宅建試験は難しい、油断したら落ちます!

宅地建物取引士 不動産系資格

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どうも脱線おじさんです。

「宅建試験は油断したら落ちる!」理由を考えてみました。

私は独学2ヶ月で宅建に合格しました。

その経験を元に、少しでも皆様の合格への手助けができればと考えた次第でございます。

それでは詳細に触れて参りましょう。

油断したら落ちる理由

・合格率が低い
・難易度が高い
・相対評価の合格基準
・受験者レベルの上昇
・業界人でも落ちる

油断したら落ちる理由を箇条書きにしてみました!

まず、合格率や難易度といった単純な理由がありますね。

その他にも私が合格までに味わった経験や、実際に業界人と会話した事を踏まえた理由も取り挙げていきたいと思います。

それでは順を追ってご説明致します。

合格率が低い

宅地建物取引士

グラフの通り、合格率は約15%です。この数字は一般的に低い数値だと思います。

この合格率が何を意味するか、私の実体験で以下に示します。

私は宅建試験を某大学の教室で受験しました。教室には約40人の受験者が入室しました。
私の受験会場の例で言うなら、「40人 × 15% = 6人の合格者となります。

こう考えるとゾッとしませんか?私は凡人なので受験会場でビクビクしましたよ…

下手をすれば教室の1列まるごと全員不合格でもおかしくない確率です。

難易度が高い

・試験範囲が広い、特に「民法」
・初学者なら最低300時間は勉強が必要
・簡単な資格という意見はアテにならない

上記のような要因があるので、難易度が高いと思います。

試験範囲が広く、「暗記」と「理解」どちらもできないと本試験では得点できません。

「暗記」は大前提です。そこから更に「理解」をしないと事例問題が解けないです。

特に「民法」は最も範囲が広く、応用力が試されやすいので難しいと思います。

そういった理由から、私は友人やネット上で「何時間勉強すればいい?」と聞かれたら「最低300時間は必要」と回答しております。

「宅建は過去問やれば誰でも受かる」「法律の入門資格だから簡単」という意見を頻繁に耳にします。

しかし、初学者視点で考えたら難関資格であり、大きな間違いだと私は思います。

「宅建試験は簡単」という意見を持てる方は以下の属性の方々だけだと思います。

属性 簡単と感じる理由
法学部出身 宅建試験最大の難所である「民法」が大学で必修単位のため。
昔の受験者 「宅地建物取引士」という士業化前である、「宅地建物取引主任者」や「宅地建物取引員」時代の取得難易度で簡単と言ってるだけ。現在の難化の事情を知らない。
司法試験等の法律資格受験生 司法試験や司法書士・行政書士試験等に比べたら、「試験形式が優しい」「勉強時間も少ない」と感じるため。
その他 「楽勝だった」とカッコつけたいから言ってるだけ。

私は「法学部出身」なので上記の属性に当てはまります。

実際、法学部出身の私からしたら「日商簿記や電気工事士より簡単」と思いましたよ?

しかしそれは「初学者視点」で考えたらアテになる意見ではないでしょう。

相対評価の合格基準

宅地建物取引士

表のように合格点を調整して約15%だけ合格に調整してくる試験です。

言い換えると「成績上位15%から外れたら不合格」の「相対評価試験」ということです。

「相対評価試験」とは「他の受験者と比較され、競争させられる試験」であることを意味します。

日商簿記2-3級のような「誰でも70%正答したら合格」の「絶対評価試験」とは違います。

それゆえに以下のことに注意し、油断してはならないことが分かります。

・他の受験者が正答できる問題は正答できて当たり前
・自分ができても、他の受験者がそれ以上できていたら不合格
・他の受験者との差をつけ、成績上位者にならなければならない

受験者レベルの上昇

これは私の独断と偏見ですが、受験者レベルが上昇していると思います。

それと前述した相対評価試験であることが組み合わさって難易度が跳ね上がってると思います。

受験者レベルが上昇していると思われる理由は以下になります。

・受験者の増加により、質の高い教材を予備校等が出しまくってる
・Youtube等で予備校講師などが質の高い無料講座を載せている

私も実際に、統計問題はYoutubeで日建学院の宮崎先生の無料解説動画で勉強しました。

それで本試験でも簡単に統計問題は解けましたからね。

このように教材・学習環境が良すぎて得点できる人が溢れかえってしまってると考えられます。

業界人でも落ちる

宅地建物取引士

私は宅建試験合格後に登録実務講習(宅建合格者が受ける研修みたいなもの)を受講しました。

講習でグループワークがあり、他の受講生との交流で実際に不動産業界の方々とも会話をさせて頂きました。

講習中の雑談で、「実務をやっていても試験内容が難しすぎ」「1発合格ではなく2、3回目でようやく合格した」といったお話をお聞きしました。

実際に不動産業界人への救済措置として科目免除制度(実務経験者のみ受けられる)があるくらいです。それだけ難しい国家資格であることが公然たる事実でしょう。

見方を変えれば「科目免除制度を適用した業界人を含めて合格率15%」という怖い事実がチラッと見えてしまいますね…余計なことを言うな

終わりに

宅建は油断したら落ちます。いや本当に。

くれぐれも「宅建なんて簡単」「馬鹿でも受かる」といった声に惑わされないように…

少しでも当記事によって、皆様の宅建合格に貢献できているようでしたら幸いでございます。

脱線おじさん

 

また、上図を目安に宅建以外にも他カテゴリの資格へと進出を検討するのも良いでしょう!

 

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以上になります。読了ありがとうございました。
読者の皆様の合格をお祈り申し上げます!!

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