どうも脱線おじさんです。
Oracle Master Goldの勉強法について、まとめてみました!
私が実際に合格した後に、「これが最適解だったな」と感じた経験を元にまとめております。
「1発で合格したい、効率よく勉強をしたい」という方は必見です!
それでは本題に触れてまいります。
動画版
動画で流し見したい方はこちらをどうぞ~
目次
本記事の目次です。
自己紹介
私の自己紹介はスライドの通り。
詳細は下記の記事にてまとめてあります。
試験概要
試験概要 1/3
Oralce MasterはOracle製品の知識証明ができるベンダ資格となっております。
Oracleとは業界シェアトップクラスのデータベース製品ですね。
よって、インフラエンジニア、特にDBエンジニアは必須の知識が凝縮されてる資格です。
CCNAやAWSと並び、有名な資格でエンジニアの登竜門として評価される事が多いです。
実際に私がエンジニアをやってた時も、Oracle Master Goldになると
LPIC Lv3や応用情報技術者などと同じくらい評価されて、高額の褒賞金が支給される対象でした。
難易度が易しい順に、Bronze Silver Gold Platinumがあります。
今回、私が取得したのはGoldですので、Goldに焦点をあてて解説して参ります。
試験概要 2/3
受験資格はSilver DBAに合格してることです。Silver SQLに合格しても受験資格になりませんので注意が必要です。
このGoldだけはSilverのDBA試験に合格していないと受験できません。
しかもSilverのDBAは理解してるのを前提に踏み込んだ出題だらけなのが特徴的でしたね。
試験はテストセンターの日程が合えば、いつでも受験できます。
試験時間は120分で、全部で68問でした。
出題文中のデータベースを読み解き、データの構造や管理に必要なコマンドは何か判断したり
適切なSQLの出力は何か、正しい構文でエラーが起きずに実行できるか、といった細かなところまで引っ掛けがたくさんある試験です。
血眼になって確認をしないと正解にはたどり着けない試験になっております。
特にGoldはSilverと比べて長文やログの分析を要求してくる出題が多かったです。
つまり、どうしても問題を解くのに時間がかかってしまうため、時間切れのリスクがあります。
私は一通り問題を解くことはできましたが、見直しをするために、結局120分フルで使い切りました。
試験概要 3/3
57%以上で合格できます。合格率は非公開のため不明です。
私の体感で難易度を図ると、IT系の資格でも難しめの部類です。
関連した資格で例えるならば
LPIC Lv3より難しく、応用情報技術者と同等に近いと感じました。
難しい要素は、選択肢を複数選ぶ形式が大半であるということですね。
具体的には5つ以上の選択肢から「正しいものを2つ選べ」とか「誤ってるものを3つ選べ」とかそんなパターンだらけでしたね。
つまるところ、マグレで正解できる要素は無いに等しいと考えた方がいいです。
あと想像以上に長文問題とログを解読する問題が多くて、テストセンターで支給されるメモ用紙にデータベース構成図を書いて解読しないと解けない難問が多かったです。
AWS試験の長文問題と同じくらい疲れました。。この例え、分かる人は分かるんじゃないでしょうか。
勉強法 全体像
勉強法の全体像はスライドの通りです。
あくまで目安ですが
・アウトプットに60時間
・本試験前の総仕上げに20時間
上記の流れで、だいたい100時間は勉強が必要です。
2~3ヵ月は学習期間が必要だと想定しておくのが無難です。
応用情報技術者以上の知識があって、LinuxやJavaの知識もあると有利です。
1番言いたいことは、Silver DBA合格後に即挑戦すべきということです。
メモリや表領域、各種ツールなどのSilverで学んだ概念は知っていることを前提に扱われてくるので、ブランクがあったら、150-200時間くらい勉強が必要になってもおかしくないです。
インプット
まずは試験内容の全体をイメージできるようにインプット学習に取り組みましょう。
オススメは黒本といわれる定番本です。
公式教材ですので、試験範囲を一通り網羅してくれてます。
章ごとに確認問題があるので解けなくても良いから、とりあえず読みましょう。
読み易い反面、本試験よりも収録されている問題の内容が易しいです。
よって問題を解くだけでなく、変化球にも対応できるように、選択肢で直接触れてはいないけど解説に掲載されている内容は必ず理解するつもりで挑戦しましょう。
あとはまあ、Silver DBAの知識が抜けてると、メモリや表領域、インスタンス等の必須の概念の記憶が忘れかけてることもあるかと思いますので、必要に応じてSilverの復習もしていきましょう。
ということで、サラッと2周ほど読む程度で良くて、巻末の予想模試も後回しでいいです。
アウトプット
インプットが完了したら、問題演習でアウトプットをしていきましょう!
使用するのは、ひたすら黒本です。というかこれしか教材が無い。。
引き続き黒本を使用していき、確認問題と巻末模試を周回していきます。
ただでさえ収録問題数が少ないので、自問自答して理解を深める訓練も必須です。
具体的にはテキスト部分で語られている各種コマンドとそれに付随するオプションの挙動
パフォーマンスレビューやアラートログの判読方法、リストア、リカバリーの各種手順など
こういったものを問題で取り上げられていない箇所もキッチリ目をサラにして抑えます!
結構、エネルギーがいる作業なので私の場合、この作業と問題演習は4周以上しました。
総仕上げ
最後に本試験前の総仕上げをしていきましょう!
基本的には苦手な問題の演習をしていけばいいです。
更に重大なポイントとしては、ORACLE公式試験対策セミナーを視聴して周回することです!
公式セミナーでは、黒本の巻末模試のような雰囲気で、いくつか例題を出して解説をしてくれています。
数少ない問題演習量を補うには必須といって間違いないです。
私のやり方を申し上げますと、セミナーに載ってる問題と解説を全てスクリーンショットして、かつ分からなかった選択肢は講師の解説を聞いてメモをスクショに書き込んで自作ノートを作りました。
ここまで徹底して自作したセミナーまとめノートを3周以上しました。
今は受験料が4万円しますから、これくらい徹底して1発合格を着実に取りたいところですよね。
まとめ
Oracle Master Goldのまとめです。
難易度は難しめです。「選択肢の中から正しいものを3つ選ぶ」といった選択肢を複数選び、正確に解答できないと得点できないため、マグレ合格は無理です。
勉強時間は100時間は必要です。無難に2ヵ月以上は学習期間があった方が良さそうです。
SIlver DBA合格直後に挑戦しないと、かなり勉強時間がかかると思います。
インプットでは黒本をテキストにして2周読み、確認問題もセットで着手します。
アウトプットでは黒本を使用して最低でも3周程度はやったほうが良さそうです。
総仕上げで苦手分野の克服、公式セミナーの周回で準備万端にしてから挑戦していきましょう。
感想
今までお話してきた方法で、3週間100時間の勉強で合格できました。
私が少々、スピード重視の勢いで挑戦したのもありますが73点しか取れませんでした。
やっぱり「5つの選択肢から3つ選べ」といったパターンの出題が多くて、マグレや消去法で得点をするのが難しいのが最大の要因かなぁと思いました。これはSilverの時と同様の特徴ですね。
個人的にLPIC Lv3よりもだいぶ苦労しました。
ログ解読や長文問題が多すぎて、細かい引っ掛けがあるかチェックするのにも神経を使ったので試験時間全部を使い切ってしまったくらい余裕が無かったです。
モニターの問題に2時間ぶっつづけで集中してたからか、受験直後は頭痛になりましたからね^q^
以上、Oracle Master Goldの勉強法でした!
また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出を検討するのも良いでしょう!











