どうも脱線おじさんです。
危険物取扱者乙種6類の学習ポイントと合格後に私が感じたことを取り挙げたいと思います。
「独りで勉強するのが不安」という方は、職業訓練校に入校して講師に教えてもらって取得するのもおススメです。ワリと王道。
試験時間や合格率等の概要は別記事にまとめております。
まずはザックリと情報が知りたい方は下記の記事をご参照下さい。
用意しておくべき参考書・問題集
危険物取扱者乙種6類の参考書
こちらを用意しておけば間違いはないと思われる。私はこの1冊でインプットは充分にできました。
危険物取扱者乙種6類の問題集
乙種4類や甲種でも定番の問題集。掲載されている問題がそのままだったり、数字や選択肢が入れ替わっただけの問題が出題される。この問題集を使いまわせば合格は間違いないです。
ただし乙種4類以外の全5種類の乙種を統合した問題集なので、問題集として使う部分は各類で実質20%だけです。
問題演習をもっとしたいと感じた場合は以下の問題集もおススメ致します。実際に私は問題演習数に不安を感じたので補足用に使いました。
ユーキャンの参考書を使用している場合は連動して使えるので学習効果も高いです。
危険物取扱者乙種6類の特色
はじめに科目免除前提で受けるであろう他の類との比較をしてみましょう。
以下は試験科目である「危険物の性質ならびにその火災予防および消火の方法」において抑えておかなければならない「品名数」、「主な物品数」になります。
乙種 | 品名数 | 主な物品数 |
1類 | 10 | 25 |
2類 | 7 | 12 |
3類 | 11 | 15 |
5類 | 10 | 18 |
6類 | 4 | 7 |
6類は他の類と比べて「品名数」、「主な物品数」どちらも少なく、試験範囲が最も狭いです。
暗記量が少なく勉強の負荷は他の類と比べて軽いです。
試験範囲が狭いので、各品名や物品を深く掘り下げていく必要性があります。
しかし出題レベルはそんなに高い訳でもないです。
上記の理由から他の乙種と比較したら難易度は低いと思います。
私の中では乙種2類が1番簡単で、その次に乙種6類が簡単でした。
学習のポイント
②6類の全体像をざっと理解する
③6類共通の性質を理解する
④品名と物品名をセットで理解する
①から順に学習のポイントとして抑えて頂けると理解が早いと思います。
乙種6類は紛らわしい物品もなく、全体をざっと見通して個々の物品を見回していけば自然と得点できると思います。
しかし試験範囲が狭い分、物品単位で1つずつ丁寧に理解・暗記をしていかないと思わぬところで失点する可能性があることに注意しましょう。
正直に言うと丸暗記ゴリ押しも通じてしまいます。
しかし私のように「危険物取扱者甲種」の受験をされる方は、丸暗記ゴリ押しをすると後々苦労するのでおススメできません。
詳しくは甲種の記事で取り挙げますけど、甲種レベルになると丸暗記では太刀打ちできないので…
それでは各ポイントの詳細に触れていきたいと思います。
①1~6類の概要を理解する
乙種試験は共通で1題は「1~6類の共通する性質、状態等」の概要について出題がされます。
乙種 | 名称 | 状態 | 燃焼性 |
1 | 酸化性固体 | 固体 | 不燃性 |
2 | 可燃性固体 | 固体 | 可燃性 |
3 | 自然発火・禁水性物質 | 固体・液体 | 可燃性 |
4 | 引火性液体 | 液体 | 可燃性 |
5 | 自己反応性物質 | 固体・液体 | 可燃性 |
6 | 酸化性液体 | 液体 | 不燃性 |
他にも「比重」「水との反応」「分解した時にどうなるか」などの特徴をざっと抑えておく必要があります。
乙種6類以外も一通り抑えて下さい。
広く浅く素直な出題なのでここで必ず1問は正答しましょう。
②6類の全体像をざっと理解する
