【合格体験記】公害防止管理者(水質3種)の勉強法 要点抜粋パワポ&動画

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どうも脱線おじさんです。
公害防止管理者(水質3種)の勉強法について、まとめてみました!

私が実際に合格した後に、「これが最適解だったな」と感じた経験を元にまとめております。

「1発で合格したい、効率よく勉強をしたい」という方は必見です!

それでは本題に触れてまいります。

動画版

動画で流し見したい方はこちらをどうぞ~

目次

本記事の目次です。

自己紹介

私の自己紹介はスライドの通り。

詳細は下記の記事にてまとめてあります。

試験概要

試験概要 1/3

公害防止管理者は特定工場における公害防止組織整備に関する法律に基づく国家資格です。

公害と言えば、水質汚濁や大気汚染などといったワードを環境問題として耳にしたことがあると思います。

そういった公害ごとに、公害防止管理者も区分けして国家資格化されております。

具体的には、私が今回受けた水質の他にも、大気やダイオキシン等の公害防止管理者資格もあります。

こういった公害に対して著しく影響を与える、製造業や電気・ガス・熱などのインフラが「特定工場」という定義に入り、この公害防止管理者の選任が法律上義務化されてます。

このように工場やプラントといったインフラでは長期的に安定した需要があるため

持っておいて損はない国家資格かなと思ってます!

