どうも脱線おじさんです。
MOS Excel Expert(Microsoft Office Specialist)の合格法について取り挙げたいと思います。
この資格の魅力ってザックリ申し上げますと以下になりますね。
②知名度が高い、PCを使うなら取って損はない!
③実用性が非常に高い、普段の業務の効率化のキッカケに!!
④CBT方式!受験したい日にお手軽に挑戦できる
Excelの上級レベルの知識を一通り学べます。関数、マクロ、ピボットテーブルなど。
上級資格になるのでExcel初心者の方やMOS Masterを目指す方は、まずは一般レベルであるExcel Specialistから受験されてはいかがでしょうか。下記のページにて当サイトでも解説しております。
マクロがプログラム要素があって難しいイメージがありますが、実際にプログラムを組む技術は求められないので大丈夫です。ハイレベルな内容は問われないので、初学者でも安心して挑戦できると思います♪
知名度が高く、各種予備校や職業訓練校等でも頻繁に取り扱われてると思います。そもそも現代社会ではPCスキルは必須と言っても過言ではないから取得して損は何一つないでしょう。
これは意外な点ですが、Excelを普段から使ってる人でも取得すると業務の効率化のキッカケに繋がるので実用性が想像以上に高いです。
私も取得前から毎日のようにExcelを使ってましたが、MOSで体系的に学習をしなおす事で、普段の業務を関数やVBAプログラムを用いて自動化していく発想がガンガン浮かんで行って業務効率化ができたという実話がございます。
職場ではExcelの達人として君臨することもザラです笑
挙句の果てにはExcelでゲームを作ったりしたこともあります 暇人かい!!
また試験はCBT(パソコンで受験する)形式ですので、自分に都合の良い受験日を指定して年に数回受験できるお手軽感も良いです。
難易度もそこまで高くないです。資格試験の中ではかなり易しいかと。
真面目に約1ヶ月程度勉強すれば独学合格は可能だと思います。
PC音痴だから自信がない。。という方も根気よく勉強すれば、出題自体はかなりストレートだし出題者は意地悪で落としに来る問題は出してこないので安心して挑戦してくださいな。
それでは詳細に触れて参ります。
試験概要
受験資格
特になし。誰でもお手軽に受験できちゃいます。
試験日程
全国各所で随時!つまりいつでも。開催してる受験会場で予約できれば!
最寄りのパソコンスクールっぽい所で受験予約できることが多いでしょうね。受験のしやすさと要領はITパスポートに限りなく近いです。
試験科目
科目 |
ブックのオプションと設定の管理 |
データの管理、書式設定 |
高度な機能を使用した数式およびマクロの作成 |
高度な機能を使用したグラフやテーブルの管理 |
試験範囲は意外と広いです。ただし深く掘り下げる問題は99%ない。
「高度な機能を使用した数式およびマクロの作成」は最大の難所。マニアックな関数とプログラムを扱ったことがない人はマクロという概念で圧倒されるかもしれない。。
Expert、上級資格であるこの試験で扱う関数はネスト関数・財務関数・VLOOKUPなど複雑だがマスターすると強力な業務改善につながるクセもの揃いなので腰を据えて勉強しましょう。
関数については機能や文法を暗記した方がいいかもしれないです。
「どこで」「どういった時に」「どういった文法で」関数を使うのかをポイントとして抑えて試験範囲の関数を学習しておくのが合格のカギです。
関数の出題の仕方もパターンが決まってるので、イチから発想して即興で使うなんて高度な要求はされないので安心して下さいね。
「高度な機能を使用したグラフやテーブルの管理」もなかなかの難所。Excel Specialistでも学ぶグラフ作成ですが、Excel Expertでより一層レベルの高い操作を要求されます。
またピボットテーブルという、これまたマニアックなデータベースよりのスキルを要求されます。こちらも腰を据えて勉強しましょう。
他の科目はそこまで難しくはないです。青文字にしたとこはとりあえず警戒してください笑
毎月のように受験できる資格試験である以上、試験問題は使い回しです。つまりどの分野も出題のパターンが決まってます。その穴を突いてしまえば良いのです(笑)
出題形式
実技試験、CBT(Computer Based Testing)方式
コンピュータに表示された試験問題の指示に従って正しい操作が行えるかを判定します。
試験時間
50分になります。一通り問題は解けるが、全ての出題を見直し確認するにはギリギリ。
最優先事項は「まずは解ける問題を回答し、あまった時間でそれ以外をやること」です。
最後の方は簡単で得点源の出題があったのに、時間切れで解けないというパターンが一番もったいないので。。
時間確保の対処法として考えられるのは以下の2点。
1点目のポイントは「即座に回答できるアタリ問題」は1分以内で解いて時間を稼ぐことです。具体的には「単調な操作しか要求されない問題」「過去問と全く同じ問題」のことを指します。
2点目のポイントは「分からない、悩む問題は後回し」することです。具体的には関数・テーブル・グラフ・マクロの設定など、これらは出題上のデータを読み取って設定するので考えることが多いので時間がかかるリスクが高い。。
合格基準
700/1000点が合格基準点です。要は70%正解していれば合格です!
