どうも脱線おじさんです。
応用情報技術者試験を1発合格した経験を元に午後試験対策についてまとめてみました!
それでは本題に触れてまいります。
動画版
動画で流し見したい方はこちらをどうぞ~
目次
本記事の目次です。
自己紹介
私の自己紹介はスライドの通り。
詳細は下記の記事にてまとめてあります。
選択科目の選び方は?
午後に選択する科目はどのように選ぶか、という点について。
単純な回答になりますが、午前対策の問題演習を通して
得意な科目の中から直感で選択します。
あとは実務経験がある科目があるなら、選んだ方がいいです。
経験ベースで記述問題も対応しやすいので、問題の意図が分からなくても経験ベースで何か記述すれば部分点が取れますからね。。
対策をする科目の数は6科目がベターだと思います。
試験では5科目を選択して解答していきますが、そのうち1科目は予備科目となるということですね。
どうしても回によって、簡単な科目と難解な科目が出てブレが生じます。
その為の対策予備として1科目だけ余分に対策しておくという方法です。
それ以上に予備科目を用意しても、試験時間中に、どれがアタリ科目か判断する時間は無いので
割り切って対策する科目は6つだけに決め撃ちした方がいいです。
6科目選んだら、エクセルなどでリストを作り、どこまで過去問演習をしたか見える化していくとモチベーション継続にもなるのでおススメです。
選んだ科目
実際に私が選んだ科目について、お話していきます。
まず情報セキュリティは必修科目ですので、当然対策をしております。
あとは青色にしている科目が選択科目で、本番の試験でも余程のことがない限り選択しようと考えていたものになります。
これが経営戦略、ネットワーク、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメントですね。
それと+して、緑色にしているシステム監査を予備科目として対策しておりました。
それでは①の情報セキュリティから順番に、各科目の印象やクセを経験則で語っていきます。
①情報セキュリティ
情報セキュリティは必修科目のため、全員受験ですね。当然対策は必須です。
類似資格でIPAが実施している情報セキュリティマネジメントがありますが
あっちは人的観点からの出題が多い一方で、応用情報以上ともなると技術的観点をメインとした出題が強くなっていきます。
必然的にメールサーバやDNSのセキュリティ事象などが題材にされるようになります。
このような事情から、午後科目でネットワークも選ぶと相乗効果が高い科目となってます。
私が元々ネットワークエンジニアだったんで、手前味噌になってしまいますが笑
それと、セキュリティ分野の計算問題は午前問題時点でマスターした方がいいですね。
具体的には暗号鍵の生成数やパスワードが何通り用意できるか等の問題です。
こういったパターンの出題を午後問題の中にも混ぜ込んでくる可能性があるので対策必須ですね。
②経営戦略
経営戦略は文系科目で、技術的な要素は無いといっていい科目ですね。
基本的には長文を読み、文中に出てくる企業やチームの事情を汲み取って、適切な経営用語や手法を選択あるいは記述していけば問題ないです。
私は法学部ではありますが、教養科目として大学で経営学も履修してたので得意でした。
このような事情から経営学部や商学部の人は有利だと思いますね。
ただ要注意したいのが、たまーに財務諸表がガッツリ出題される回があって
そのパターンだと日商簿記等の会計知識がないと全滅のリスクがありますね。
貸借対照表や損益計算書、キャッシュフローの穴埋め計算問題とかが出てきて
前半の出題が間違えていると、連鎖的・芋づる式に後半の出題も間違えて終了するので怖いです。
私は日商簿記2級取得後に応用情報技術者には挑戦したので、そこは杞憂でした。
これを機会に日商簿記も挑戦してみると良いかもしれません。
③ネットワーク
ネットワークはインフラエンジニアなら選択候補にあがる技術系の科目です。
私は元々がネットワークエンジニアの上流工程経験者だったんで、迷わず選択しました。
1番最初の情報セキュリティでも触れましたが、情報セキュリティ科目ともシナジーが高く
ネットワークと情報セキュリティどちらかをやり込めば、自然ともう片方も得意になります。
実務上の話をすると、ネットワークエンジニアはファイアウオールやロードバランサ、アクセスコントロールリスト等のセキュリティ寄りのセッティングも担当することが多いですね。
私はネットワークとセキュリティはセットだと思ってるので、変な話、いまだに応用情報技術者での違いがいまいちわかってません。どっちも同じにしか見えないですね笑