試験概要 2/3

受験資格は特に無くて、誰でも受験できます。

試験は年1回、10月実施されます。

試験時間は区分によって違いますが、だいたい午前午後どちらも縛られる長丁場です。

出題形式はマークシート方式です。

試験概要 3/3

全ての科目で60%以上正解すると合格となります。

合格率は区分によってバラバラですが、全体的に見て

科目免除者は30%前後で、1発合格者は10%以下です。

今回、私が受験した水質3種も1発合格率は4.8%でした。点数もギリギリ合格でした。。

1発合格しようとすると、間違いなく難関です。

難しいというよりは理不尽度が高いです。しっかり勉強したら合格できるかというと違う気がする。

年1回しか試験が無いのと、参考書が乏しい点、また10問以下の科目でも変な問題が出る運要素

こういった要因が重なり合った結果、1発で合格が困難となってます。

1発合格できなくても、それはやむを得ないと思ってて

基本的に数年スパンで気長に手堅く勝負していく試験かなと思ってます。

科目免除を狙え

科目免除を狙え 1/2

ここで科目免除について補足していきます。

公式受験案内から引用した内容で、ご覧の通り

科目免除には2通りのパターンがあって

通常の科目免除は3年以内の期限付きです。これは電験等ほかの資格でもよくありますね。

特徴的なのは「区分合格」による科目免除は永久であるという点です。

永久免除はデカいですよね。

つまり最初は下位資格等を狙って区分合格からの永久免除で起点を作ってから、満を持して本命の上位資格を狙うといった戦略を立てることができます。

1発合格者は10%以下であることから、こういった科目免除を想定した戦略は大事です。

科目免除を狙え 2/2

私の実体験で説明します。

今回、私は水質3種を受験して運よく1発合格できました。

すると、表のような状態で科目免除も利用できるようになるということですね。

同じ水質区分でいうと、「公害総論」「水質概論」「汚水処理特論」「大規模水質特論」は永久免除となります。

「公害総論」は大気やダイオキシンでも共通科目なので、水質以外でも免除できますね。

水質1種も「水質有害物質特論」だけ合格できれば、取得できるということにもなります。

もともと水質1種を狙ってたのですが、安全に区分合格をして永久免除という土台を確保してから着手した方が戦略的と考えた結果、水質3種から受験したという感じですね。

勉強法 全体像

勉強法の全体像はスライドの通りです。

あくまで目安ですが

・インプットに20時間
・アウトプットに100時間
・本試験前の総仕上げに30時間

上記の流れで、だいたい150時間は勉強が必要です。

3ヵ月以上は学習期間が必要だと想定しておくのが無難。

アウトプット100時間とドエライことになってますが、それくらいやり込まないと無理です。

細かいことは後述しますが、過去問10年分以上を徹底的にやり込むのが肝です。

勉強法 Step1

まずは試験内容の全体をイメージできるようにインプット学習に取り組みましょう。

オススメは超速マスターです。

大手予備校TAC出版のため安心の品質ですね。

要点をコンパクトに広く浅くまとめてるので導入本として最適です。

いかんせん、試験範囲が信じられないくらい広いので全体像を見るために使いました。

ザっと読んでみて、どの科目でどれくらい時間がかかりそうか、

どの科目が取っつきやすいかを判断して、試験までの学習計画を立てると良いです。

実際、私は受験申込をする前にザっと2周読んでいって

今年はどこまで攻めるかを考えてから水質3種受験に踏み切りました。

このように1~4種どれを受けるか迷ったら、先に中身を見てから判断するのも良いと思います。

勉強法 Step2

インプットが完了したら、問題演習でアウトプットをしていきましょう!

オススメはヤクチクです。

過去問10年分以上が載ってますので、書籍よりもボリュームが優れてます。

公害防止管理者は変化球も多いのですが、結局は過去問ベースで対策していくのがコスパ良いです。

+αで過去問の解説を熟読して、拾える変化球は拾うってスタンスで良いと思います。

電話帳という後述する公式テキストがあるのですが、

要点が分かりにくく最初に読むと挫折する可能性が高いので後回しで良いです。

ということでヤクチクで私は過去問を13年分、3周以上やり込みました。

勉強法 Step3

最後に本試験前の総仕上げをしていきましょう!

大前提として、ヤクチクで過去問10年分以上を極めます。

具体的には正解の選択肢以外も全部理解するために解説の完全理解

計算問題の公式暗記とパターンも完全に把握していきます。

最終的に電話帳という公式テキストを熟読していきます。

この電話帳から試験は出題されるので、理論上はこれをマスターすれば99%合格できます。

しかしお堅い公式本のため、何が重要で頻出なのかは全く書いてないので自分で使いやすく改造する必要があったりします。

具体的には過去問で問われた論点を、電話帳で洗い出していって、周辺知識を補う感じです。

マークをするなり付箋を貼るなりして一工夫していく必要がありますね。

ただ全部完全理解しようとするのは無茶なので、ある程度割り切った方が良いです。

科目免除前提で受験した方が良いので、過去問ベースで数うちゃ当たるの精神で仕上げた方が良いです。

まとめ

公害防止管理者水質3種のまとめです。おさらいとしてご覧ください。

感想

試験の感想ということで、私が受験した回の合格率はスライドの通りでした。

水質3種でさえ1発合格は4%程度なのに、大気なんかは1%切ってるのヤバくないすかね。。

私の受験した時の成績はご覧の通りで、「水質概論」が60点と合格点ジャストでした。。

ちなみに水質概論は出題が10問だけです。1問あたり10点です。

そのくせ平気で難問奇問が出題されます。運要素が高すぎるのがよくわかると思います。

ちなみに最も点が高い「汚水処理特論」は計算問題もあり対策に時間がかかりますが

出題数は25問もあるので、しっかり拾える所を拾えば合格できます。

大事なことなので2度言います。出題が10問だけの科目は運ゲーです。

ということで、やはり教材が少なく対策が困難でした。

大事なことなんで何回も言いますけど、運要素が高すぎます。

やはり科目合格狙いの戦略が現実的だと思います。

1年ではなく数年計画で気長に挑んだ方が良いかなと思いました。

逆に何としても1発合格してみせるという気合で受けて、不運で落ちたら最悪ですね。

この試験に関しては1発合格できなくても、悪いことではないと思います。理不尽すぎます。

ただ異常なくらいに簡単な回も科目ごとにあるのと、年1回しかチャンスがないので

受験する機会があれば、1科目でも良いから道連れにするスタンスで挑戦してみてください!

以上、公害防止管理者水質3種の勉強法でした!

 

また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出を検討するのも良いでしょう!

 

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