どうも脱線おじさんです。
酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者について、まとめてみました!

私が実際に受講した後に、講習内容や感想などをまとめました。
こちらをご覧になることで、受講前の不安が解消できると思います!
それでは本題に触れてまいります。
動画版
動画で流し見したい方はこちらをどうぞ~
目次

本記事の目次です。
自己紹介

私の自己紹介はスライドの通り。
詳細は下記の記事にてまとめてあります。
講習概要
講習概要 1/3

酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者は労働安全衛生法に基づく、技能講習資格となっていて
「トンネルや下水道などの酸素欠乏・硫化水素中毒危険作業場所に係る作業の安全器具点検、濃度測定などの監督等」
こちらに該当する業務の責任者が取得し、選任を受けなければならない資格となっております。
だいたい会社の業務命令で、この技能講習を受講する人が大半かと思われます。
トンネルや下水道等の空気環境が悪い箇所での作業時には必須となる性質上、工場や設備系の業種では業務命令で取得をすることになるくらい、必須に近いと言っていいですね。
私はただの興味本位で自腹受講となりましたが、
この酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者で学んだ知識は非常に汎用性が高くて、
ビル管理士や衛生管理者、下水道技術検定3種を受験する際にも相乗効果が高く、すんなりと合格に繋がった記憶がございます。
講習概要 2/3

受講資格は特になくて誰でも受験できます。
講習費用は20000円以上と高く、それとテキスト代がかかります。
修了試験は学科、実技どちらもありました。
独学未経験だと、実技の修了試験は苦しかったのが正直な感想です。
講習概要 3/3

受講日程は学科が2日、実技は1日となります。朝から夕方までありますね。
参考程度に私の受講票をスライドに載せております。
ご覧のように、受講票で出欠確認も取るようになってます。
この講習は所定の時間講習を受けていないと修了が認められないので
少しでも遅刻をすると非常にマズイです。
最悪の場合、修了不可で再受講となる可能性もあるので時間には余裕を持って講習会場には到着した方がいいですね。
受講内容
受講内容 1/3

実際の講習の中身について触れていきます。
前述したように学科は2日、実技は1日で朝から夕方までのスケジュールとなっており
詳細のカリキュラム、時間配分はこちらの表の通りとなっております。
学科、実技どちらも一通り講義が終わったら最後に修了試験がある形でしたね。
特に実技は受講日の最後にそのまま即試験があるので集中力がいる気がします。
家でゆっくり復習する暇もないので、ちょっとでも体調不良で集中力が欠けるとキツイです笑
実技の前日は、しっかり睡眠をとった方が良いです。当たり前に見えて、結構大事な話ですね。。
それでは学科と実技の中身について、順を追って解説していきます。
受講内容 2/3

受講内容に触れていきます。まず1日目および2日目の学科についてです。
学科の内容はスライドの表の通りです。2日かけて、合計12時間ほどありますね。
こちらは講習用のテキストを題材にした座学となっております。
だいたい1時間ごとに10分間の休憩がありました。
講師がテキストでチェックをするよう強調された箇所は「蛍光ペン」あるいは「付箋」でマークをしていった方がいいです。
私がこの手の講習を受けるときは強調箇所は「下線を引いてください」と指定される事が多いですね。
この強調された箇所を、講習内容の区切りがついたら締めくくりに、受講者を順番に指していって質疑応答をしていくということもありました。
また、後述する修了試験でも強調された箇所を中心とした出題がございました。
技能講習資格とはいえ、試験はしっかりと存在するので、油断せずに休憩時間や1日目の帰宅後には講師が強調した箇所は復習しておくと間違いないです。
受講内容 3/3

続いて、3日目の実技について触れていきます。
内容はスライドの通りで、丸1日、実技をやっていくことになりますね。
心肺蘇生やAED操作、測定作業等をするので、動きやすいカジュアルな服装で参加した方が良いです。
こちらも学科と同様に1時間ごとに10分間休憩をはさんでいくような形でした。
特徴的だったのは4-5人ごとに班を作っていて、作業をしていく形だったことですね。
「救急蘇生」については、AEDや人工呼吸等の実習なのでイメージがつきやすくて、躓くような要素は少なかったのですが
「酸素・硫化水素の濃度測定」は測定器を全く使ったことがない人だと戸惑う気がします。
案の定、私はだいぶ戸惑いましたからね。。
測定機器使用の練習で順番待ちだった時は必死に、先に練習してる人の動きを見て覚えようとしてました笑
修了試験
修了試験 1/2

学科の最後にあった修了試験について触れていきます。
これは講習実施期間によって形式はマチマチな気がしますが
私が受けた時は、全部で20問ほどで3択問題のマークシート方式試験でした。
主に講習中にチェックするよう言われていた箇所を中心とした出題でしたね。
解き終わったら途中退出も可能です。だいたい9割以上の人が途中退出をしてたので、試験時間はあまります。
私も30分ほど時間が余った状態で途中退出したので焦る必要はないです。
皆様が気になってるであろう、どういった問題が出たかについてですが、
講習テキストから抜粋して例を挙げると、スライドに載せている論点を中心にした出題でした。
こちらに載っている数字や器具の種類などをワザと違う数字に変えたり器具名称をすり替えたりして、引っ掛けてくる程度の素直な出題しかなかったです。
これらも講師が講義中に強調してた箇所なので、そこだけ見直しをしてれば間違えることはないです。
修了試験 2/2

続いて、実技の最後にあった修了試験について解説します。
大まかに2つの試験がございまして、それぞれ講義が終わった直後に即座に試験がある形でした。
ぼーっとしてるとスグに試験になるので、実技は本当に集中して受けた方が良いですね。
ということで、1点目が試験用の模型を対象にAED、心配蘇生の実演をする試験でした。
これは前述したように、義務教育等でどっかしらで学んだ事があると思いますので取っつきやすく躓く要素は無かったです。
2点目の酸素測定器、硫化水素検知管による測定業務の実演は苦戦しましたね。
見たことも使ったこともない人は、多分戸惑います笑
とはいえ、試験中も迷ったら講師がヒントを出してフォローしてくれるから大丈夫です!
不安だったら、Youtube等で実演動画を探して予習をしておくと間違いないですね。
まとめ

酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者のまとめです。おさらいにどうぞ。
感想

講習の感想です。
学科は試験慣れしてたので簡単でしたが、実技は想像以上に苦戦しました。
測定機器の使用経験が無いと苦しいと思います。。
この資格で学ぶ、酸欠事故の知識は他資格でも頻出の論点となっておりまして
具体的には、ビル管理士、衛生管理者、下水道技術検定3種などを受験する際に学習した知識が活きてラクラク合格に繋がった記憶がございます。
受講後の振り返りでつくづく実感したのは、事前にYoutube等で実技で取り組む内容は予習をしておいた方が慌てなくて済んだということですね。
よって、少しでも実技試験が不安であれば、実演動画を調べて予習を推奨します。
まあまあ、それでも9割以上は合格できますし、講師も落とそうとはしてこないので過度な緊張はしなくても大丈夫です。
ましてや本記事・動画をご覧になるほど勤勉な方が落ちるわけがないです笑
以上、酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習の受講体験記でした!

また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出を検討するのも良いでしょう!