どうも脱線おじさんです。
毒物劇物取扱者の勉強法について、まとめてみました!

私が実際に合格した後に、「これが最適解だったな」と感じた経験を元にまとめております。
「1発で合格したい、効率よく勉強をしたい」という方は必見です!
それでは本題に触れてまいります。
動画版
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目次

本記事の目次です。
自己紹介

私の自己紹介はスライドの通り。
詳細は下記の記事にてまとめてあります。
試験概要
試験概要 1/3

毒物劇物取扱者は、毒物または劇物を製造業・輸入業・販売業で取り扱う事業所で専任が必要となる国家資格となっております。
実は毒物劇物取扱者は3種類あって、「一般」「農業用品目」「特定品目」の3区分があります。
この中で「一般」区分の毒物劇物取扱者が最も取り扱うことができる毒物劇物が多くて権限が強い資格で、当然ながら試験で問われる内容も最も幅広くなっております。
一見その「一般」区分の毒物劇物取扱者は難しそうに見えますが、危険物乙4よりちょっとクセが強いくらいなんで、いきなり「一般」区分から挑戦しても問題ないですね。
毒物劇物の分かり易い例としては、殺虫剤なんかがありますよね。
そういった薬品の製造等に必要な資格であることから、工場や製薬業で需要がある資格です。
化学の素養、目安としては危険物乙4に合格できる程度の知識があれば取得可能な難易度であると考えております。
試験概要 2/3

受験資格は特になくて誰でも受験できます。
試験は各都道府県ごとに年に1回です。東京都を例にすると7月頃ですね。
試験時間は東京都を例にすると120分で、時間はめちゃくちゃあまります。
出題形式は選択肢方式ですが、都道府県により問題の数や形式が異なります。
この辺の、出題方式や問題数が何故か都道府県ごとにバラバラなのは登録販売者試験と非常に似ていますね。あっちと受験手続から方式までソックリです。
試験概要 3/3

合格基準は東京都を例にすると60%程度の正解となっております。細かい配点などはブラックボックスですね。。
合格率も東京都を例にすると例年30%前後となっております。
私の体感で難易度を測ると、普通の難易度です。
関連資格で比較するなら、登録販売者の方が同等あるいは少し難しめで
危険物乙4よりは難しめの資格であると感じました。
似たような名前の毒物劇物が多くて、それを呪文のように大量に暗記するのが、なかなかしんどい試験だったりします。
実地問題という、出題文に列挙されている性質をもつ毒物劇物を当てるといった応用・実践的な問題が推理力というか思考力を試されるので、そこに注意したいところです。
よーく勉強すると簡単な資格ではありますが、マイナーな資格であるため参考書が少なくて対策が困難であるという印象を終始受けておりました。
勉強法 全体像

勉強法の全体像はスライドの通りです。
あくまで目安ですが
・アウトプットに30時間
・本試験前の総仕上げに10時間
この流れで、だいたい50時間は勉強が必要です。
1ヵ月以上は学習期間が必要だと想定しておくのが無難ですね。
危険物乙4を先に取得していると学習がしやすいと思います。
薬品の性質をいかに、正確に暗記・理解できるかが合格のカギとなっております。
勉強法 Step1

初めに試験内容の全体をイメージできるようにインプット学習に取り組みましょう。
オススメしたいのは合格教本です!
こちらのテキストは毒物劇物取扱者試験で長年ベストセラーといっていい定番本ですね。
このキーワードがきたらコレ!といった感じで、各毒物劇物の特徴を的確にとらえてまとめてあるので非常に分かり易い参考書となっております。
章の合間に確認問題が混ざってるのも、ほどよく簡易的なアウトプットができてバランスの良い構成となっております。
次のスライドで後述する同著のオリジナル問題集とセットで活用すると、同じ解説口調でまとめてあるので頭に入り易くて効率的に学習ができます。
細かなポイントは問題集を解く段階で掴んでいけばいいので、このテキストを最初に読むときはザっと読み流していく程度で充分です。
以上のことを踏まえ、2周ほど読み込んでいきます。
勉強法 Step2

インプットが完了したら、問題演習でアウトプットをしていきましょう!
オススメはテキストと同じシリーズであるオリジナル問題集です。
前述したようにテキストとセットで利用することで、同じ解説口調となっていることから効率的に学習できます。
最も学習コストを割くべきは、この問題集のやり込みに尽きますね。
ダウンロード得点で更に200問以上も追加で問題演習ができることから、これ1冊だけで網羅性が十分にあります。
どうしても1冊だけでは不安であるなら、危険物乙4で有名な公論出版の本が毒物劇物でもあるので併用するという形で良いと思います。
私の経験則でいうなら、この本1冊をやり込むだけで合格は充分可能でした。
以上を踏まえて、問題集を2周以上解いていきます。
勉強法 Step3

最後に本試験前の総仕上げをしていきましょう!
テキスト・問題集の2冊を駆使して、苦手箇所を徹底的に洗い出ししていきます。
特に気を付けるべきは、実地問題の対策で、自身が受験する都道府県の出題のクセを抑えておいた方がいいですね。
それに付随して、薬品の性質暗記を正確・丁寧にしていくことで高得点で安定して合格をすることができるようになります。
この段階でも、やや不安であるならば、公論出版の過去問も追加して自分が受験する都道府県の問題だけ解いてみるというのもアリです。
まとめ

毒物劇物取扱者のまとめです。おさらいとしてご覧ください。
感想

試験の感想です。
この毒物劇物取扱者は、危険物取扱者の甲種を合格した1ヵ月後に真っ先に挑戦してみました。
シナジーが高くて、強くてニューゲーム状態だったので2週間でサクッと合格できましたね。
この毒物劇物取扱者の困ったところは、都道府県ごとに試験の形式や難易度が若干、異なるということですね。
願書が書面だけだったり、妙にクセが強いのが登録販売者に似てます。あっちも都道府県ごとに難易度がばらついていて、都道府県をまたいで遠征受験する人とかも多いんで笑
実地試験は難しいですが、クイズ感覚、推理ゲーって感じだったので楽しめる余裕があれば、この試験には十中八九、勝てます!
マイナーな資格ですが、関連性の高い資格が多くて、危険物乙4が代表的ですが
他にも登録販売者や衛生管理者とも試験範囲が重複していて学習がしやすかったです。
毒物劇物取扱者の合格後に、私は登録販売者と衛生管理者は受験しましたが、
どちらもこの毒物劇物取扱者の知識を元手に勝負して2週間以内に合格できたのでお得でした!
以上、毒物劇物取扱者の勉強法でした!

また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出を検討するのも良いでしょう!