どうも脱線おじさんです。
電気通信工事担任者(総合通信)の勉強法について、まとめてみました!
私が実際に合格した後に、「これが最適解だったな」と感じた経験を元にまとめております。
「1発で合格したい、効率よく勉強をしたい」という方は必見です!
それでは本題に触れてまいります。
動画版
動画で流し見したい方はこちらをどうぞ~
目次
本記事の目次です。
自己紹介
私の自己紹介はスライドの通り。
詳細は下記の記事にてまとめてあります。
試験概要
試験概要 1/3
電気通信工事担任者は、電気通信回線に端末設備、又は自営電気通信設備の接続工事を行い、又は監督をする場合に必要となる独占業務のある国家資格です。
具体例としては光ファイバーを用いて、電話機やPCを接続するケースなどがございます。
電気系の資格に見えますけど、ルーターやプロトコルといった通信知識も必要なのでIT業界でも取得すると評価されたりします。私の前職のIT企業でも褒賞金対象でした。
厄介な計算問題として2進数やアドレス計算、オームの法則を代表とした回路の問題が出てきます。
余談ですがIT業界にいた時も、ラックの構成図や機器調達で使用電力などを設計書としてまとめることがあったので、この資格で取り扱ってることは結構やってました笑
よって、設備・IT業界でのニーズが高い国家資格となります。
試験概要 2/3
受験資格は特に無くて、誰でも受験できます。
試験は年2回で5月と11月に実施されます。
試験時間は160分です。科目免除をすれば時間は短縮されます。
出題形式はマークシート方式で、全科目で合計95問ほど出題されます。
試験概要 3/3
合格基準は全科目60%以上の正解です。
電験3種みたいに科目合格制度が期限3年間であるので、科目合格狙いも有効な戦略です。
合格率は全科目受験者、要は1発合格者の場合は15%程度で
その他は25%程度を推移してます。1発で狙うのは中々きびしい数字ですね。。
私の体感で難易度を図ると、少し難易度高めの部類です。
関連資格で比較するなら、電気通信主任技術者よりは易しめで
第二種電気工事士よりも難しい気がします。
試験範囲が広すぎるのと、IT・電気どちらの分野も計算問題が多いのが難しい原因です。
ただし、過去問ベースで意地悪な出題は思ってたより少なかったです。
電気あるいはITの知識があれば、簡単な気がします。
実際、私はITエンジニアの経験があり、かつ電気工事士を持ってたのもあって2週間の勉強で全科目1発合格できました!
いきなり総合通信?
ここで補足です。電気通信工事担任者は様々な区分があって
その最上位が、この総合通信なのですが、いきなり総合通信でも可能かという点について。
結論から言うと、最初から総合通信でも全然合格は狙えます!
総合通信はベン図の通りで、アナログ・デジタルどちらも1級水準の知識証明となる資格です。
単純に考えて、両方の知識がいるので、他区分の試験の倍以上の試験範囲になります。
その代わりに、範囲が広すぎるため、深く掘り下げた出題は少ないと思います。
2級クラスと聞いてくる内容があまり変わってないものもあります。
またCBT化以降に付き、アナログ・デジタル2級はいつでも受験できます。
反面、総合通信は年2回しか受験機会がないので、とりあえず総合通信を受験してみて
とてもじゃないが総合通信は無理だと感じた場合に限って、2級のアナログ・デジタルから挑戦で良いと思います。
また、総合通信を合格すれば、電気通信主任技術者の「電気通信システム」という科目を永久に科目免除で挑戦できる特権が得られるので断然オススメです!
勉強法 全体像
勉強法の全体像はスライドの通りです。
あくまで目安ですが
・アウトプットに60時間
・本試験前の総仕上げに20時間
上記の流れで、だいたい100時間は勉強が必要です。
2ヵ月以上は学習期間が必要だと想定しておくのが無難。
過去問ゲーなんで、真ん中の問題演習にいかに力を入れるかがカギですね。
ITと電気、どちらかの前提知識があれば50時間以内でも合格が狙えると思います。
勉強法 Step1
まずは試験内容の全体をイメージできるようにインプット学習に取り組みましょう。
オススメは標準テキストです。
この1冊で3科目すべての出題内容が網羅されてます。科目別テキストも出版されてますけど、こっちの方がお勧めですね。
そもそも、このテキストだけでも膨大な量。情報量が足りないと思ったためしは無かったです。
章ごとに確認問題があるので、そこで問われる内容もイメージできるのも利点です!
全部理解しようとしなくても大丈夫です。テキストの内容は過去問以上に難解で細かく書いてあるので、ある程度読んだら過去問メインでよいと思います。
工事担任者は過去問ゲーなんでテキストはサラッと2周読む感じでOKです。
勉強法 Step2
インプットが完了したら、問題演習でアウトプットをしていきましょう!
オススメはテキストと同じシリーズの実戦問題集です。
何回も言いますけど、工事担任者は過去問ゲーなんで1番使い込むべき本はコレです。
章初めの要点をまとめたテキスト部分がかなり便利です!
前述した標準テキストだけだと試験範囲が広すぎてピントがぼやけた感じがしますが、
この問題集の要点まとめ部分で何を主軸に勉強すればいいのか、分かるので問題演習前に毎周テキスト部分は熟読してました。
「じゃあ標準テキストいらないじゃん。この問題集だけでよくね?」って声も聞こえますが、それはちょっと試験対策としては危ないかなと思いました。
問題集のテキスト部分だけではカバーしきれない箇所も結構あるので、問題が理解できず手詰まりになった時は標準テキストに戻るという工程が必要です。
計算問題は自宅でじっくり解いて、法規を筆頭に暗記科目はスキマ時間で解きまくると効率的です。
この時点で2周ほど問題集を解いてみるといいです。
勉強法 Step3
最後に本試験前の総仕上げをしていきましょう!
テキストでやること
確認問題の見直しと、計算で使う公式のチェックをしていきます。
過去問ゲーなので、テキストより過去問の復習優先でやっていって大丈夫です。
問題集でやること
問題集の3周目以降に着手しましょう。解けない問題だけピックアップして復習します。
特に、時間のかかる計算問題の解答速度を上げていくと、本番でも緊張せずに挑めると思います。
+で予想模試も!
余裕があれば、問題に付属してるダウンロードコンテンツの予想模試も解きましょう。
こちらも1回解いてみて、間違えた問題だけマークをして復習します。
ここまで対策をすれば間違いなく合格できます!
まとめ
電気通信工事担任者のまとめです。おさらいとしてご覧ください。
感想
いきなり総合通信は難しいと身構えて受験した私ですが、思ってたよりラクでした。
おそらくITあるいは電気どちらかの前提知識がある方なら勉強時間も短縮できます。
実際、私は2週間50時間の勉強で全科目1発で合格できました。
反面、何も知識がないとキツイかもしれませんね。
2進数、16進数の変換やアドレス計算、電気回路の問題と計算問題は幅広いので文系の方はアレルギー反応が強く出てもおかしくないです。
それでも過去問ゲーで、本気で落とそうとしてくる雰囲気は感じなかったです。
新論点もそれなりに出てきますが、それらは失点しても60%以上は正解して合格ラインまで逃げ切ることは可能な範囲だと思います。
科目合格制度もあるので、理不尽度は少なく、気長に挑めば誰でも合格できます!
以上、電気通信工事担任者 総合通信の勉強法でした!
また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出を検討するのも良いでしょう!