宅地建物取引士(宅建)の勉強方法、合格体験記

宅地建物取引士 不動産系資格

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どうも脱線おじさんです。

宅地建物取引士(宅建)の合格体験記を投稿させて頂きます。

私は独学で令和元年度の宅建試験に96%の正答(48/50問)で1発合格しました。

合格までに実際に取り組んだことを記事にすることで、皆様の宅建試験合格へ少しでも貢献できればと考えております。宜しくお願い致します。

合格後に必要となる方が多い、宅地建物取引士登録実務講習についても当サイトで解説しておりますので、あわせてご覧ください。

私の勉強方法等については、こちらの記事にまとめております。あわせてご覧頂けましたら幸いでございます。

それでは詳細に触れて参りましょう。

要点まとめパワポ&動画

要点をまとめたパワポ&動画も作成しました。併せてご覧ください!

勉強をした期間

私は宅建試験の勉強に約2ヶ月かかりました。

学習ペースでいうと毎週最低40時間以上は勉強していました。

2ヶ月を8週間とすると、8週間×40時間で最低でも320時間は勉強したと思います。

しかし私は法学部を卒業してます。ゆえに難所である民法が簡単だったから、約2ヶ月&300時間程度で宅建試験に合格できただけだと思います。

初学者視点で考えるなら最低でも3ヶ月は勉強期間を設けないとマズイと感じました。

毎日3時間以上の勉強は辛いという方は半年程度の勉強期間を用意した方がいいです。

1日の勉強時間

平日と休日で宅建試験にあてた勉強時間は異なりますので、それぞれ以下に示します。

平日

宅地建物取引士の勉強
・通勤前に2時間
・会社の昼休みに1時間
・就寝前に2時間

上記のような内訳で最低でも5時間は宅建試験の勉強をしました。

これは私の持論ですが、勉強時間は「朝・昼・夜」に分散させると効率が良いです。

宅地建物取引士の勉強

また上記グラフ内のような「通勤電車等のスキマ時間」も徹底的に利用しました。

具体的に申し上げますと、この時間に私は「スマホアプリで学習」「1問1答問題集をやりこむ」といった勉強をしておりました。

休日

宅地建物取引士の勉強

約12~15時間を宅建試験の勉強にあてました。

2時間程度は友人と遊んだり、趣味を楽しむ時間も設けました。毎週ガチガチにやっても挫折しますからね。気分転換は大事です。

試験直前期はグラフ通り15時間の勉強をして最後の叩き込みをした覚えがあります。もう2度とやりたくない。

使用した書籍

宅建試験の勉強で使用した書籍について、「参考書」「問題集」「予想問題集」をそれぞれ以下に示します。

おススメ通信講座①

GYUTTO-LEARNING | 月額980円で聴き放題

「GYUTTO-LEARNING」は通勤や移動時間といったスキマ時間におススメの通信講座です。

人間の記憶というのは1度の学習ではスグに忘れてしまうものです。

こちらのスマホ講座は反復学習に着目して、重要事項を1行にまとめて繰り返し音声学習ができる教材となっております。

お堅い講義形式ではないので、ハードルも低いので毎日の学習継続のしやすさも最適ですね。

月額料金も980円で複数の資格講座サービスを受け放題!コスパが良いのでおススメ!

おススメの通信講座②



「STUDYing」は独りで勉強するのはハードルが高い、誰かに教えて貰いながら学びたいという方におススメです。

スマホでいつでもどこでも講義を受けられる手軽さ、模擬試験や問題集なども濃縮されたサービス。

机に向かわなくても勉強ができるのでハードルが低く、挫折しないで学習できます!

参考書

・「みんなが欲しかった宅建士の教科書」
・「分かってうかるTAKKEN士基本テキスト」

「みんなが欲しかった宅建士の教科書」で初期の学習をしました。これだけだと民法の内容が心もとない感じがしたので補足で「分かってうかるTAKKEN士基本テキスト」を使用しました。

問題集

・「みんなが欲しかった宅建士の12年過去問題集」
・「みんなが欲しかった宅建士の問題集 本試験論点別」

初期のアウトプットに「みんなが欲しかった宅建士の問題集 本試験論点別」、中期~終期の学習に「みんなが欲しかった宅建士の12年過去問題集」を使用しました。

・「どこでも宅建士 とらの巻 1000肢問題集」

こちらも初期のアウトプットに使用しました。主に通勤電車での勉強で使いこみました。

予想問題集

宅地建物取引士の予想問題集

・各予備校の予想模試たち

中でも以下の二つは他の予想模試よりは使い勝手が良かったのでリンクを貼っておきます。

試験2週間前くらいから試験慣れ用に使いました。私は上記6冊を全てやりましたけど、全部やったから得点できたって感じはあまりしませんでした。48/50問で合格できたから必要以上に勉強しすぎた感があるしもっとサボればよかった

どれも質が高いので、1~2冊用意して直前にやっておけばいい感じがしました。

合格までに取り組んだこと

宅地建物取引士の学習手順

取り組んだことはだいたいこんな感じですね。

「インプット&アウトプット」が一番時間をかけた箇所です。

簡潔に各段階の内容について補足して参ります。

インプット

宅地建物取引士の学習手順

参考書が600ページ以上あって最初のインプット段階でもビビりましたね…

宅地建物取引士の参考書

最初にこちらの「みんなが欲しかった宅建士の教科書」を使って、全体像を掴むことに努めました。試験範囲が膨大なので全体像を掴まないとどうしようもない感じがしましたね。

