どうも脱線おじさんです。
LPIC Lv3の勉強法について、まとめてみました!

私が実際に合格した後に、「これが最適解だったな」と感じた経験を元にまとめております。
「1発で合格したい、効率よく勉強をしたい」という方は必見です!
それでは本題に触れてまいります。
動画版
動画で流し見したい方はこちらをどうぞ~
目次

本記事の目次です。
自己紹介

私の自己紹介はスライドの通り。
詳細は下記の記事にてまとめてあります。
試験概要
試験概要 1/3

LPICは、UNIX系のOSであるLinuxの知識を証明できるベンダ資格となっていて
レベル1~3までの認定が存在します。CCNAやAWSと並び、有名なベンダ資格となっております。
300試験の科目名は「Mixed Environments」すなわち「混在環境」です。
具体的にいうとLinuxとWindowsが混在している環境下でのサーバの構築運用保守などの実力を問うことを主旨としている科目です。
Active DirectoryというWindowsサーバのディレクトリサービスとの連携を想定した技術を主に聞かれます。とはいえ、Active Directoryに関しては触り程度の知識があれば通用します。
Windowsサーバ未経験の私でも難なく合格できたので心配することはないです。
試験範囲はLPIC Lv2-202とかなり重複してます!覚えるコマンドもあまり変わり映えしないです。
Lv3だけ特殊で、300試験だけ合格すれば、なんとLv3の認定が貰えます。
Lv1やLv2では2つの試験に合格する必要があったので、Lv3のコスパは非常に良いですね。
試験概要 2/3

受験資格はLv2の有効期限内の取得状態が条件です。
試験はCBT方式ですので、いつでも受験可能です。
試験時間は90分で、長文も少ないので時間は余ります。
出題形式は選択式および穴埋め記述式で合計60問となっております。
特に注意したいのは穴埋め式の問題で、コマンドやファイルのパス名を聞いてくるパターンが大半なのでスペルミスに注意をしたいところです。
試験概要 3/3

合格基準は500/800点 以上の正解です。
合格率は非公開のため不明です。
私の体感で難易度を測ると、高めです。
関連資格で比較するなら、CCNAやAWS SAAなどのベンダ資格よりも難しく
更に基本情報技術者以上に難しいのは間違いないです。
LPICはベンダ資格の中でも暗記力を要求される度合いが強いのが特徴的です。
特にコマンド関係のオプションの丸暗記の量は膨大なので油断できません。
ぶっちゃけ本職のサーバエンジニアでも、こんなにオプションの暗記はしてないです笑
穴埋め式問題の対策でコマンドやパスの暗記が必要なことから、
試験勉強が退屈すぎて、現役の有能なエンジニアでも敬遠して受験しない人は結構いますね。。
またコマンドやログの出力結果を分析して解答する問題も出てくるので、暗記と同時に思考力も求められることから難しめの資格な気がしますね。
とはいえLv2に合格できてるなら同じ要領で勉強していけばLv3は全然合格できるのでご安心ください。
勉強法 全体像

勉強法の全体像はスライドの通りです。
あくまで目安ですが
・アウトプットに90時間
・本試験前の総仕上げに30時間
上記の流れで、だいたい150時間は勉強が必要です。
1ヵ月以上は学習期間が必要だと想定しておくのが無難。
LPIC Lv2取得直後であれば、半分以下の時間で合格が可能だと思います。
それだけ試験範囲が重複していて暗記要素も軽くなるからですね。
実際に私は2週間で合格できましたから大丈夫ですよ!
勉強法 Step1

