたが、

〇×形式で1,2問を解答する程度で、別に正解してようが間違えてようが検定の合否に影響はないです。

よって確認テストについては気にする必要はないかなと思いました。

講義中に出てくるスライドで、たまーに「要チェック」というアイコンが付いてるのがあったので、スライドをスクリーンショットでまとめて整理しました。

とはいえ、「要チェック」となってるところ以外からも、検定試験では平気でいろいろと出題されてきたので参考程度にするだけでいいと思います。

スライドは信用しないで市販テキストで勉強した方がいい。(何のための講習??)

第一種冷凍機械責任者の講習がオンラインに移行したことによる影響について、私の意見を述べさせていただきます。

まずメリットとして、従来は3日間も有給休暇等で都合をつけないと受講できないオフライン講習でしたが、自分の都合でスキマ時間で受講できるようになった点はデカいと思いました。

デメリットとしては、講義中に「要チェック」としているスライドや強調してる箇所以外からも平気で検定問題が出てきたので、どこが出題されるのか予測が困難となったことです。

オンライン化の前は、講師の方が結構ヒントをくれていて、それで出題パターンを絞って勉強できたみたいなんで、オンライン化してからコスパは悪くなったのは間違いないでしょう。

あとは困ったのが、基本的にスライドを読み上げてるだけとなっている箇所が見受けられたところです。これだと最初から自分で独学した方が早いじゃんと思いました。ぶっちゃけ。

なんか本末転倒な気がしますが、講習で教えてもらうという受動的な学習スタイルはNG

最初から独学できる自信がないと今後は厳しいかもしれないですね。。

検定試験対策

ここからは私が実際に取り組んだ検定試験対策について、お話していきます。

ざっと取り組んだ内容はスライドの通りで

・インプットに50時間
・アウトプットに80時間
・本試験前の総仕上げに20時間

上記の流れで、だいたい150時間は勉強が必要しました。

だいたい2ヵ月くらい前から勉強は始めてました。講習が始まる前からやってましたね。

まあ、ここまでガチガチにやれば合格できるかなと笑

そんなにやるなら講習じゃなくて本試験と変わらないじゃないかと突っ込まれそうですが。。

でも検定も本試験も年に1回しかできないので、命懸けで挑もうと考えた次第です。

毎月受験できる系の資格だと私はいい加減なんですけどね笑

勉強法 Step1

まずは冷凍機械責任者2種レベルまで、復習をしていくことに取り掛かりました。

オススメの書籍はスライドの通りです。こちらは第二種冷凍機械責任者の解説記事や動画でも紹介させていただいております。

このユーキャンのテキストは最強ですね。私は冷凍3種の受験時から使用してました。

「1種の試験に3種のテキストを使うのか?」という疑問の声があがりそうですが、学識以外はこのテキストで充分やってけます。

冷凍機の原理を初学者でも理解できるように、かなり嚙み砕いて解説してくれてます。

ド文系の私でも冷凍サイクルは、これで理解できるようになったので感謝してます!

太字や赤字で書いてあるところは「この辺を暗記する必要があるんだな~」と軽く注意する程度で読み進めましょう。

学識はユーキャンの本には載ってないので、「ゼロから始める2種冷凍試験」がオススメです!

ゼロからというタイトル通りで、学識分野を易しく解説してくれてます。導入本として最適!

適度な間隔で確認問題もはさんであるので、何がポイントかイメージしやすいです。

勉強法 Step2

2種レベルまでの復習が終わった後に、問題演習でアウトプットをしていきました。

こちらもオススメは第二種冷凍機械責任者でも紹介させて頂いた書籍です。

 

保安管理技術の対策については、こちらをメインで使用しました。

選択肢すべての解説を詳細にしてくれてるのが利点。この試験は前述したように選択肢すべてを解けるレベルじゃないと得点できないので、この徹底解説は貴重。

過去問は2周以上やり込みましょう。

学識の問題は後述するエコランドさんという無料学習サイトがあるので、そっちを利用しましょう。よって、この問題集では学識は省略してOK!

