どうも脱線おじさんです。
この記事では宅建と管業はセットで取得すべき点をまとめてみました!
私が実際に合格した後に、「これが最適解だったな」と感じた経験を元にまとめております。
それでは本題に触れてまいります。
動画版
動画で流し見したい方はこちらをどうぞ~
目次
本記事の目次です。
自己紹介
私の自己紹介はスライドの通り。
詳細は下記の記事にてまとめてあります。
片方取れば楽に合格
ダブル受験を勧める理由その①が、片方取れば楽に合格という話です。
論より証拠ということで、実際に私は管業合格後の翌年に宅建を取得してます。
また、私は管理業務主任者は37/50点と、少しギリギリのラインでした。当時の合格点は確か33点だった気がします。
結構なトラウマを与えてくれたので、そこで改善点を検討したのもありますが
その後の宅建試験では48/50問と、我ながら高得点で1発合格してます!
やはりメインで問われる民法や借地借家法を、
宅建あるいは管理業務主任者を合格できるラインまで鍛えると応用力が身に付くので、
後から受ける資格は楽に合格できるということが分かりました。
ここで補足です。一般的には宅建から入って、管理業務主任者に挑戦されると思いますが
私は反対で管理業務主任者から宅建に入ってます。この経緯ですが
まず管理業務主任者の勉強の前に、ビジ法・簿記・あとはビルメン4点セットと言われる設備系の資格を取得していってました。
その後、これらで学んだ「法律・会計・設備」の知識を全て合成すれば
効率よく管理業務主任者に合格できるのではないかと
書店で参考書をあさってた時に閃いたのがキッカケで管理業務主任者に挑戦しました。
割とレアケースかなと思います。似たような建築や設備の素養がある方はこのルートでも良いかと思います。
試験範囲の重複
試験範囲の重複 1/2
ダブル受験を勧める理由その②が、試験範囲が重複してるという話です。
私の主観となってしまいますが、
宅建と管理業務主任者の試験範囲重複度はスライドのベン図がイメージとなります。
だいたい30%くらいが宅建と管理業務主任者は試験範囲がほぼそのまま重複してます。
論点の重複度という観点でいうと40%以上被ってると思います。
後述しますが、勉強の仕方や要領も宅建と似てるので、実際には最初から40%くらいは躓くことなく進められる内容かなという意味です。
重複してるのが民法、借地借家法、税、建築基準法の知識ですね。
宅建クラスの勉強をしてたら出題パターンに慣れてしまえば難なく過去問も解けます。
新規に学習することになりそうなのが、区分所有法、マンション標準管理規約、マンション適正化法、設備、会計の知識ですね。
覚えることが多くて面倒なのは設備の分野です。
宅建でも区分所有法等は学びますが、あれは触りしか学んでないので、ほぼゼロから学ぶのと同じくらい手間がかかると思った方がいいです。
試験範囲の重複 2/2
試験範囲の重複もありますが、スライドの通りで
宅建と管理業務主任者、両者の資格を管轄している資格である
宅建業法とマンション管理適正化法は構造がソックリです。
頻出事項である重要事項の説明や書面交付に関する、国家資格の役割が似ているのが良い例ですね。
宅建でも、マンション管理適正化法や区分所有法や触りで学び1-2問ほど出題されるかと思いますが
管理業務主任者では反対に、マンション管理適正化法や区分所有法がメインの論点となり
宅建業法が1-2問ほど出題されることになるサブの論点となるという認識で良いと思います。
結論、宅建あるいは管理業務主任者どちらかを合格すれば、もう片方は勉強慣れしている関係上、簡単になっているということが言えますね。
セットで箔が付く
ダブル受験を勧める理由その③が、セットで箔が付くという話です。
これは不動産業界の方から聞きかじった話なんですが、不動産業界において不動産管理、
ひいてはマンション管理は安全マージンという認識があるみたいで
やはり売買とは異なって長期継続的に利益を上げられるという性質があるようですね。
一昔前の不動産バブルでもあるまいし、まあ管理や賃貸が手堅いのは現実的な話ですね。
ということで不動産業界では宅建とセットで需要が高く、歓迎資格として載ってることが多いです。
私が宅建登録実務講習で、グループワークで同じだったメンバーの不動産業者の方も管理業務主任者を取得している、あるいは勉強中ということも多く
宅建からのキャリアアップ、+αで管理業務主任者とFPは取得を、登録実務講習の講習の講師もおっしゃってましたね。
また売買ノルマに追われることに疲れて、不動産管理に異動するために管理業務主任者を取得したという方もいらっしゃいました。
不動産管理ならばノルマに追われる要素は確かに売買よりも少なそうですね。
