冷凍機械責任者 第1種~3種までの難易度を資格廃人が分析してみた パワポ&動画

設備系資格

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どうも脱線おじさんです。
私は第1種~3種冷凍機械責任者に全て1発合格しております!

今回は私の実体験に基づいて、第1種から3種の全ての冷凍機械責任者の試験としての性質や難易度などを横断的に分析して解説していこうと思います。

この記事を見ることで、自分がどれから挑戦すべきか目安を図るのに役立つと思います。

なお、6ヵ月でビルメン4点セットを全て制覇した実体験もございますので、是非ご覧ください!

それでは本題に触れてまいります。

動画版

動画で流し見したい方はこちらをどうぞ~

目次

本記事の目次です。

はじめに私の自己紹介をします。

次に第1種から3種までの全てで、それぞれの

「使用した参考書」「勉強量」「科目別の分析」「自己採点結果」「講習による恩恵」

という5つの観点で横断的に分析と解説をしていきます。

最後に総括して、何種から受験すべきかについて私の意見を述べていきます。

それではいきましょう!

自己紹介

私の自己紹介はスライドの通り。

詳細は下記の記事にてまとめてあります。

使用した参考書

使用した参考書はご覧の通りとなっております。

第3種

まず3種については、ユーキャンの本をテキストとして最初に使用していき

電気書院の過去問題集を使用していった形となりますね。

3種だけ学識という科目がなくて、2科目だけで済むので、この2冊で事足りました。

第2種

次に2種については、ユーキャンのテキストと電気書院の過去問題集は3種と同様に使用していて

プラスで学識という科目の対策でゼロから始める冷凍試験というテキストを使用していき

図をかいてサクサク解けるシリーズ学識の計算問題という本も補助教材として利用して

更に学識の計算問題やり込み用に、エコランドという無料学習サイトを使いました。

2種以上ともなると、学識が重いので一気に使う教材が増えていきますね。

第1種

最後に第1種は、だいたい2種の時と同じです。私は講習経由で受験したので

講習検定の過去問も購入して、そちらも直近3年分をやり込んでおります。

なお、図を書いてサクサク解けるシリーズについては、1種クラスともなると大前提の知識、知っていて当たり前のレベルだったので使っていないです。

参考書を2冊やり込むだけで精一杯と思ったなら、3種から受験でも良さそうに見えますね。

勉強量

続いて、勉強量について横断的に見ていくと、ご覧の通りとなります。

第3種

まず3種については、ユーキャンの本をテキストとして3周

電気書院の過去問題集で9年分の問題をやり込み、3周していき

だいたい60時間以上はかかったという形ですね。

第2種

次に2種については、ユーキャンのテキストと電気書院の過去問題集は3種と同様に使用しています。

なお、電気書院の過去問は第1種と第2種は合併本のため、直近5年分のみ収録されているため、

その5年分だけをやり込みました。対策量としてもこれで問題なかったです。

プラスで学識という科目だけ、ゼロから始める冷凍試験というテキストも3周

図をかいてサクサク解けるシリーズ学識の計算問題という本も補助教材として都度使用していき

更に学識の計算問題をエコランドという無料学習サイトで直近15年分やり込んでいきました。

3種合格後とはいえ、学識の対策が重いので、だいたい100時間以上はかかりましたね。

第1種

最後に第1種は、だいたい2種の時と同じです。私は講習経由で受験したので

講習検定の過去問も購入して、そちらも直近3年分をやり込んでおります。

2種の受験から2年後に1種に挑戦したので、2種の時から持ってた古い電気書院の過去問も併用して

7年分の過去問を解きましたが、蛇足でしたね。これも5年分だけで対策量としては充分です。

最もつらかったのが、エコランドという無料学習サイトで学識計算問題を20年分以上やり込みましたが、2種の学識とは天地の差があるレベルで面倒な問題だらけで、かなり時間がかかりました。

