どうも脱線おじさんです。
私はIT業界に5年ほど在籍していました。
その実体験をもとに、IT業界でブラックだなと感じたことについてまとめていきたいと思います。
これからIT業界に入ろうという方、あるいは業界に居続けるか、他の業界にいこうか迷ってる方に少しでも参考になれば嬉しいです。
反対に、IT業界のホワイトな点も記載しております。まあどの業界も良い所と悪い所ありますから、自分の価値観に合うかどうかを判断していくしかないですね。。
それでは、よろしくお願いいたします。
私のIT業界歴
・ネットワークエンジニア歴5年
・経験現場は3つほど
・設計・構築業務がメイン
・間接的に運用・保守・監視の業務にも触れてきた
・保有資格はCCNA、LPIC Lv3など(詳細は資格記事一覧を参照)
といった感じです。主にネットワークやサーバなどを取り扱うことを主軸とした、インフラエンジニアとしての経験が濃いです。
私の詳細は下記にてまとめております。
IT業界のブラックなところとは?
前置きはほどほどにして、本題に入りましょうか。
IT業界のブラックなところは下表の通りです。
No. | ブラックなところ |
1 | 研修が厳しい |
2 | 長時間残業が常態化してる |
3 | 技術を磨かないと生き残れない |
4 | データセンタまでの出張がしんどい |
5 | 定時時間外、深夜にしかできない業務がある |
ざっとブラックなところの代表例をあげると、こんな感じですね。
上から順番に補足していきます。
No.1 研修が厳しい
文系の方や未経験者の方が、IT企業に就職すると研修が最初の関門になると思います。
内容によりますが教育に力を入れていたり、資格取得を目標としたカリキュラムを組んでいる企業の研修は厳しいかもしれません。
私も入社した時は研修期間中に、CCNAというIT資格の取得を促されました。1発合格できましたが、苦戦してる同期も多くいらっしゃいました。
また、私よりも前に入社した方でも研修期間が厳しくて退職された方もいらっしゃるようです。
教育に力を入れているということは、それだけ企業体力がある証拠です。しっかりとした企業で待遇も良い場合が多いので一概にブラックとは言いませんが。
少なくとも、教えてもらうだけではなく、自主的に勉強できる人間じゃないと厳しいでしょう。
これに関してはIT業界に限らずだとは思いますが、それでも他業界より顕著だと思いましたのでブラックな要素として挙げさせて頂きました。
私が文系未経験でIT業界に入社した当時のレポートもまとめております。参考にどうぞ。
No.2 長時間残業が常態化してる
運用監視オペレータなどの一部を除いて、長時間残業が常態化してる傾向にあります。
最近は働き方改革で残業時間が減りましたが、そのしわ寄せを残業代がつかない管理職に行ってアレなことになってる現場も多く見てきました。何が働き方改革やねん。。笑
何より根底にある原因としては、納期が最優先事項という風潮でしょうね。。
いや、納期を守るのは当然ですよ?
でも明らかに無理な人員配置で納期を設定した結果、長時間残業が横行してる事が多々あります。
納期を前にしたらワークライフバランスという概念はナシ!
結果として、定時で帰ろうという意識は低い人が多いです。定時で帰ると「そんなに早く帰って何か用事でもあるのかな?」と心配されるヤバイ現場もあります笑
No.3 技術を磨かないと生き残れない
最新の技術、あるいは需要の高い技術を所持し続けないと、IT業界では生き残れません。
かつてITエンジニア35歳定年説というものがあったのをご存知でしょうか?
あれ、50%は真実で50%はウソだなと私は業界に入って思いました。
そう思った理由を補足します。
今では35歳以上でもバリバリ現役のエンジニアとして活躍されてる方もいらっしゃいます。
ですが、彼ら・彼女らは以下の2パターンであることが大半でしょう。
①技術力が高く、バリバリ勉強もしているハイレベル人財
②技術力は並みで、選べる現場が減ってカツカツの人財
私が現場で見てきた方は、だいたいどっちかです。
「なーんだ。人並の技術力でも現場あるじゃん?」と思うでしょう?