まあ都合の良いことばかり言うのは好きではないので、補足しますが不動産管理は不動産管理で大変なこともあるかなとは思います。
私も管理業務主任者の登録実務講習で、講師の方から聞いた実体験から住民同士のトラブル対応の仲裁、特に騒音問題の対応などは神経を結構使うとは聞いております。。
ということで、管理業務主任者はセットで取得するのが有効であることが分かります。
管業の難しい要素
管理業務主任者の難しい要素について触れていきます。
やはり宅建合格をしてるからといって、簡単に合格できるような生易しい資格ではないです。
まず言えるのは「区分所有法」「マンション標準管理規約」のどちらも膨大に暗記する内容があり
なおかつ、これらを混ぜ合わせて引っ掛けようとしてくる出題が頻出です。
区分所有法などは株主総会に例えると分かりやすいのですが、
「議決権の何割以上」「議決権者の何割以上」といったフレーズで規定を覚えないといけないことが多くて非常に退屈で疲れるんですよね。滅茶苦茶ややこしいです。
権利の割合なのか、権利を持ってる人の割合なのかをひっくり返して混乱させたりとかは常套手段。
設備の分野も覚えることが多く、そのクセにマニアックな難問も平気で出てきます。
私も実際、選択肢を2択に絞ることすらも全くできない変な問題に試験でやられた経験があります。
具体的には給排水、空調、コンクリートの問題が多いですね。建築業界の人じゃないと分からないだろってレベルの事もちょくちょくあります。。
これはマジで運ゲーです。そういうのが本試験で出ても仕方ないので捨てましょう。。
更に会計の分野もあるのが鬼畜で、これはマンションの修繕などで必要な会計処理と仕訳の仕方についての出題があります。
日商簿記3級以上の会計スキルがないと結構キツイと思います。
反対にいうと、こちらは日商簿記の学習経験があると有利なので、設備よりは運ゲー要素がないので理不尽度は低いかなとは思います。
宅建後の管業攻略概要
宅建後の管業攻略概要 1/3
ここからは宅建後の管理業務主任者攻略概要ということで、
簡単に管理業務主任者の概要に触れていきます。
個別に動画・記事も挙げてますので、こちらも是非ご覧ください!
以降は上記の動画・記事にて解説してる手法を元に、
宅建合格者だったら全体的にどういった流れで合格できるか
私の主観でまとめたスライドにてザっと見ていきます。
宅建後の管業攻略概要 2/3
管理業務主任者は合格率が20%前後です。ちなみに宅建は15%です。
ただし私の主観では、管理業務主任者の方が宅建よりも難しかったです。
まあ、これに関しては賛否両論あると思います。
単純に設備や会計の知識が強い人は宅建より簡単と感じる可能性もありますからね。。
ただ確実に言えるのは、合格率をみて安直に宅建よりも簡単じゃん!と考えるのは間違いです!
これは私の推論ですが、受験者層は宅建よりもレベルが高いと思っていて
理由としては、やはり宅建から受験する人が大半です。
それで、宅建合格後に管理業務主任者も受験を検討するというパターンが一般的と思われます。
つまり、受験者は宅建を合格してる、あるいは一定レベルまで勉強したことがある人が多いです。
そこから相対評価の成績上位20%だけ合格、
という意味を考えると茨の道といっても過言ではないでしょう。
宅建後の管業攻略概要 3/3
宅建合格後に管理業務主任者を受験する場合の
勉強法の全体像はスライドの通りです。
あくまで目安ですが
・アウトプットに150時間
・本試験前の総仕上げに20時間
上記の流れで、だいたい200時間は勉強が必要です。
3ヵ以上は学習期間が必要だと想定しておくのが無難。
新規に学習する内容が多く、引っ掛けのオンパレードの区分所有法とマンション標準管理規約はテキストで丁寧に学習します。
宅建で見たことのあるような内容はテキストではサラッと流し見で良いと思います。
それ以外の法令は最初から半分くらいは解けるんじゃないかなと思います。
あとは設備と会計についても徹底対策をしていきます。
とはいえ設備は、どこまで対策しても運ゲーは避けられないしキリがないので
過去問ベースで、解説でも載ってる内容を片っ端から暗記していくというやり方で良いと思います。
そこまでやっても解けない問題が試験で出題されても、それは周りの受験生も解けないので合否に左右される要素ではないので割り切った方がコスパがいいです。
まとめ
宅建と管理業務主任者ダブル合格戦略のまとめです。おさらいとしてご覧ください。
また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出もあわせてご検討ください!
以上になります。読了ありがとうございました。
読者の皆様の合格をお祈り申し上げます!!