学識の計算はマークシート方式ではなく記述方式なんで、一気に厄介になるんですよね。

以上のことから、だいたい150時間以上は時間をかけておりました。

科目別の分析

科目別の分析をしていきます。

スライドに載せている円グラフは勉強量の内訳を大まかに表現したものになります。

また、難易度を★5段階で表現してみました。だいたい難易度に比例して、勉強量の内訳も増減しているのが分かるかと思います。

1つ特徴的なのは、法令を★1で統一して表現してるように、法令に関しては1種であろうと3種であろうと難易度の差は感じませんでした。

とはいえ超簡単という意味ではないので注意してください。

3種でも充分、殺しにきてる難関回があるので油断禁物です。あくまで1種~3種で難易度の開きが少ないという相対的な意味合いです。

それでは3種から順番に補足していきます。

第3種

まず3種については、学識という科目が無い関係上、簡潔な内訳となっております。

法令は難関回があるとはいえ、暗記メインですので簡単な方です。

暗記だけでは通じない冷凍サイクルの理解に時間がかかるため、技術よりの科目である保安管理が勉強量の7割以上を占めていた形となっております。

第2種

次に2種については、法令は3種と同様の対策で充分ですが

学識の計算をマスターするのにかなり時間がかかるため、保安管理以上に対策が必須でした。

四則演算がメインの計算問題ですが、その式を導出するためのph線図の作図能力を要求されるのが厄介極まりませんね。

というわけで学識の対策が勉強量の5割以上を占めていて、次点で保安管理が3割、法令が2割といった内訳で勉強しておりました。

第1種

最後に第1種は、だいたい2種の時と同じでなんですけど

学識が記述式となっていて面倒な問題だらけのため、ダントツで最難関の科目でしたね。

計算問題の対策も20年分以上と膨大な量を着手したので、かなりウェイトを占めてました。

保安管理に関しては3種よりは明らかに難しいけど、2種とはあまり変わらない気がしました。

ちょっとだけ文章が2種よりも、嫌がらせしたいのか長文にしてきてるように見えましたが笑

まあ2種の問題が解けたら解けるレベルなんで誤差な気がしますね。

というわけで学識の対策が勉強量の6割以上を占めていて、次点で保安管理が3割、法令が1割といった内訳で勉強しておりました。

自己採点結果

今まで話してきた内容で、試験に臨み、自己採点した結果はスライドの通りです。

なお、第1種の学識は記述式試験のため、部分点を含めた憶測で記載しておりますのであしからずご了承ください。

第1種の学識以外は、文系未経験の私でも概ね9割以上の正解で合格できたので、意外といけますね。

科目別の分析という点でもお話しましたが、保安管理と法令は第1種から3種の間で、大きな差は無かったですね。

対策の仕方も3種の頃から、あまり変えないで同じやり方で通用したので大丈夫です。

やはり難易度の違いが明確に出るのは学識科目だと思いましたね。

2種で初めて学識に触れた時は、どえらいハードルに感じましたし

更に2種学識レベルは常識として前提扱いになる1種の出題はトンデモなく面倒でしたから。。

しかも私は、1種は講習でしたけど、結構疲れたんでぶっちぎりで難しいこと間違いなしです。

講習による恩恵

講習による恩恵について、1種は講習経由、2,3種は試験のみで取得した、講習・試験のみどちらも経験した観点から私の意見を述べていきます。

この冷凍機械責任者は試験団体にお布施をして講習を受けて、講習修了のための検定試験に合格すれば法令以外は免除で受験できるという制度があるわけですが

第1種~3種のどれであろうと、総じて検定試験は少し簡単になってるだけで、普通の国家試験だと思って受験しないと落ちます。

で、結論から言うと、講習の恩恵は難しい順にデカいです。3種から順に解説します。

第3種

まず3種については、学識という科目が無い関係上、講習と検定試験合格で得られる特典は

保安管理だけが免除されるだけということになります。免除されるのが1科目だけという時点でコスパが悪いように見えます。

また、検定試験であっても冷凍サイクル等の理論理解をしてないと合格できないので

極端な意見ですが、検定試験を合格できるレベルの人はわざわざ講習を受けなくても

よほど運が悪い回でない限り、講習無しでも1発合格できると私は考えております。

よって恩恵は少ないと判断しました。

第2種

次に2種からは保安管理と学識が免除されるので、その点ではコスパはマシですね。

どうしても学識の計算問題にアレルギーがあるなら検討の余地ありでしょうかね。。

ただ最終目標が1種であるなら、この時点で講習経由で行くと挫折しますので不要だと思います。

私の実体験ですが2種の講習無しで受けた学識問題よりも、1種の講習の学識問題の方が桁違いに難しいです。

つまり2種の問題で躓くなら1種の講習も躓きます。そこは要注意です。

第1種

最後に第1種は、学識の計算問題のパターンが講習だと決まってるのでオススメですね。

電気書院の過去問題集を持ってるので、講習無しパターンの学識問題を覗いたことがありますけど

明らかに出題パターンが広すぎるので、これは講習で良いやと私は判断した感じです。

何種から受験すべきか?

最後に、今までの分析・解説を元に、どこから挑戦すべきかを私の独断と偏見で触れていきます。

第1種~3種まで、それぞれ向いている人の特徴をスライドの通り、列挙してみました。

例えば、3種の場合は冷凍サイクルに自信が無かったり、計算が苦手といった特徴ですね。

結論、この特徴で最も合致する物が最初に受ける冷凍機械責任者試験に最適と考えます。

ピントこない場合は書店で参考書を立ち読みして、自分の反応を見て偵察してから決断でも良いかと思います。

ザックリと補足すると、やっぱり文系の人はとりあえず3種から様子見が無難な気がします。

反対に理系、特に工学部等で熱学に慣れてる人は1,2種からでも良さそうですね。

以上です。少しでも冷凍機械責任者試験の受験計画に役立てば幸いです。

 

 

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以上になります。読了ありがとうございました。
読者の皆様の合格をお祈り申し上げます!! 

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