【受講体験記】床上操作式クレーン技能講習を徹底解説! 要点抜粋パワポ&動画

設備系資格

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どうも脱線おじさんです。
床上操作式クレーン技能講習について、まとめてみました!

私が実際に受講した後に、講習内容や感想などをまとめました。

こちらをご覧になることで、受講前の不安が解消できると思います!

それでは本題に触れてまいります。

動画版

動画で流し見したい方はこちらをどうぞ~

目次

本記事の目次です。

自己紹介

私の自己紹介はスライドの通り。

詳細は下記の記事にてまとめてあります。

講習概要

講習概要 1/3

床上操作式クレーン技能講習は労働安全衛生法に基づく、技能講習となっていて

吊り上げ荷重が5トン以上のクレーンは床上操作式クレーン運転技能講習を修了した者あるいは厚生労働省で定める資格を有する者でなければならないと法律上定められております。

だいたい会社の業務命令で、この技能講習を受講する人が大半かと思われます。

大規模な工場やプラントでは床上操作式クレーンが設置されていることが多く、そのためか工場や設備系の業種では業務命令で取得をすることになるくらい、必須に近いと言っていいですね。

私はただの興味本位で自腹受講となりました。

この床上操作式クレーン技能講習で学んだ知識はそこそこ汎用性が高くて、

消防設備士5類や電気工事士と学習する範囲が重複していて、セットで学習していくと効率的に合格できること間違いなしですね!

講習概要 2/3

受講資格は特になくて誰でも受験できます。

講習費用は30000円以上と高く、それとテキスト代がかかります。

修了試験は学科、実技どちらもありました。

独学未経験だと、実技の修了試験は苦しかったのが正直な感想です。

講習概要 3/3

受講日程は学科が2日、実技は1日となります。朝から夕方までありますね。

参考程度に私の受講票をスライドに載せております。

ご覧のように、受講票で出欠確認も取るようになってます。

この講習は所定の時間講習を受けていないと修了が認められないので

少しでも遅刻をすると非常にマズイです。

最悪の場合、修了不可で再受講となる可能性もあるので時間には余裕を持って講習会場には到着した方がいいですね。

受講内容

受講内容 1/3

実際の講習の中身について触れていきます。

前述したように学科は2日、実技は1日で朝から夕方までのスケジュールとなっており

詳細のカリキュラム、時間配分はこちらの表の通りとなっております。

学科、実技どちらも一通り講義が終わったら最後に修了試験がある形でしたね。

特に実技は受講日の最後にそのまま即試験があるので集中力がいる気がします。

家でゆっくり復習する暇もないので、ちょっとでも体調不良で集中力が欠けるとキツイです笑

実技の前日は、しっかり睡眠をとった方が良いです。当たり前に見えて、結構大事な話ですね。。

それでは学科と実技の中身について、順を追って解説していきます。

受講内容 2/3

受講内容に触れていきます。まず1日目および2日目の学科についてです。

学科の内容はスライドの表の通りです。2日かけて、合計12時間ほどありますね。

こちらは講習用のテキストを題材にした座学となっております。

だいたい1時間ごとに10分間の休憩がありました。

講師がテキストでチェックをするよう強調された箇所は「蛍光ペン」あるいは「付箋」でマークをしていった方がいいです。

私がこの手の講習を受けるときは強調箇所は「下線を引いてください」と指定される事が多いですね。

この強調された箇所を、講習内容の区切りがついたら締めくくりに、受講者を順番に指していって質疑応答をしていくということもありました。

また、後述する修了試験でも強調された箇所を中心とした出題がございました。

技能講習資格とはいえ、試験はしっかりと存在するので、油断せずに休憩時間や1日目の帰宅後には講師が強調した箇所は復習しておくと間違いないです。

受講内容 3/3

続いて、3日目の実技について触れていきます。

内容はスライドの通りで、丸1日、実技をやっていくことになりますね。

場所によっては屋外での講習となるケースもあるため、寒暖差を考慮した服装で参加した方がいいです。

当日が雨だったりするとレインコートを着ながら受講になる可能性もあります。

こちらも学科と同様に1時間ごとに10分間休憩をはさんでいくような形でした。

クレーンを操作する前に「フックの取り付けヨシ!」「玉掛けヨシ!」「垂直に上げます!」などと、自分がどういった作業をするか実際に発声および合図するように指示されます。

