宅建の登録実務講習(受講体験記)

不動産系資格

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どうも、脱線おじさんです。

宅建の登録実務講習について、私が実際に受けた時のレポートをまとめていきたいと思います。

宅建試験の合格後に「登録実務講習はどうしよう?」とお悩みの方に、当記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

また、宅建試験の勉強方法、合格体験記も当サイトでは掲載しております。あわせてご覧ください。

それではよろしくお願いいたします。

動画解説版

好評につき、動画にてリメイクしました!

宅建 登録実務講習とは?

はい。登録実務講習は図の通りの位置づけになります。

宅建は試験合格後、「2年の実務経験がない場合」に本記事で解説していく登録実務講習の受講&修了試験の合格をする必要があります。

修了試験がありますが、どの主催団体でも合格率は99%ですので安心してくださいね。

私は実務経験がないので、登録実務講習を受講したという経緯ですね。

登録実務講習 開催団体

引用:TAKKYO

TAC、LEC、日建学院などの資格予備校が実施してるものが大半に見受けられます。

私はTAKKYOを利用しました。理由は以下3点。

①業界最安値であること
②試験合格後に最速で受講可能な日程があったこと
③即日、その場で修了証が交付されること

一番の理由は、日程ですね。1/4~1/5の枠で私は予約しました。たまたま職場が休みだったので、それにあわせて予約した感じです。有給休暇を使わないで済んだのでコスパ良かった笑

即日にその場で修了証を交付されるのも嬉しい点でしたね。即日交付コースは他の団体でもあったと思います。やはりせっかく合格したんだから、すぐに免許証が欲しいと思うのが人情というもの。。

事前学習は必要か?

結論から申し上げます。事前学習はしなくていいです笑

事前学習をして下さいと各講習団体は通知してきますけど。あれは体裁上の話なので気にしないで下さい。あ、そんなこといったら怒られちゃうか。

難しい宅建試験を合格したんですから、講習当日までゆっくりしていいですからね♪

そもそも、修了試験の合格率は99%です。

また事前学習を要求されるテキストのボリュームの多さと実務に即した内容の濃さから、事前学習の有無で合否が分かれる内容ではないのが分かります。

この濃厚な内容をキッチリ事前学習する想定の難易度の修了試験だと仮定すると、合格率99%は現実的な数字ではないので。

ただし、宅建試験ほどの難易度ではないですが民法や建築基準法のおさらいを含めた内容が修了試験で出題されました。

したがって、学習記憶がある宅建試験合格直後にサッサと登録実務講習は受講するのを推奨します。

登録実務講習 受講レポート

講義日程

2日間の講習で集合時間は9時。16時過ぎに両日とも終了するといったスケジュールでした。

余談ですが、受講生が皆揃って早くに集合したので予定よりも早く講習が開始して早くに帰れたのが嬉しかった。講師の方も「受講生のみなさんの質が高い!」と称賛されてました。宅建試験開催直後の日程だからモチベの高い人が多かったのかなという印象。

講義教材

事前学習&講義の教材として取り扱ったテキストはこちら。

サイズはA4。テキスト本編は300ページ、別冊のものが30ページ、80ページというボリュームでした。結構、内容は濃いです。不動産登記簿や契約書の例をまとめてくれている別冊資料が見ていて面白かったですね。

講義の内容

講師の方の講義がメインなのは当然ですが、グループワークもありました。

主な講義の内容・形式を見出しを付けて補足していきますね。

テキストの解説

講師の方がテキストを読み上げ、自身の実体験を交えて解説をされてました。

内容は民法・宅建業法・建築基準法のおさらいがメインといったところ。

特に面白かったのは、「不動産業者をしていて40歳以降になってから売買の業績が上がるようになった。賃貸の業績は若いころから手堅く上げることはできたんですけどね」という講師の実体験ですね。