上記のような全体像をしております。暗記量が少ないのでザっと全体像が理解できていればOK。
乙種6類 | 品名 | 物品名 |
過塩素酸 | 過塩素酸 | |
過酸化水素 | 過酸化水素 | |
硝酸 | 硝酸 | |
発煙硝酸 | ||
その他、政令で定めるもの | 三ふっ化臭素 | |
五ふっ化臭素 | ||
五ふっ化よう素 |
要暗記の「品名」「物品名」を表にしてみました。
「品名」「物品名」ともに数が少なく、覚えにくいものは少ないと思います。
暗記の仕方に工夫をしなくても抑えきれてしまうとは思います。
③6類共通の性質を理解する
まずは1番上の階層ですね。
「共通の性質」「取扱方法」「消火方法」などをそのまま暗記して下さい。
品名や物品名の階層を学習する内に自然と頭に入るので、最初はサラッと頭に入れるだけでいいと思います。
④品名と物品名をセットで理解する
2~3番目の階層です。
品名:その他政令で定めるもの=物品名に「ふっ化」とついている
その他の品名のものは「品名=物品名」
上記の点を抑えておけば品名と物品名の関係性の理解は充分です。
数が少ないので関係性を意識しておかないと失点するという事も無いと思います。
試験範囲が狭い分、「各物品の性質を細かく暗記」「各物品間の違いを理解する」のが重要です。
他の乙種試験よりはやや深い内容の出題が見受けられます。
上記のポイントを抑えたうえで、参考書で太字や赤字で表現されている性質や消火方法等を抑えておけば得点はできると思います。
合格ラインにはその程度でも達すると思います。
私の試験結果
ご紹介した学習のポイントを踏まえた上での私の成績は100%正答でした。参考までに。
中央試験センターへの行き方ガイド
東京都で試験を受験される方は、(消防試験研究センター)中央試験センターが試験会場となるでしょう。
当サイトでは関連記事として(消防試験研究センター)中央試験センターまでの行き方も、まとめておりますのでご覧ください。
試験後の所感
危険物取扱者乙種6類の特色で申し上げましたが、「暗記量が乙種試験の中で最も少ない」「試験範囲が狭い分、やや深い出題があるが意地悪な問題は思ったよりも少ない」といった理由で難易度は他の乙種に比べて低いと思います。
2~3日間に一気に詰め込んで瞬間記憶で合格ってやり方も可能でしょうね…
邪道なのでおススメしませんけど。
1つ言えるのは、「他の乙種試験合格者ならば軽く勉強すれば合格する」という所ですね。
危険物取扱者乙種を複数取得して危険物取扱者甲種の受験資格を得たい方は、乙種1類と乙種6類のどちらかを取得する必要があります。
難易度や手間を考えると乙種6類を私はおススメしたいとも思いました。
合格後は…
合格通知のハガキが届いたら、免状交付申請をしましょう。
郵送 or 窓口で申請・免状受取ができます。手続きの詳細は都道府県によって異なりますので「消防試験研究センターの各支部」の試験案内を確認して下さい。
・更にステップアップして関連資格に挑戦したい
上記のような素晴らしい向上意識をお持ちの方もいらっしゃると思います。
そういった方々には以下の関連資格への挑戦をおススメ致します。(上から順におススメ)
資格名 | 特徴 |
第2種電気工事士 | 危険物取扱者乙種と並ぶコスパ最高の国家資格! |
消防設備士 | 学習した知識を足掛かりに勉強がしやすい! |
第3種冷凍機械責任者 | 年1回の試験なので機会があれば挑戦しておきたい。 |
2級ボイラー技士 | 危険物取扱者乙種と難易度がほぼ同じ。 |
危険物取扱者甲種 | 危険物取扱者の最上級資格!ちょっと難しい |
また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出を検討するのも良いでしょう!
以上になります。読了ありがとうございました。
読者の皆様の合格をお祈り申し上げます!!