認定電気工事従事者を取得するには

認定電気工事従事者 設備系資格

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どうも脱線おじさんです。
認定電気工事従事者の取得方法について取り挙げたいと思います。

この資格の魅力をザックリ申し上げますと…

・第二種電気工事士取得後の+αにお得
・1日の講習で取得可能

詳細は後述しますが、第二種電気工事士ができない簡易電気工事ができるようになります。

試験もなく講習を受講するだけで国家資格を取得できるという点もコスパが良いです。

関連資格の第二種電気工事士の概要は以下の記事にまとめております。こちらもご覧頂けましたら幸いでございます。

それでは詳細に触れて参ります。

 認定電気工事従事者とは

認定電気工事従事者

このように自家用電気工作物のうち600V以下の簡易電気工事ができるようになる国家資格です。

第一種電気工事士や第三種電気主任技術者などに挑戦する前に取得してみても良い資格だと思います。

取得するには

「申請をするだけ」or「講習を受ける→申請」のいずれかになります。

私は講習により認定電気工事従事者を取得しました。

よって当記事は「講習を受ける→申請」の取得方法をメインに取り扱っております。

簡潔にそれぞれの方法で取得できる条件についてご説明致します。

「申請をするだけ」で取得できる条件

・第一種電気工事士試験に合格した者
・第二種電気工事士免状取得後、実務経験が3年ある者
・電気主任技術者免状取得後、実務経験が3年ある者

現職で実務経験を積める&急ぎで資格が必要ではない場合は、実務経験を積んでから取得すれば良いと思います。

私は全く関係ない業界の人間で、暇潰し&ちょっとは人生の保険になるかなという下心で講習を受けて取得しました。「いい加減な理由で取得するな」って?聞こえませーん。

「講習を受ける→申請」で取得できる条件

・第二種電気工事士 or 電気主任技術者の免状を取得した者

大半の方が「第二種電気工事士の免状を取得」して講習を受けて取得というパターンだと思います。

私は2月に第二種電気工事士の免状を取得し、7月に講習を受けて取得しました。

講習による資格取得フロー

認定電気工事従事者

このような流れで認定電気工事従事者を講習で取得することができます。

順を追ってご説明致します。

① 講習申込

認定電気工事従事者

申込期間・試験日程

上期と下期に講習が開催されます。

講習申込期間は講習実施の3~4ヶ月前ですので忘れずに申込をしましょう。

各都道府県ごとに講習日程や開催回数は異なり、土日の開催が無い場合があります。

どうしても受講したい場合はお住いの都道府県以外での受講も視野に入れておくと良いと思います。

第1希望の日程で受講できない可能性もあります。

心配な方は講習の空き状況等を一般財団法人 電気工事技術講習センターへ問い合わせをしてみても良いかもしれません。

認定電気工事従事者

受講料

受講料は12500円です。ちょっと値が張ります。

申込方法

・インターネットによる申込み
・申込書をダウンロードして郵送での申込み
・申込書を郵送により請求する方法

特に理由が無ければインターネットによる申込みがお手軽でおススメです。

その他、詳細は一般財団法人 電気工事技術講習センターのHPよりご確認下さい。

② 講習実施

認定電気工事従事者

私は7月の講習に参加しました。講習の詳細についてご説明致します。

講習の時間割

講習科目 講習時間
配線器具並びに電気工事用の材料及び工具 1時間30分
電気工事の施工方法 1時間30分
自家用電気工作物の検査方法 2時間
自家用電気工作物の保安に関する法令 1時間

上記の科目と時間で講習を実施するよう告示で定められております。

講習会場によって細かい休憩時間等は異なると思います。

参考程度に私が受講した際のスケジュールを以下に示します。

認定電気工事従事者

昼休みの後の講習が眠くて辛かった記憶がありますね…

講習内容

認定電気工事従事者

配布された170ページ程度の「認定電気工事従事者認定講習テキスト」を元に講習が実施されます。

テキストの内容+講師の実体験を聞くだけでOK。

第二種電気工事士の筆記試験の学習+αみたいな内容でした。

この講習は座学だけです。実技的な内容はないので安心して下さい。

眠くても寝るのだけはやめましょう「講習修了証を交付しないぞ」と注意されると思います。

講習修了後

講習が修了すると、このような認定電気工事従事者認定講習修了証が交付されます。

免状申請の際に使用するので失くさないように注意してください。

③ 免状申請

認定電気工事従事者

講習の終了後は免状申請をしましょう。

申請に必要なもの

講習経由での免状申請に必要なのは以下になります。

色々用意しないといけないので漏れが無いように注意して頂ければと思います。

・認定申請書
・第二種電気工事士 or 電気主任技術者の免状のコピー
・認定電気工事従事者認定講習修了証
・認定証交付申請書
・収入印紙(4700円)
・住民票(発行後3ヶ月以内のもの)
・写真2枚(縦4㎝ ×横3㎝。裏面に氏名、生年月日記入)
・返信用封筒(認定証 8.5㎝×6.5㎝の入るもの、切手不要)
都道府県によって詳細は異なると思います。講習終了後に申請の仕方は説明があると思うので、聞き忘れがないようにして下さい。

実際の免状

こんな感じの免状(認定証)が届きます。

私は申請から約1ヶ月後に届きました。都道府県によって到着時期は異なると思います。

更新をする必要はなく、住所が変わった場合は裏面に自分で書いて修正、氏名が変わった時は書き換えの申請をするだけです。

他の資格の免許証等と違って管理は楽です。

取得後は…

・せっかく身に付いた勉強習慣を失いたくない
・更にステップアップして関連資格に挑戦したい

上記のような素晴らしい向上意識をお持ちの方もいらっしゃると思います。
そういった方々には以下の関連資格への挑戦をおススメ致します。(上から順におススメ)

資格名 特徴
危険物取扱者乙種4類 定番国家資格。取って損は無し!
消防設備士 電気工事士の資格があれば上位資格の甲種も受験可能!
第3種冷凍機械責任者 年1回の試験なので機会があれば挑戦しておきたい。
2級ボイラー技士 電気工事士よりは簡単。ビルメン業界では有用。

 

脱線おじさん

 

また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出を検討するのも良いでしょう!

 

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以上になります。読了ありがとうございました。
読者の皆様の合格をお祈り申し上げます!! 

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