例題や確認問題で簡単なアウトプットをすることで「暗記した知識の使い方」を確認するのも有効でした。ずっとインプットだけの作業をしてるとかなり苦痛ですし。

参考書にある図やイラストをスマホで撮影して通勤電車で凝視して暗記したりといった工夫もしました。はたから見たら危ない人間に見えますねー。

宅地建物取引士の参考書

途中から民法の対策を徹底的にやっておきたくて、「分かってうかるTAKKEN士基本テキスト」も購入しました。

このように「分かり易い参考書」→「取っつきにくいけど細かく書いてある参考書」という2段でのインプットを私はしました。

過去問を覚えるだけでは合格できる難易度ではないと判断したので、インプットも厚めにしておこうという考えでした。結果として1発合格できたので正しい判断だったと考えております。

アウトプット

宅地建物取引士の勉強手順

いきなり過去問をやろうとすると、難しすぎて心が折れます。いやマジで。

宅地建物取引士の問題集

そこで過去問をやる前に1問1答式問題集を2周しました。私が使用したものは上記の「どこでも宅建士 とらの巻 1000肢問題集」ですが、他の大手予備校のものでも支障はないと思います。

この1問1答式問題集は2ヶ月間、ほぼ毎日通勤電車でやり込んでました。

宅地建物取引士の問題集

その次にこちらの「みんなが欲しかった宅建士の問題集 本試験論点別」を2周やりました。分野ごとに確認していって知識が定着したと感じるまでやり込みました。

宅地建物取引士の参考書

その次にこちらの「みんなが欲しかった宅建士の12年過去問題集」2周やりました。平日は2年分、休日は4年分をやり込みましたね。1年分をやろうとするだけで最初は2時間以上は勉強時間がかかります。

この問題集をやり込むのに一番時間がかかりましたね。

問題を解くだけでなく、何回も解説を読んでインプットも徹底しました。

インプット&アウトプット

インプットとアウトプットでやり込んだ書籍をひたすら復習しました。

「参考書の表現を見方を変えて考える」「言い換えて考えてみる」といったように、参考書の文面をそのまま受け取らずに自分で考えて暗記&理解を何回もやりました。

よく間違える問題はマークをして何回も解きました。12年分の解答と解説は全て暗記&理解するレベルでやり込みました。

この段階では、追加で参考書は3周、問題集は5周しましたね。

あまりにも参考書と問題集を何回も周回したため、途中で飽きたりウンザリしましたが徹底的に周回をしました。解答スピードを上げたいという意味で愚直にやり込みました。

最後の仕上げ

宅地建物取引士の勉強手順

これは試験の2~3週間前から試験直前までの間に取り組みましたね。

宅地建物取引士の予想問題集

まずはこちらの購入した予想問題集を全て3周しました。

私の受けた令和元年度ではIT重説の部分とかの新論点の対策に有用でした。

過去問ばかりやりすぎていると問題を覚えてしまって「考える力」が無くなっていくので、試験前に考える力を養成するために使用しました。

予想問題集で「新論点」や「過去問に無い問題」にあたって、わざと不意打ちをくらった時の練習をしました。この練習をすることで本試験でも落ち着いて解答ができたと思いました。

統計問題の対策はこちらの予想問題集でもできました。

しかし統計問題がどうしても私は心配だったので、Youtubeで予備校講師などが公開している統計問題対策を何種類も見て勉強しました。

どの解説動画も高品質でしたが、私はみやざき先生の解説動画が一番分かり易かったです。語呂合わせで統計問題対策ができるので、試験直前に語呂合わせで統計問題は勉強しました。

試験結果

宅建の本試験は40分で解き終わりましたが、最後まで油断せずに見直しをじっくり80分かけました。何回も参考書と問題集をやり込んだから40分で解き終わる事ができたのだと思いました。

この時間的余裕はとても大事だと思いました。時間に余裕があったから、見直し途中に1問ひっかけにやられている部分に気付くこともできました。

予想模試よりも参考書と問題集のやり込みが得点力を上げたと思いましたね。

途中で諦めて寝てる人もいましたね。やはりそれだけ難関資格の部類なのでしょうか。

宅地建物取引士の合格証書

試験当日の夕方に予備校の解答速報がありました。即座に自己採点の結果、96%の正答(48/50問)で合格を確信できて号泣した思い出があります。

私は80%以上の正答で安定合格したいという気持ちで勉強をしましたが、それ以上の結果が出たというのが正直な気持ちです。その時の試験問題の相性や運も重なったのだと思いました。

終わりに

少しでも私の勉強量や勉強方法が皆様の参考になればと思います。

宅建はどんなに頭の良い人でも地道に勉強しないと落ちる試験だと思いました。数をこなして暗記と理解を正確にやりつつ、解答速度も上げないと合格ラインに到達は不可能な難易度だと思いますし。

関連資格の管理業務主任者等とは違って、きちんと勉強すれば報われる試験というイメージですね。国家試験によっては実務経験がないと分からないような事を出題してくることがあったりしますが、そういう理不尽は宅建試験には無い印象です。

・せっかく身に付いた勉強習慣を失いたくない
・更にステップアップして関連資格に挑戦したい

上記のような素晴らしい向上意識をお持ちの方もいらっしゃると思います。
そういった方々には以下の関連資格への挑戦をおススメ致します。(上から順におススメ)

資格名 特徴
賃貸不動産経営管理士 宅建より少し簡単。試験範囲が重複!
管理業務主任者 設備をより詳細に学べる。試験範囲が重複!
ビル管理士(建築物環境衛生管理技術者) ビル管理のスペシャリスト!試験範囲が重複!
FP技能士3級 税処理を筆頭に試験範囲が重複!
日商簿記3級 会計処理スキルのためにセットで欲しい!

 

脱線おじさん

 

また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出を検討するのも良いでしょう!

 

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以上になります。読了ありがとうございました。
読者の皆様の合格をお祈り申し上げます!! 

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