どうも脱線おじさんです。
ビジネス実務法務2級の勉強法について、まとめてみました!
私が実際に合格した後に、「これが最適解だったな」と感じた経験を元にまとめております。
「1発で合格したい、効率よく勉強をしたい」という方は必見です!
それでは本題に触れてまいります。
動画版
動画で流し見したい方はこちらをどうぞ~
目次
本記事の目次です。
自己紹介
私の自己紹介はスライドの通り。
詳細は下記の記事にてまとめてあります。
試験概要
試験概要 1/3
ビジネス実務法務は名前の通り、ビジネスに直結する法律知識を一式、体系的に学習することができて、その知識証明ができる資格となっております。
そういった特徴から、営業・販売・総務・人事などの職種で実用的な知識が学べます。
私はこのビジネス実務法務は3級、2級ともにITエンジニア時代に取得してまして
エンジニアであっても褒賞金対象だった資格ですね。
広く浅く法律を学ぶことになるので、マネジメント知識の証明・指標として評価をする企業も多いですね。
私がいた企業でも昇格条件に、このビジネス実務法務や日商簿記などが含まれていて
エンジニアであっても、管理者よりの昇格に必要とされていました。
余談ですが、このビジ法や日商簿記を2級以上取得し業務経験を数年積んだ後に、私は主任への昇格の打診を上司から受けたことがありましたが断りました。
評価して頂いたのは嬉しいのですが、先輩が昇格した瞬間に死にそうな顔をしてたのを直近でみてたので、20代の頃から出世願望を失い、一生ヒラ社員でいたいと思ってしまったからです笑
話を戻すと、このビジネス実務法務は3級は初心者、法学部出身でなくても合格が見込めます。
2級になると会社法まわりが、ややこしいのでちょっと難しい気がしますね。
試験概要 2/3
受験資格は特になくて誰でも受験できます。
試験は年に2回で、IBTとCBT方式があります。簡単にいうと自宅受験かテストセンターでパソコンを使って受験ができるということですね。
試験時間は90分です。私が受けた時は時間は余りました。
出題方式は選択肢式となっております。記述問題は無いので安心ですね。
試験概要 3/3
合格基準は70%の正解となっております。
合格率は例年40%前後となっております。合格点は調整がない絶対基準であるため、まあまあ合格率はブレます。30%くらいが合格率になってる時もあるし、逆もまたしかりです。
私の体感で難易度を測ると、少しだけ難しめの試験です。
法律系の資格ではあるあるですが、用語の定義を細かく覚えないといけない問題が多いです。
関連資格で比較するなら、宅地建物取引士よりは易しくて、知的財産管理技能士2級と同じか、ちょっと難しいといった感じです。
試験範囲が広いくせに、結構こまかく突っ込んでくる試験ですね。
特に民法と会社法は範囲が広く暗記することも多いうえに、引っ掛け問題が多いです。
また、法律の勉強を初めてする場合は、法律特有のクセのある日本語に読み慣れるのに時間がかかるので、それも見越して勉強計画を立てた方がいいですね。
私のいたIT企業でも、エンジニアとしての技術力は高いけど、法律の条文は苦手でしょうがないと愚痴ってる上司がいましたので、法律を読み慣れないといけないのはアルアルな気がします。
勉強法 全体像
勉強法の全体像はスライドの通りです。
あくまで目安ですが
・アウトプットに50時間
・本試験前の総仕上げに20時間
この流れで、だいたい90時間は勉強が必要です。
1ヵ月以上の学習期間が必要だと想定しておくのが無難ですね。
3級合格者あるいは、それと同等の知識量があればインプット作業は省略しても大丈夫な気がします。
勉強法 Step1
はじめにインプット作業から始めていきます。
オススメは合格革命となっております。
最初に手を付けるなら、この本が現状はベストだと思いますね。
分野別に勉強ができるように構成されていて、1問1答で基礎知識を身に着けることができるバランスが良いです。
公式テキストと違い、要点を集約して収録してるのでコスパ良く学習ができるのが利点です。
ただし、裏を返すと、頻出事項の網羅性は高いけど安全に高得点で合格するためには
これ1冊では足りないという点だけは理解しておきましょう。
あくまでテキスト代わりの導入本として使うのであって、本格的に試験問題を解けるレベルまで実力をつけるには別途問題集を用意しないといけません。
なお、3級合格者あるいは同等の知識を最初から持ってる人は、このインプット作業は省略して、最初から過去問を解いていく形でも問題ないと思います。
以上のことを踏まえ、ザっと2周ほど読み込んでいけばOKです。
勉強法 Step2
インプットが完了したら、過去問を解いていき、アウトプットをしていきましょう!
オススメは精選問題集と公式過去問題集です。
どちらも直近の過去問をまとめてくれています。
2級以上ともなると、試験対策の量と質どちらも両立しないと合格が難しいので
2冊ともやり込んでから受験をした方が良いと思います。
最初に手を付けるべきは精選問題集の方で、こちらの方が解説も細かくて噛み砕いて説明してるので読み易いですね。
精選問題集である程度慣れてきたら、2冊目の公式問題集もやり込み始めるという流れが効率的です。
2冊とも共通して言えるのは、全部の選択肢の解説を理解できていないとダメです。
選択肢の1つでも理解が曖昧なら、その問題は間違い扱いとして復習をする箇所と見なさないといけません。
2級以上になると事例問題が多いので、暗記ではなく法的根拠から答えを導き出すのが重要です。
つまり、問題の解説にある法的根拠の理解を徹底的にしていく必要があるということです。
また、法律は改正がおきる年もあるので、これらの問題集はケチって古い年度の問題を使うのではなく、最新の問題集を買いましょう。
ビジ法に限らず、法律の試験はケチらず最新の本を買うのが大前提です。
以上を踏まえて、問題集を2周以上解いていきます。
勉強法 Step3
最後に本試験前の総仕上げをしていきましょう!
テキストおよび問題集を駆使して、苦手箇所を徹底的に洗い出ししていきます。
特に気を付けるべきは、アウトプット段階でも触れてましたが、用語定義の徹底理解ですね。
過去問回しも大事ですが、この用語定義を丁寧にテキストで見直しをするのも大事です。
特に民法と会社法は権利関係の起算点や条件が何種類もあってややこしいので注意です。
こういった用語定義を突き詰めているかどうかが合格のカギですので
油断せず、試験直前まで用語定義の見直しは徹底していきましょう。
まとめ
ビジネス実務法務2級のまとめです。おさらいとしてご覧ください。
感想
試験の感想です。
とにかく法的文書に読み慣れる必要性が高い試験だと思いました。
やっぱり文系の人の方が有利な試験だと思いましたね。
法学部出身の私の視点で見ると、法学部の大学3年生くらいなら合格可能な内容だと思いました。
個人的に大学の民法や刑法の論述試験の方が何倍も難しいので、法学部生なら合格できる内容かと思われます。
しかしながら、会社法はクセが強いのと、カリキュラムによりますが民法と違って大学では必修ではない可能性が高いため、1から学習する必要があるので注意が必要です。
このビジネス実務法務は宅地建物取引士やファイナンシャルプランナーとシナジー効果が高いです。
特に民法はビジ法で勉強しておけば、宅地建物取引士やファイナンシャルプランナーを受験する時にラクができると思いました。
これらの関連資格も含めて計画して挑戦していくと良いですね。
以上、ビジネス実務法務2級の勉強法でした!
また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出を検討するのも良いでしょう!