ただし、どの問題がどれぐらいの配点なのかは不明なので、あまり気にすることでもないです。
合格率
明確なデータが無いので、合格率推移のグラフで表現できない。。
とはいえ、PCスクールに通ってる方なら60%以上は合格されているような内容です。
資格試験としてはかなり簡単なので、合格率を気にする程のものでもないです。
また10代、20代の学生や若手が受験者層の過半数を占めてます。つまり、初学者で知識が乏しくても合格は容易いことが分かります。
・実務経験が乏しくても独学合格が容易
受験申請のやり方
原則、電子申請。全国一斉試験と随時試験の2つがあります。
全国一斉試験は月1~2の頻度で実施。MOS公式ページで直接申し込めます。
随時試験は自分の都合の良い日で会場があいてれば、文字通り随時いつでも受験できます。
どっちでも良いと思いますよ。私は日付の調整がしやすい随時試験で受けました。
申し込みの仕方が微妙に違うので、詳細は下記の公式サイトでご確認ください。
試験手数料
学割価格 10,780円(税込)
ちょっと高い気がしなくもない。まあ、実技試験としてシミュレーターの開発運用費用等を考えるとこれくらいの値段がしても仕方がないとは思います。
学割が使えますので、学生さんは学生証の提示を忘れないようにしてくださいね♪
勉強時間
PC初心者、Office製品に慣れてない人=約40時間
上記のように人によって勉強時間は異なると思います。
IT業界経験者で毎日のようにOffice製品を使ってる「私は学習期間は1週間程度、20時間以下の学習時間」で合格しました。
知識があるかどうかを問われるのは当然ですが、試験時間が50分しかないので「ある程度使い慣れている」領域に達した時が合格圏内だと思います。
使い方をわかってるだけじゃキツかったりします。本試験では解答スピードも速く無いと危険。
なので気持ち多めに勉強時間は見積もりました。
人によって勉強の進捗は異なると思うので参考程度に…
学習期間は「普段からOfiice製品を使ってる人=1~2週間」「PC初心者、Office製品に慣れてない人=3~4週間」をおススメします。
使い慣れる事が合格のカギなので、あまり間を空けずに継続的に学習して身体に動きを叩き込んだらサッサと受験してサッサと合格してしまうのが理想です。
勉強方法
②参考書通りに操作をして、使い方を身体に叩き込む。
③模擬試験を3周程度演習する。解説を読んでも理解できない事は参考書で確認。
④苦手な問題を入念に復習する。
ぶっちゃけ、①~③までやり込んだら合格圏内です。
サッサと取得したいならば、①はスキップして②から始めても良いと思います。
丁寧に学習したいなら①からがおススメです。私は通勤電車等のPCを操作して演習ができない時はひたすら①の作業に集中して取り組んでおりました。
①については、「実技試験しかないのに読むだけの学習いる??」って思うかもしれません。しかし意外と有効な手段です。
①で何をしてるかというと、以下の通り。
・関数などの文法の暗記作業
特に「使い慣れない設定項目の場所の確認」は強いです。
何故かというと、問題を見た瞬間に即座に「どこのタブ・ボタン・項目を選べば出題通りの設定ができるのか」という判断スピードを格段に上げることができるからです。
つまり、試験時間が50分と限られているという厄介な点を、判断スピードの向上によりカバーできます!地味ですが、これが強い行動であることは間違いないです。
④まで努力できたら80~90%以上、本試験で得点も間違いないでしょう!
