CCNAの勉強方法

CCNA IT系資格

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どうも脱線おじさんです。
CCNAの合格法について取り挙げたいと思います。

この資格の魅力ってザックリ申し上げますと以下になりますね。

①ネットワークエンジニアになる為の入門資格!
②IT人財としてスキルアップする足掛かりにできる
③CBT方式!受験したい日にお手軽に挑戦できる

Ciscoというネットワーク機器の基礎知識を証明できるベンダー資格です。

Cisco社製のルータ等の設定や状態確認をするための知識を学ぶのが主旨となる資格ですが、

ネットワークエンジニアに必要不可欠なIPアドレス計算・プロトコル・ルーティング・アクセス制御などの汎用的な技術を一通り学ぶことができます。ゆえにIT企業では新人に研修で取得推奨をするケースが多いです。

Cisco社製のネットワーク機器はデファクトスタンダードです。ですから当然、Cisco機器に対する技術力を証明するCCNAはIT業界では定番と言っていい程に需要の高い資格です!

また試験はCBT(パソコンで受験)する形式ですので、自分に都合の良い受験日を指定して年に数回受験できるお手軽感も良いです。

CCNA あるいは LPICはIT業界入門者は業界では取得推奨をされるだけあって、会社の研修期間中に勉強されることも多いのではないでしょうか。

関連記事としてIT業界に入社した直後の研修についても体験談をまとめております。あわせてご覧ください。

かくいう私も会社の研修期間中にCCNAを取得し、後に現場に出てからLPICも取得しました。

よろしければLPICの記事についてもご覧ください。当サイトではLPIC Lv1から最上級のLPIC Lv3まで勉強方法をご案内しております。

CCNAは真面目に約2~3ヶ月勉強すれば独学合格は可能だと思います。

それでは詳細に触れて参ります。

 試験概要

受験資格

特になし。誰でもお手軽に受験できちゃいます。

試験日程

全国各所で随時!つまりいつでも。開催してる受験会場で予約できれば!

最寄りのパソコンスクールっぽい所で受験予約できることが多いでしょうね。

ITパスポート、LPIC、ITIL、そのほかCBT方式受験の資格と受験の要領は似てます。

試験科目

科目 出題割合
ネットワークの基礎 20%
ネットワーク アクセス 20%
IPコネクティビティ 25%
IPサービス 10%
セキュリティの基礎 15%
自動化とプログラマビリティ 10%

試験範囲は広いです。各科目ともシミュレーション問題では深い知識がないと解けないレベルで出題してくるので手を抜いて良い科目は皆無だと思った方が良いです。

「ネットワークの基礎」は得点がしやすいです。しかし最初はIPアドレス・サブネットマスクの概念や計算問題が、初学者の人は挫折しがちな第一関門というトラップつき笑

計算問題が苦手だったり2進数と聞いてアレルギー反応がでる方は、後述の入門書からじっくりと慌てず勉強しましょう。

初学者は横着していきなりテキストを読むと挫折する可能性が高いと思います。入門書推奨。

あとシスコ語という概念ができてしまってるくらいに、試験問題の日本語がおかしい。シスコ語という特殊な日本語も勉強しましょう。冗談のつもりですけど、半分本気で言ってます笑

出題形式

CBT(Computer Based Testing)方式
コンピュータに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを用いて解答する形式となります。大半の問題は「選択肢を選ぶ形式」あるいは「記述式」のどちらかです。