本試験でもしっかりと発声をしないと減点されるので、発声箇所はしっかりと覚えましょう。

合図と発声をしつつ、実際にクレーンで荷の上げ下げや東西南北の移動をさせたり停止の操作が適切にできるように運転演習をしていきます。

特に厄介なのがクレーンの停止操作でしたね。急停止すると荷がブラブラしたり、壁にぶつけたりしてしまいます。

だいたい10-20人ほどの受講生が集まって、順番に操作をしていくので

自分の番になるまで暇だったりしますけど、前後の受講者の操作や講師の指導を横で見てシミュレーションをしていくのが大事かなと思います。

修了試験

修了試験 1/2

学科の最後にあった修了試験について触れていきます。

これは講習実施期間によって形式はマチマチな気がしますが

私が受けた時は、全部で20問ほどで3択問題のマークシート方式試験でした。

主に講習中にチェックするよう言われていた箇所を中心とした出題でしたね。

解き終わったら途中退出も可能です。だいたい9割以上の人が途中退出をしてたので、試験時間はあまります。

私も30分ほど時間が余った状態で途中退出したので焦る必要はないです。

皆様が気になってるであろう、どういった問題が出たかについてですが、

講習テキストから抜粋して例を挙げると、スライドに載せている論点を中心にした出題でした。

こちらに載っている数字や用語の定義などをワザと違う数字に変えたり名称をすり替えたりして、引っ掛けてくる程度の素直な出題しかなかったです。

これらも講師が講義中に強調してた箇所なので、そこだけ見直しをしてれば間違えることはないです。

強いていうなら滑車の問題をはじめとした、ちょっとした機械力学よりの計算問題が1-2問ほどあったので、そこは注意しておいた方がいいかもしれません。まあ解けなくても合格はできます。

修了試験 2/2

続いて、実技の最後にあった修了試験について解説します。

内容としては、ドラム缶を床上操作式クレーンで吊り上げていき、所定のコースを1周して運んでいくという内容でした。

制限時間は10分ほどで、開始時に講師がストップウォッチで計測しておりました。

合否が左右されるポイントとしては、声かけ・操作の合図が適切にできているか、制限時間を超過しないでクリアしているか、コース内に設けられている柵や壁にぶつかっていないか、といったところを見て試験は行われておりました。

クレーンの起動・停止時に、どうしても発生してしまう荷のブレで壁や柵に激突してしまい減点となるパターンが最多と思われますので、ここに注意しておきたいですね。

まとめ

床上操作式クレーン技能講習のまとめです。おさらいにどうぞ。

感想

講習の感想です。

学科は試験慣れしてたので簡単でしたが、実技は想像以上に苦戦しました。

実際に現場で使用されている光景を見ていないと難しいかと思われます。

学科では滑車の計算問題があったのが印象的です。技能講習系の資格で計算問題が出てきたのは珍しいなと思いましたね。

機械力学よりの問題が多いので、消防設備士5類の計算問題に近いものがあったと思いました。

受講後の振り返りでつくづく実感したのは、事前にYoutube等で実技で取り組む内容は予習をしておいた方が慌てなくて済んだということですね。

よって、少しでも実技試験が不安であれば、実演動画を調べて予習を推奨します。

まあまあ、それでも9割以上は合格できますし、講師も落とそうとはしてこないので過度な緊張はしなくても大丈夫です。

ましてや本記事・動画をご覧になるほど勤勉な方が落ちるわけがないです笑

以上、床上操作式クレーン技能講習の受講体験記でした!

 

また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出を検討するのも良いでしょう!

 

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