凡庸な人材でも確かに現場はありますが、選べる現場が少ないです。
年齢が上がるたびに単価も高くなりますが、それを経営者目線で考えてください。
「単価の高い凡人を雇うより、単価の安い若手を使った方が経費が浮く」です。
つまり、年齢が上がるたびにどんどんハードルは上がり、一方で最新の技術を吸収していく若手と競合していかなければならないということになるのです。世知辛い。
だから、中高年になっても常に勉強をし続けないとIT業界では生き残れる保障はありません。
10年以上の下流工程の経験を持つ先輩が、いきなり上流工程や炎上案件に放り込まれ、精神を病んで退職するという現場を私は実際に見てきました。
定年まで勤めたいならば、管理職になって技術から距離を置くか、最新の技術を追う気概のある現役エンジニアになるという覚悟がないと危険だなと私は思いました。
No.4 データセンタまでの出張がしんどい
現地作業で行くようなデータセンターって、だいたい辺境にあるんですよね。。
理由としては、地価が安いのと、セキュリティを勘案した結果そうなるのでしょう。
必然的に出張になると、2時間以上電車に乗るなんてこともザラ。
また、県外まで出張するためにホテルを予約して前泊しないとダメなパターンもあります。
運用保守監視などの下流工程やリモートワーク前提の案件ならそんな心配はありませんが。。
これが、深夜作業とかになったりすると終電がなくてタクシーで帰ることもアルアル。。
私も実際にエライ目に遭ったことがあります。
唐突に前泊で東京⇒大阪まで出張してくれと、2日前に言われ
ちょうど祝日がかぶっていてビジネスホテルが満室で、現地からちょっと離れた不便なホテルしか取れなかったことがあります。
更にスケジュールがいい加減で、現地作業の終了時間がいい加減なために、帰りの新幹線の予約がギリギリまで取れませんでした。
結果、指定席が取れずに、帰りの新幹線は3時間も通路で立ちっぱなしになりました。
あれが教訓になって、資格取得やスキルを磨いて転職しようと思ったわけですが。。
No.5 定時時間外、深夜業務がある
これもIT業界に入るなら仕方ないですね。
上流工程ならば、残業あるいは午後出勤などで調整して深夜業務。主にお客さんの営業時間外じゃないとできないシステム変更作業がある場合は発生するでしょう。
下流工程ならば、シフト制で2交代や3交代で日勤と夜勤をやり繰りしていくといった流れです。
体質的に変則的な労働がどうしてもキツイという方は、やはり現場で見てきました。
私はニート体質なので夜勤の時間はテンションMAXです!
はい、すみません。。朝は寝ぼけてるんですわたしは。
関連記事 おススメ資格
ブラックなところもありますが、在宅勤務ができたりホワイトな要素もあるのでIT業界をやめておけとはいいません。
要は取捨選択です。ホワイトな要素とブラックな要素を天秤にかけて、やっぱ嫌だなと思ったら辞めれば良いんです。
どちらにしろ、資格・スキルがあると現場を選べる立場になるので、ホワイト率は高くなっていくと思います。
だから、IT企業に就職・転職するなら、周囲との差別化に資格取得もしてしまいませんか?
おススメのIT業界入門者向けの資格解説記事は以下になります。
・ITパスポート
ITの知識が幅広く学べる。国家資格でコスパ高!
・LPIC Lv1
サーバエンジニアになりたい人におススメ!
・CCNA
ネットワークエンジニアになりたい人におススメ!
・ITILファンデーション
運用保守監視の案件に入りたい方におススメ!
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回はIT業界のデメリットについて、私の実体験を元にまとめてみました。
もちろんデメリットばかりではなくホワイトな面もあります。そりゃどこの業界だって同じ。
IT業界といっても、「設計構築などの上流工程」「運用保守監視などの下流工程」といった、どの工程に関わるかでワークライフバランスや待遇も変わってきます。
自分に合う工程や案件を分析していけば、IT業界は安定して働ける業界だと思います。
IT業界の資格試験はCBT化してるので、いつでも挑戦できるものが多いです。
少しでもIT業界に興味を持たれたら、就職・転職の布石に資格取得に挑戦されてはいかがでしたでしょうか。
また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出を検討するのも良いでしょう!
以上になります。読了ありがとうございました。
読者の皆様の合格をお祈り申し上げます!!