学識はエコランドさんで過去問20年分をやり込みましょう。

本試験の過去問と、講習検定試験の過去問どちらも載ってます。

「20年分もやるの?」って話ですが、急がば回れです。

確実に合格したいならば20年分、全部やり込みましょう。

講習検定試験の方だけでいいので20年分です。本試験の方まではやらなくて大丈夫です。

不安なので、しっかりとp-h線図を描くところからマスターしたいというならば

「図をかいてサクサク解けるシリーズ学識の計算問題」をオススメします!

こんだけ偉そうに言ってる私もですね。さすがに20年分やるのはメンタルにきましたよ。。

でもモチベーション継続できるようにエクセルで過去問リストを作りました。

どれだけ過去問をやりこんだか進捗が見えるように工夫をして徹底抗戦をしました!

また、学識についてはエコランドさんのサイト以外にも、公式の過去問を購入してやり込みました。

理由はですね。エコランドさんの方では学識の問4(計算問題ではなく選択式の語句穴埋め問題」と保安管理技術(検定)の過去問が載ってなかったので用意した感じです。

特に学識問4は唯一、計算問題がなくサービス問題が多いのでキッチリやり込んで正解でした!

というわけで、長々と話していた問題集やエコランドさんで過去問20年分以上をやり込んでいく地獄の日々が始まるのであった。。

ちょくちょく、同時並行で学習していた応用情報技術者や電気通信工事担任者(総合通信)の計算問題をがりがりやってるところが混じってます笑

勉強法 Step3

最後に本試験前の総仕上げをしていきました。!

全体を通して言えるのは冷凍サイクルの理解に徹底することです。

テキストでやること

苦手箇所を補完しました。

特に冷凍サイクルと結び付けて学習ができているかは最終チェックをするべきです。

問題集でやること

過去問の3周目以降に着手しましょう。

「この分野は解ける、間違えることはないだろう」と確信したところは省略しました。

特に学識の計算問題に関しては解けるだけでなく、計算と図の作成スピードが上がるように数をこなして体当たりしてました笑

試験当日の注意点

検定試験での保安管理技術および学識について、それぞれの注意点を抜粋しました。

保安管理技術

マークシート方式なので2冷の本試験よりも少し難しい程度って体感でした。

時間が余るんで、引っ掛け問題にやられてないか入念にチェックしました。

学識

計算速度を上げるように本当に意識してやり込みました。

実際、小数点の細かな計算が多いので、電卓のタイプミスが怖いので精度も重要です。

本試験では途中式をきれいに書くことを意識しました。

ある程度、過去問をやってると綺麗に式を導出しなくても解答ってできるようになるので雑になってしまいがちですが

綺麗に途中式を描くことで、もし計算ミスがあっても部分点が貰えるはずです。

これでもかというくらいに、冷凍サイクルを念頭に置いた式の導出をしていたら、計算ミスをしていても許してくれるはずです笑

問題用紙にも「途中式を明記したうえで答えよ」と書いてあるので、暗に部分点をくれるということを出題者が伝えてくれてますので、丁寧に解答する意識が大事です!

まとめ

第一種冷凍機械責任者の講習&検定試験のまとめです。おさらいとしてご覧ください。

 

〇所感

第一種冷凍機械責任者の講習検定試験は、講習検定ではなく国家試験だという意識で臨むべきと考えました。やはり1種と付く最上位国家資格なだけあって講習経由でも結構難しかったです。

オンライン化に移行して、更に対策が難しくなったと思いますので、第二種冷凍機械責任者までストレートに取得できてから第一種は検討した方がいいのではと思いました。

検定合格後は…

修了証が郵送されます。合格発表まで2ヵ月以上待たされるからメンタル壊れました><

上記のような素晴らしい向上意識をお持ちの方もいらっしゃると思います。
そういった方々には以下の関連資格への挑戦をおススメ致します。(上から順におススメ)

資格名 特徴
第2種電気工事士 コスパ最高の電気系国家資格!
危険物取扱者乙種4類 学習した知識を足掛かりに勉強がしやすい
2級ボイラー技士 冷凍機械責任者よりも簡単!
ビル管理士 ビルメン神器資格!

 

脱線おじさん

 

また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出を検討するのも良いでしょう!

 

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以上になります。読了ありがとうございました。
読者の皆様の合格をお祈り申し上げます!! 

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