第三級海上特殊無線技士の勉強方法

特殊無線技士 設備系資格

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どうも脱線おじさんです。
第三級海上特殊無線技士の合格法について取り挙げたいと思います。
この資格の魅力ってザックリ申し上げますと以下になりますね。

①無線設備について広く浅く知識を証明できる
②船舶職員への転職に有利
③消防設備士甲種の受験資格

その名の通り、無線設備の中でも海上に設置されるものを広く浅く学ぶことになります。

具体例を挙げると、船舶のレーダーなどで使われる設備になりますね。

航海士などになるために必要な資格となります。

また第三級海上特殊無線技士を取得すると、消防設備士甲種の受験資格が得られます。設備職への転職を目指す上で強力な消防設備士甲種の受験に繋がるのも嬉しいメリットですね♪

当サイトでは消防設備士もご案内しておりますのでご覧ください。

第三級海上特殊無線技士は過去問の焼き回しがメインなので、理系よりの資格ですが文系の方でもしっかりと勉強したら心配することはないです。

真面目に約1ヶ月程度勉強すれば独学合格は可能だと思います。

また初学者の方でも、しっかりと学習すれば第二級海上特殊無線技士からの取得も十分可能です。当サイトでは第二級海上特殊無線技士もご案内しておりますのでご覧ください。

それでは詳細に触れて参ります。

 試験概要

受験資格

特になし。誰でもお手軽に受験できちゃいます。

試験日程

随時。試験会場の都合がつけばいつでも!

試験科目

科目 出題数
電波法規 20問
無線工学 10問

試験範囲は上記の2つに大別されて出題されます。

順を追って2つとも補足していきます。

まず1点目の「電波法規」は暗記科目です。文系でも安心!

免状の交付制度や無線設備の許可などの基準について学びます。出題パターンも決まってるので、頻出問題の論点を中心に学習をしていけば得点できます。

「無線工学」は理数系の科目ですね。文系の人はちょっと難関かも。

ただ、こちらも出題パターンは決まってます。また計算問題もストレートな出題しかないです。危険物取扱者や電気工事士試験よりも出題レベルは低いので恐れるほどのことはないです。

電気的な知識やAND・OR回路などを学びますので、電気工事士やプログラミングの知識がある人は簡単だと思います。

・「電波法規」は暗記科目。文系でも安心!
・「無線工学」は理数系。文系は要注意!

出題形式

CBT(パソコンで解答する)方式で、択一方式。

4つの選択肢から適切なものを選ぶのがほとんどです。

試験時間

60分になります。時間に余裕はあると思います。

試験問題は30問です。1問あたり2分程度時間をかけられるので落ち着いて解答できます。

合格基準

各科目で約60%以上の正答をする必要があります。陸上特殊無線技士や第二級以上の特殊無線技士よりも少しだけ合格基準がやさしいのが嬉しいところ!

そのままですけど、下表にまとめておきますね。

科目 出題数 合格ライン
電波法規 20問 12問以上の正答
無線工学 10問 6問以上の正答

合格率

最近の平均合格率は70%以上です。

資格の難易度としては易しいですね。

感覚としては危険物取扱者や電気工事士の筆記試験よりも明らかに簡単です。また出題がこの上なくストレートで難問奇問は1,2問出るくらいじゃないかなといったところ。

ただ周波数やレーダーの知識など、学ぶことは専門的なので文系で初学者の方は簡単だと思って油断すると落ちるかなと思います。

受験申請のやり方

電子申請。公益財団法人 日本無線協会の公式HPから申請ができます。

特殊無線技士

試験手数料

5600円です。高くも安くもない標準価格。

勉強時間

電気、半導体の知識がある方=約15時間
初学者の方=約30時間

上記のように人によって勉強時間は異なると思います。

電気や半導体の知識が元々ある方はすんなりと合格できると思います。オームの法則などの初歩的な出題もあるので、最初から解答できてしまう内容もあるかも。

初学者の方は、聞きなれないレーダーや回路の勉強をして面食らうと思うので、勉強時間はやや多めに見積もった方がいいです。

当時、電気工事士を取得していて電気やIT通信設備の知見があった私は「1日平均3時間勉強 × 14日」で第二級海上特殊無線技士に合格しました。第三級海上特殊無線技士であれば、更に短期間で合格することも現実的に可能でしょう。

