どうも、脱線おじさんです。
今回は私が未経験でIT企業に入社後、現場配属までに受けた研修について体験談をまとめていきたいと思います。
「IT業界に興味ある or 内定をもらったけど、研修についていけるのか?」という疑問にたいして、お役に立てる情報を本記事で提供できるかと考えております。
後述しますが、私のような文系未経験でもやってけましたので安心してくださいね。文系理系の違いというのは実際あまりありませんから。
少しでも皆さまのお役に立てれば嬉しいです。
それではよろしくお願いいたします。
入社当時の私のスペック
・大卒法学部卒業、数学は得意
・IT業界未経験
・プログラミング未経験
といった感じ。つまり文系未経験の視点で、研修はどれだけ厳しいかを分析していくことが本記事ではできると考えております。
私の詳細は下記にてまとめております。
研修期間
私が入社したIT企業の研修期間は3ヵ月でした。企業によって研修期間の長短は変わると思います。
私はインフラエンジニア系部署配属でしたが、プログラミング系部署配属の方は研修期間が4ヵ月あったようです。うーん、手厚い研修でしたね!
「研修期間の長さ」=「企業体力」であるのは客観的事実ですので、ホワイト企業かどうかの指標になると思います。私が入社した企業は研修がしっかりしていて今でも感謝しております。
少なくとも業界未経験者を採用して研修期間が1ヵ月未満の企業だと、企業体力に疑問が生じるのでブラックの可能性は高いと思われます。これが経験者採用であれば別ですが。
研修内容
スケジュールとしては上記の表の通りでした。
以下、見出しを付けて補足していきますね。
社会人基礎研修
最初の1週間は、企業として一般的な研修といった感じでした。
・社内説明(就業規則、福利厚生、部署の説明など)
・研修内容のガイダンス
・交通定期代などの各種手続
・ブラインドタッチの練習
・5~10分スピーチ練習
本格的に研修に入る前に、ブラインドタッチは最低限でも事前に練習して下さいと言われました。私はオタク気質で元々できたので気にしてませんでした笑
どこの業界でもあると思いますがプレゼン能力養成の一環として、5~10分ほどのスピーチを週1で同期の皆と交代で担当になったのが精神的にしんどかったですね。
今では良い経験になったので感謝しておりますが笑
ネットワーク研修
次に長い長い、ネットワーク研修が始まりました。
主にCCNAというネットワーク資格試験の合格を主旨としている内容でした。
会社から参考書を貸与されて勉強を進めることになりました。
IPアドレスの計算問題を解くのに2進数の計算が必須でしたので、そこが第1の関門でしたね。同期の皆さんも結構ここで苦戦していらっしゃいました。
講義の区切りがつくタイミングで随時、研修用のルーターやスイッチなどのネットワーク機器の実機を用いて実践をしていく内容でした。
また会社からCCNA学習サイトであるPing-tのアカウントを発行されたので、そちらも研修時間中に解いて勉強していくといった感じでした。
CCNAは結構むずかしいので、自主的にガツガツ勉強していく必要があると感じました。少なくとも、受け身で「教えてもらう」だけの体で研修を受けてるとついていけないかも(?)
でも、面接時から「入社したらCCNAを取得するための研修がある」と言われていたので私は入社前から勉強してました。
内定貰った直後に書店で入門書を買って即決即断で事前学習をした思い出があります!
事前にそうなることは予期していたので、ガッツリ学習して良かったです。
CCNAに限らず、未経験でITエンジニアになりたい方は入社を決めた直後に配属先で必要となる技術や資格について事前学習をしておくことをおススメします。
私は入社1ヵ月以内でCCNAは合格できると思ったので、独断で受験して合格しました。
受験当時の詳細についても当サイトで掲載しておりますので、あわせてご覧ください。
どうせ勉強しないとイケないんですからサッサとやりましょう。同じ苦労するなら、サッサと動いて安全に行動したほうが自分に優しいですから。。
実際に私は研修スケジュール以上に早く研修内容を独学で進めて終わらせたので、資格取得の圧から解放されてラクでした。
今日だけ頑張るんです。明日やろうはバカ野郎です。これは何事にもいえます世知辛い。はたらきたくないなぁ。。
CCNA試験受験
前述の「ネットワーク研修」と並行して、研修1.5ヵ月目~3ヵ月目以内にCCNA合格をするように試験対策と受験をすることになりました。
具体的には、CCNAで出題されるシミュレーション形式問題の対策がメインでした。これも研修用に貸与されている実機のルータ等を用いて実践的に練習していった感じですね。
またe-ラーニング等を使用して模擬試験の演習なども行われました。
模擬試験や抜き打ちテストの結果は、講師の方が研修生全員分チェックしてまとめていたのでプレッシャーが凄かったと思います。
私はそれが面白くて、誰にも負けたくないから猛勉強をした覚えがあります。良い思い出だった。。
最終的に同期全員、無事にCCNAに合格できました!
サーバ研修
研修スケジュールの最後は「サーバ研修」でした。
具体的にはLinuxというサーバをメインに学習していく内容でした。
こちらも仮想マシンを用いて、実機を用いて実践的な学習を主軸にした研修でした。講義体制としては「ネットワーク研修」と同様ですので割愛します。
資格でいうと、LPIC Lv1の範囲が最も近かったですね。
私が受けた研修はCCNAがメインでしたので、この時期は緊迫感も和らいで穏やかに研修期間を過ごした覚えがあります。
また、研修期間終了後にLPIC Lv1、LPIC Lv2、LPIC Lv3を独学で私は取得しました。詳細は下記の記事にそれぞれまとめておりますので、あわせてご覧ください。
IT業界研修期間 感想
研修は楽しかったです。事前学習と自走力があれば通用する内容だと思いました。
IT業界はネットワーク・サーバ・プログラミングなどの色々な分野がありますが、どれも共通して能動的・自主的に学習しないとやってけないのは事実かなぁと思いますね。
でも事前学習などをして努力すれば、文系未経験でも全然通用します。だから不安な方は内定が出た瞬間に即決即行動で事前学習等をしてしまいましょう。
文系だからといって不利かというとそんな印象は無いですね。自分から勉強できればどうにでもなります。高度な理系的な教養が必要かというと意外とそうでもないですから。。
近年のIT業界はリモートワークも普及していて、働きやすさが改善されてるので就職・転職におススメできます。
以上になります。読了ありがとうございました!
当サイトでは、IT業界以外にも様々な資格試験等を解説しておりますのであわせてご覧ください。少しでもお役に立てれば嬉しいです。