そして数問ほど一番厄介な「シミュレーション問題」があります。

シミュレーション問題以外を可能な限り得点し、事故を防ぐのが得策。

試験時間

120分になります。

試験時間は長いように見えますが、シミュレーション問題は実際に実機の設定をするような手間のかかる問題です。シミュレーション問題のせいで、時間をけっこう削られる。。

解答速度が遅いと、シミュレーション問題の見直しができずに事故がおきる可能性が高いです。

合格基準

800~900/1000点。資格試験の中では基準がかなり厳しい感じがします。

合格基準点は出題された内容によって変動するようで、絶対的な基準は存在しませんブラックボックスです。

当然、シミュレーション問題と記述式の問題の方が配点は高いと予測されます。

また一説によれば、シミュレーション問題はある程度正答していないと合格できないとも言われています。

合格率

合格率は公表されてないので不明です。あしからず。

私の経験則から申し上げますと、似たようなIT資格であるサーバ資格のLPIC Lv2よりも難しいです。

よって、合格率は30%未満の難易度に近いと推測しております。

資格の難易度としてはやや難しいといった印象です。

受験申請のやり方

①Cisco公式サイトでアカウント作成
②作成したアカウントをCisco認定追跡システムへ紐付け
③Cisco認定追跡システムからCCNA試験を受験申請

ややこしくて面倒くさいのが困ったところ。。私もやり方がわからず迷子になった記憶あり。

Cisco公式サイトは下記のリンクになります。いつも思うんですけど、Ciscoのサイトってなんでやたら重いんでしょうね。実務でCiscoのマニュアル調べる時も重くて泣きそうになりますよ。

CCNA

試験手数料

33,600円になります。うん、ぼったくり!!

ITベンダー試験は全部高額なので宿命ですね~

勉強時間

業界未経験、初学者=約300時間以上
業界経験者、情報学科卒業者=約200時間以上

上記のように人によって勉強時間は異なると思います。

いずれにせよ、シミュレーション問題で実機を扱えるレベルの内容を要求されるので、勉強時間は多めに見積もらざるを得ないでしょう。

IT業界入りたての当時の私は「1日平均12時間以上勉強 × 3週間」で合格できました。

余談ですがありがたいことに、会社の研修期間にこれでもかというくらい勉強できたので1ヵ月未満で合格できました。かなりの短期間で取得したので上司に称賛されて嬉しかった思い出もあります。当時、勤めていた会社には感謝の言葉しかないですね。

ネットワーク系の構築案件を経験してきた私は、現場でバリバリのネットワークエンジニアでもCCNAは難しくて1発合格できず難航してる方を何人も見てきました。

よって業界経験者でも油断は禁物の難易度と言えるでしょう。

難易度のベクトルが違うので、上手い例えができないのですがCCNAは基本情報技術者試験よりも実践的で誤魔化しが効かないのではと思います。

基本情報技術者は合格していてもCCNAは取得に難航してる方を見てきましたので。

人によって勉強の進捗は異なると思うので参考程度に…

学習期間は「業界未経験、初学者=2~3ヶ月」「業界経験者、情報学科卒業者=2ヶ月以上」をおススメします。

勉強方法

①参考書を1冊購入。理解できなくても良いから1回読む。
②再度、参考書を読む。意味を理解する事を意識して復習。
※インプットした項目を実機で確認もしながら復習すると良い。
③Ping-tと問題集を3周する。解説を読んでも理解できない事は参考書で確認。
④Ping-tにてコマンド問題をやり込み、記述式問題の徹底対策。
⑤Ping-t あるいは 実機にてシミュレーション問題対策を徹底する。
⑥苦手な問題を入念に復習する。

⑥まで努力できたら80~90%以上、本試験で得点も間違いないでしょう!

確実に1発で合格したいのであれば、手は抜かずに⑥まで徹底してやりましょう。

この試験の合否の分かれ目、ポイントは赤文字の2点になります。

1点目は④の「Ping-t」にてコマンド問題をやり込むこと!

コマンド問題をやり込むことで厄介な記述式問題を徹底対策でき、正攻法で1発合格に近づけます!

※Ping-tについては後述のおススメの問題集の項目をご覧ください。

2点目は⑤の「Ping-t」あるいは「実機」にてシミュレーション問題対策を徹底すること!

Ping-tにシミュレーション対策問題はあるので、まずはPing-tに着手しましょう。

それでも物足りなかったら実機も購入して自分なりに様々な設定・検証などをしていきましょう。

実際の現場でも、いきなり本番機で設定はせずに検証機や予備機などで設計したネットワークで動作するかを検証します。

やり過ぎかと思われがちですが、実機を購入して勉強するのはネットワークエンジニアをやるなら全然アリです!