人によって勉強の進捗は異なると思うので参考程度に…

学習期間は「電気、半導体の知識がある方=2~3週間」「初学者の方=1ヶ月」をおススメします。

勉強方法

①参考書を1冊購入。理解できなくても良いから1回読む。
②再度、参考書を読む。意味を理解する事を意識して復習。
インプットした項目を問題集で確認もしながら復習すると良い。
③問題集を3周する。解説を読んでも理解できない事は参考書で確認。
④苦手な問題を入念に復習する。

ぶっちゃけ、①~③までやり込んだら合格圏内です。

ストレートな問題しかでないので、理屈は分かってなくても過去問を暗記したら正答できる出題が本試験でも多いです。邪道ですが。。

③以降まで努力できたら80~90%以上、本試験で得点も間違いないでしょう!

確実に1発で合格したいのであれば、手は抜かずに④まで徹底してやりましょう。

学習期間によってインプット&アウトプットの加減は異なると思うので、自分が学習しやすいスタイルを模索してみて下さい。あくまで上記の方法は参考程度に。

私は上記の方法により第二級海上特殊無線技士に合格しました。第三級は受けずに飛び級を私はしております。

特殊無線技士

資格試験の勉強方法については以下の記事にまとめております。あわせてご覧になって頂けると幸いでございます。

おススメの書籍

テキスト、問題集ともに1冊あれば準備としては十分です。それぞれご案内いたします。

おススメの参考書

私はこちらの「やさしく学ぶ第二級海上特殊無線技士」をおススメします。

第三級の専用のテキストで有用なものが無かったので、こちらを挙げさせて頂きます。

テキストとして使用するならば、こちら1択だと思いました。

図やイラストで丁寧にまとめられており、各章・項目ごとに確認問題として該当項目の過去問を抜粋しており、インプットとアウトプットを交互に行えるので使い勝手は抜群!

おススメの問題集

問題集は「特殊無線技士問題・解答集」を私は第二級海上特殊無線技士受験時に使用しました。

第三級の問題は掲載されてないのですが、問題集の網羅性としてはこちらがベストだと思いましたので挙げさせて頂きます。

対策としてはこちらの第二級海上特殊無線技士の問題を解くだけで合格圏内です。心配でしたら、第三級陸上特殊無線技士のページの無線工学分野の出題も勉強したら出題範囲のカバーができると思います。

余裕だと思ったら、第三級ではなく第二級海上特殊無線技士から受験されても良いと思います。

試験当日の心構え

・試験会場までの移動時間に、苦手・不安な分野の最終チェック。
・どうしても暗記し難い箇所は、試験直前に瞬間記憶で誤魔化す。

試験開始までの間にできる事はこれくらいですね。それ以上の無駄な抵抗はやめましょう。

合格発表

試験終了後に結果がすぐにパソコン上で表示されます。ソシャゲのガチャなみにドキドキする

合格後は…

合格していた場合は、居住地の所管の総務省総合通信局あてに無線従事者免許申請書を提出して免許証を入手しましょう!

※下記は第二級海上特殊無線技士の免許証です

特殊無線技士
・せっかく身に付いた勉強習慣を失いたくない
・更にステップアップして関連資格に挑戦したい

上記のような素晴らしい向上意識をお持ちの方もいらっしゃると思います。
そういった方々には以下の関連資格への挑戦をおススメ致します。(上から順におススメ)

資格名 特徴
消防設備士甲種4類 設備職を目指すならコスパ高!
第2種電気工事士 設備職を目指すならコスパ高!電気の知識を拡張できる。
危険物取扱者乙種4類 設備職を目指すなら合わせて取得しておきたい!

 

脱線おじさん

 

また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出を検討するのも良いでしょう!

 

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以上になります。読了ありがとうございました。
読者の皆様の合格をお祈り申し上げます!! 

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