初めに試験内容の全体をイメージできるようにインプット学習に取り組みましょう。
まずオススメしたいのはサーバ入門書である「1週間でLPICの基礎が学べる本」です!
もし、LPIC Lv2取得からブランクがある場合は、復習用に利用した方がいいです。
Lv2を取得してスグに受験する場合は不要ですので、あずき本から読んでいきましょう。
続いて、あずき本と言われる昔ながらのLPIC試験対策本を使用しましょう。
こちらはテキストとして必須でしょう。私は同シリーズのLPIC Lv1、LPIC Lv2でもお世話になりました。本書以上に品質の高い書籍はないですね。
実務でも困ったときに辞書のような要領で使うこともあって便利です。
巻末の予想問題は、ちょっと難しいので最後の仕上げに使いました。
表現が固いのが難点ですが、後述するPing-tなどで知識が身に付くと書いてある意味が分かってくるので最初はピンとこなくてもOKです。
以上のことを踏まえ、ザっと2周読んでいけば大丈夫です。
勉強法 Step2

インプットが完了したら、問題演習でアウトプットをしていきましょう!

オススメはPing-tというWeb問題集をやり込むことです。
Ping-tはLPIC以外にもAWSやCCNA等のベンダ資格対策サイトとしても定番ですね。これを機会に是非、利用してみてください。
Ping-tの特徴として、解説がとにかく丁寧で分かりやすいです。
解説をテキスト代わりに利用していくというのも有効な手なので、前述したあずき本でピンとこなかった箇所はPing-tの解説で理解していけばOKです。
表やコマンド出力画面など、見直しをしておきたい箇所はスクリーンショット等で自分で内容をまとめてしまって、スキマ時間等で読み直しをすると効率的なのでお勧めです。
Ping-tでは「最強web問題集」という選択肢式の問題集と「コマ問」というコマンド等を記述解答する問題集の2種類が収録されています。
当然、記述式の「コマ問」の方が難しいので、「最強web問題集」を1周以上やり込んで慣れてきたら「コマ問」にも着手するという流れでOKです。
またPing-tをある程度やり込んだら、サブ問題集として黒本を使用することをオススメします。
レベル3は殺意の高い変化球の問題が出てきます。
そういった変化球は黒本をやっておくと、数問は拾えるので確実に合格したいならば必須です。
実際に黒本の論点と同じで、Ping-tには無い出題が本試験でも出てきたので黒本は有効でした。
以上を踏まえて、問題集を2周ほど解いていきます。
勉強法 Step3

最後に本試験前の総仕上げをしていきましょう!
問題集でやること
Ping-t、黒本ともに理解しきれてない苦手箇所の見直しはもちろんのことですが
コマ問を極めて、コマンドやパス名等の記述を隙間なく対策するのが最優先です。
記述問題は厄介な形式ですが、引っ掛けが少ないので、徹底対策して得点源にした方が楽です。
あずき本でやること
巻末の予想模試を受験直前に解いていきます。
間違えたところだけ見直しをしておけばOKです。
あとはコマンドやオプションなどの暗記が大量に必要な箇所の見直しをしておけばバッチリですね。
まとめ

LPIC Level 3のまとめです。おさらいとしてご覧ください。
感想

素直な出題は少なく、殺意の高い変化球問題が出てきましたね。
そこを黒本で拾えるようにして安全に合格を狙うのが戦略的ということです。
またレベル2と同様に、ログやコマンド出力結果を分析する思考力が求められます。
例えばログを見て、何がエラーの原因かを分析する等、トラブルシューティング問題があるからですね。
意外とWindows周りの知識は初歩的な出題だったので苦戦はしませんでした。
この試験の一番困るところは、記述式問題の対策が面倒な点でしたね。
具体的にはコマンドやパス名を暗記するのが大変でして、この暗記作業が退屈で挫折するエンジニアの方は結構見てきましたね。。笑
そこは割り切って試験対策に必要なので退屈な作業ですが取り組みましょう。
Lv2を合格してたらスキマを空けずにこのLevel 3に挑戦できるならしておいた方がいいです。
Level 2でせっかく暗記した記憶がある内に、挑んだ方が退屈な暗記作業を省いて取得が見込めるので効率的だからですね。
実際に私はLevel 3を202試験直後に勉強して2週間で合格できたのでマジですよ!
以上、LPIC Level 3の勉強法でした!

また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出を検討するのも良いでしょう!