なんでも売買だと、やはり大きな買い物ですから若い不動産業者が担当すると胡散臭いと思われてお客さんに警戒されやすいのだとか笑

若いころから、地味な灰色よりのスーツを着たりして老けて見える努力をしていたという面白話も語っていらっしゃいました。

シミュレーション

隣の人と向かい合って、「不動産業者」「お客さん」になりきって交互にシミュレーションをするという内容がありました。

内容としては配布された「テキスト:雛型・資料集編」に記載されている

①不動産屋によくある受付票・相談票の読み上げ
②質疑応答の練習

といった内容。テキストに記載されている通りにシミュレーションをするだけですので、その場の機転やアドリブは不要なので安心して取り組めました。

条文の読み合わせ

講師の方が「テキストでも重要な条文です。ここは4人グループになって条文読み合わせをしてください」と指定された内容がございました。

これも4人グループを作って、条文がまとめられてるページを1ページ単位で交代で読み上げていくといった内容。お経みたいで、途中で眠くなったのは内緒(笑)

書類作成演習

「登録実務講習テキスト:演習編」を用いて書類作成の演習がございました。

具体的には顧客資料や不動産登記簿等の資料を見て、契約書や重要事項説明書を作成していくといった内容。

最初は未経験者だと面食らうのですが、講師の解説を聞いて「どこに何の情報があり、何を転記していけば書類を作れるのか」を重点的に見ていけば問題ないです。

極論を言うと、登記情報などを転記していくだけの作業なので頭を使う要素はないです。

修了試験

2日目講義の終わりに修了試験がございました。

内容は以下の通りです。

試験時間

60分。時間はあまります。30分くらいで私は採点を受けて帰りました。

問題形式

問題形式 出題数 合格ライン
選択肢を見て〇か×かをつける問題 30問 24問以上の正答
穴埋め記述式問題 20問 16問以上の正答

どちらも80%以上の正答で修了試験合格という基準でした。

高い合格ラインに見えますが、別に難しくないです。合格率99%ですから。

以下、それぞれの問題形式の補足です。

選択肢を見て〇か×かをつける問題(30問)

これは民法・宅建業法・建築基準法のおさらい問題がメインでした。

講義中に講師の方が「ここは重要です!下線や付箋で目印をつけてください!」と強調してくれるところがあるので、そこからだいたい出題されます。

講義をキッチリと聞いていれば得点は簡単です。

穴埋め記述式問題(20問)

これは講義中の書類作成演習の内容がメインでした。

不動産登記簿や顧客情報を元に、出題文中の契約書や重要事項説明書の穴埋め箇所に適切な内容を記述していくといった内容。

例えば、登記簿に記載されている所有権や抵当権の有無などを確認して、契約書や重要事項説明書に権利関係の情報を転記していくといったものが挙げられます。

イメージ例としては以下の画像みたいな転記作業になります。

記憶や知識の有無はあまり問われない内容ですね。

重要なのは「登記簿・顧客情報・契約書等の対応関係」だと思います。要は「どこに何の項目があって、どの項目に紐づいていくのか」を見慣れていけば簡単です。

極論、ただの転記作業なので記述式と一見むずかしそうに見えますが〇×問題よりも簡単です。

修了試験後

修了試験に合格していれば登録実務講習修了証が交付されます。

後日、管轄窓口に行き宅地建物取引士の登録手続をしましょう!

感想

講師の方の実体験が面白かったです。グループワークが一部に含まれてるので、初対面の人とうまく会話をできる人は楽しいかも。そうじゃない場合はプレッシャーはありそう。。

私はグループワークがキッカケで休み時間もグループメンバーと各々の職業や業界について情報共有をして楽しめました。

ただ講義を聞いてるだけだと眠くなるので、このグループワークやシミュレーション形式の講習は楽しく勉強できたので面白かったです。

条文の読み合わせだけ居眠りしそうになっちゃいましたが笑

修了試験は〇×問題がちょっと他の資格の講習よりも難しく感じました。まあ、宅建試験に合格してる実力をお持ちの方なら恐れる要素は何もありませんが。

ただ民法や建築基準法などのおさらい問題はあるので、宅建試験合格直後にブランク空けずに登録実務講習は受講した方が良いというのは間違いないでしょう!

少しでも当記事が参考になるようでしたら幸いでございます。

脱線おじさん

 

また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出もあわせてご検討ください!

 

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以上になります。読了ありがとうございました。

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