確実に1発で合格したいのであれば、手は抜かずに④まで徹底してやりましょう。
学習期間によってインプット&アウトプットの加減は異なると思うので、自分が学習しやすいスタイルを模索してみて下さい。あくまで上記の方法は参考程度に。
私は上記の方法により以下の成績で合格しました。
940/1000点でした!間違えたかなーって思った解答をした問題もあったんですけど、正解だった。
60点失点したところは正直、時間切れで確認しきれなかった問題でケアレスミスがあったんだと思います。今回の反省点ですね。。
正誤判定が易しいのかもしれないです。よくわからんけどヨシ!!
資格試験の勉強方法については以下の記事にまとめております。あわせてご覧になって頂けると幸いでございます。
おススメの書籍
問題集1冊買うだけで合格圏内には入るとは思います。
ただ、PCが苦手だったりOffice製品を普段から使っていなくて自信がない人は参考書(テキスト)も買って腰を据えて勉強するのも良いと思います。
参考書と問題集について、それぞれおススメをご紹介していきますね。
おススメの参考書
テキストとして用意するなら「よくわかるMicrosoft Excel応用」でしょう。
高度な関数、ピボットテーブルなどのExcelの応用的な概念から丁寧に学べます。
PCやOffice製品を普段から使わなくて自信が無い方は、こちらのテキストから地道に学習をスタートしていきましょう。
おススメの問題集
問題集は「よくわかるマスターMicrosoft Office Specialist」を私は使用しました。
操作画面と解説が並列して表記してあるので大変読みやすいです。
また本書最大の魅力である、模擬試験のCDは必ず3周以上やり込みましょう!本試験とソックリの高品質な問題演習ができますので、絶対にやり込みましょう!!
もう問題みた瞬間に高速で解けるくらいやり込みましょう!しつこい
この問題集をやり込めば合格はほぼ確定です。
試験当日の心構え
・どうしても不安な箇所は、試験直前に瞬間記憶で誤魔化す。
・時間がかかるものはスキップしてしまう。
試験開始までの間にできる事はこれくらいですね。それ以上の無駄な抵抗はやめましょう。
試験時間は50分です。とにかくスピード重視で臨まないと危ない。時間がかかりそうな問題は優先度低めでスキップして時間があまったら着手するのが戦略的です!
急がず焦らず、見直しを丁寧に、確実な得点源を確保することを第一にケアレスミスを回避して合格を勝ち取りましょう!
合格発表
試験終了後にその場で合否が判定されます。
合否確認ボタンはスマホゲームのガチャを引くドキドキ感に近い!!その例えはどうなんだお前
合格後は…
合格していた場合はPDF形式で合格証書が送付されます。
・更にステップアップして関連資格に挑戦したい
上記のような素晴らしい向上意識をお持ちの方もいらっしゃると思います。
そういった方々には以下の関連資格への挑戦をおススメ致します。(上から順におススメ)
資格名 | 特徴 |
ITパスポート | PC、ITスキルの証明としてコスパ良! |
LPIC Level1(101試験) | サーバエンジニアを目指すならおススメ! |
日商簿記3級 | 事務系資格としての相乗効果が高い! |
FP3級 | 事務系資格としての相乗効果が高い! |
ビジネス実務法務検定3級 | 事務系資格としての相乗効果が高い! |
知的財産管理技能士3級 | 事務系資格としての相乗効果が高い! |
また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出を検討するのも良いでしょう!
以上になります。読了ありがとうございました。
読者の皆様の合格をお祈り申し上げます!!