私の尊敬するエンジニアの方は実機を購入して自宅で勉強してる方もいらっしゃいました。

そんな偉そうなこといってますけど、私はPing-t+問題集2冊でシミュレーション問題の対策範囲を広げるという戦略で合格しました。うーん残念な人だなぁ。。

学習期間によってインプット&アウトプットの加減は異なると思うので、自分が学習しやすいスタイルを模索してみて下さい。あくまで上記の方法は参考程度に。

私は上記の方法により880/1000点で合格しました。

資格試験の勉強方法については以下の記事にまとめております。あわせてご覧になって頂けると幸いでございます。

おススメの書籍

参考書と問題集を1冊以上は最低でも用意しましょう。

また、ネットワークについて初学者の方は下記で紹介する入門書から学習をしましょう。横着していきなり試験対策本を読んでも訳が分からなくなるので。急がば回れです!

おススメの入門書

ネットワーク入門書として「1週間でCCNAの基礎が学べる本」がおススメです!

私も駆け出しエンジニア時代に最初に手に取り、大変お世話になった書籍です。

やはりネットワーク初心者は「プロトコル・サブネット・ACLとは何ぞや?」という状態になると思います。

そこで本書でネットワークで頻出の概念や用語を学ぶことで、後続する参考書や問題集でつまづくことなく円滑に学習を進めることができます。

「1週間で」というフレーズにあるように、とても読みやすく取っ付きやすいのもポイント。

IT業界に内定を頂いて、入社する前に私は熟読していた思い出があります。3周以上読んで内容が分かったところで、研修期間中にたしか同期にあげました笑

おススメの参考書

私はこちらの通称、白本といわれる書籍を利用しました。

試験に対する網羅性を考えるとこちらのテキスト一択でしょう。

ただし、フレーズで「この1冊で合格できる」というのは違う気がします。

これは白本を否定しているのではなくて、CCNAが難化していってるので書籍1冊では対策困難であるということを言いたいからです。

おススメの問題集

Ping-tという学習サイトの問題集をやり込みました。前述したコマンド問題、シミュレーション問題対策も充実していますので試験対策には必須と言えます。

LPIC

PCでもスマホでも学習できるので、通勤電車での学習はPing-tをメインに取り組みました。

 

問題集は通常、黒本と言われるこちらの書籍を使用しました。

LPIC Lv3でもお世話になりました。一つ言えるのは、黒本の問題は本試験よりも難しいのでやり込んだら結構な実力が身につくということ!

試験当日の心構え

・試験会場までの移動時間に、苦手・不安な分野の最終チェック。
・どうしても暗記し難い箇所は、試験直前に瞬間記憶で誤魔化す。

試験開始までの間にできる事はこれくらいですね。それ以上の無駄な抵抗はやめましょう。

私が直前にしたことは「showコマンド」の出力例を全パターン熟読したことです。お手軽に実機等が無くてもシミュレーション問題を含めて、全ての対策に繋がるから有効手段です。

試験時間は120分です。シミュレーション問題以外は迅速に解答し、残りの時間でシミュレーション問題に腰を据えて注意深く挑みましょう。

合格発表

試験終了後に即座に分かります。結果確認ボタンを押すのはソシャゲのガチャを引くことと同じくらいドキドキとワクワクがあって中毒性があるやめられないとまらない。

合格後は…

認定条件を満たしたら後日、合格証書原本が送付されます。

CCNA
・せっかく身に付いた勉強習慣を失いたくない
・更にステップアップして関連資格に挑戦したい

上記のような素晴らしい向上意識をお持ちの方もいらっしゃると思います。
そういった方々には以下の関連資格への挑戦をおススメ致します。(上から順におススメ)

資格名 特徴
ITパスポート IT業界入門資格。コスパ良し!
LPIC Level 1 サーバエンジニアの入門資格。セットで揃えたい!
ITILファンデーション IT業界入門資格。コスパ良し!

 

脱線おじさん

 

また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出を検討するのも良いでしょう!

 

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以上になります。読了ありがとうございました。
読者の皆様の合格をお祈り申し上げます!! 

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