とまあ、私の専門分野なので手前味噌ですが、コスパが良い科目だと思いました。
ただし、ネットワークといったら第一にイメージするルーティング系以外にも
DNSやメールサーバ、レコードの設定値など、サーバエンジニア寄りの出題やマニアックなパターンもあるので試験範囲は広い気がしますね。。
以上のような事情から、CCNAやLPICなどのネットワークおよびサーバ系の資格を持ってると有利ですね。
④プロジェクトマネジメント
プロジェクトマネジメントはクセが強くなくて、サービスマネジメントとセットで万人にオススメできる文系科目となっております。
とはいえ、ある程度の読解力と計算力が必須となっているので油断禁物です。
具体的には文中でアローダイアグラムやスプリントログ等が出てくるので、文章中のプロジェクト体制や進捗度合いを読み取って、最適なコスト計算をするといった問題が多いです。
これが結構パターンが色々あって、慣れるまで困惑しますね。。慣れたら勝ちですが笑
実務経験が無くてもパターンが分かれば解けるので理不尽度は低めです。
ITとは全く畑違いですが、品質管理検定や施工管理技士補で勉強した知識が役に立ちました。
マネジメント要素の強い資格を勉強した経験がある人は有利だと思いますね。
⑤サービスマネジメント
サービスマネジメントはプロジェクトマネジメントと同様に、クセが強くなくて万人にオススメできる文系科目となっております。
更にいうと、プロジェクトマネジメントよりも計算問題が少なめで
稼働率やMTTRの計算などパターンが決まっていて、長文の中から参照しなければならない数値も限定的で易しいと思いました。
パターンが素直なので、業務経験が無くても解ける為、理不尽度も低いです。
強いていうなら、運用・保守・監視の工程でエンジニア経験がある人は有利な気がします。
実務上、関わりやすい稼働率やSLA、組織体制の管理といった観点で温度感が分かり易いでしょうね。
このサービスマネジメントはITサービスのベストプラクティスと言われているITILを根拠とした出題が多いので、ITILファンデーションの資格を持ってると間違いなく有利です。
まあ、そのITILファンデーションが受験料が数万円してバカ高いので会社で負担してくれる人限定な気がしますけども笑
⑥システム監査
システム監査はTHE文系科目って感じですね。これは消去法で選んで私は予備科目としました笑
技術的要素や用語暗記が必須となる内容は無いに等しいので
予備科目として控えておくならコスパが良いと思いました。
ただでさえ応用情報は試験範囲が広く、計算方法や暗記を絶対におさえないといけないといったパターンの負荷を下げたくなるので、そういった時にシステム監査が候補に挙がります。
ただ世の中そんなに甘くなくて、特段必須となる知識は無い代わりに
とにかく長文の中からヒントや解答を誘導するフラグっぽい文言を見つけるのが難しいです。
そのため、この科目はダントツで長文を隅から隅まで読む神経の消耗がヤバかったですね。
私が監査と相性が悪いのかもしれませんが、つまらなすぎて眠気を催す科目でした。
業務マニュアルっぽい文章をひたすら追いかけて間違い探しをするのが大体のパターンなんで気が狂うんですよね。
だから私はシステム監査のことを、絵本ではない長文だけのウォーリーを探せだと思ってます笑
試験結果と振り返り
最後に試験結果と振り返りです。
試験当日は結局、予備科目としていたシステム監査は選ばずに解答をしました。
部分点があるのと採点基準が謎なんで概算となってしまい恐縮ですが
だいたい情報セキュリティが9割くらい、経営戦略が8割くらい、ネットワークが7割くらい、プロジェクトマネジメントが4割くらい、サービスマネジメントが7割くらいの正答率でした。
それで午後試験は71点で合格でした。部分点無しで概算したら63点くらいだったはずです。
試験当日まで自信のあったプロジェクトマネジメントが激ムズで4割程度しか取れなくて禿げ上がりましたね。
記述の部分もIPAの模範解答が出る前の予備校の予想解答もバラバラでしたし大荒れの回でした。
まあそういう運要素も高いので、しっかり対策をするのは大事ですが、ある程度は宝くじ感覚で受験した方が気楽です。どうしても運ゲーはあるんで笑
以上です。応用情報技術者試験の対策情報として参考になれば幸いです!
また上図を目安に、他カテゴリの資格勉強も検討してみてください!
以上になります。読了ありがとうございました。
読者の皆様の合格をお祈り申し上げます!!