Java Silverの勉強方法

javasilver IT系資格

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どうも脱線おじさんです。
Java Silverの合格法について取り挙げたいと思います。

この資格の魅力ってザックリ申し上げますと以下になりますね。

①ITエンジニアとしての入門資格!
②IT人財としてスキルアップする足掛かりにできる
③CBT方式!受験したい日にお手軽に挑戦できる

Javaとはプログラミング言語の中でも知名度が高いのが特徴!

とてもメジャーな言語なので、教材も多いです。オブジェクト指向プログラミングを学びつつ、何かしら資格取得という指標・成果も欲しいという方に、Java Silverはおススメです。

私が以前、勤務していたIT企業のプログラミング部署でも研修期間中に、Java Bronzeおよび上位資格のJava Silverを取得するカリキュラムがございました。

プログラミングのベンダー資格の中でも結構知名度は高いのでスキル証明のコスパが高いです!

関連記事としてIT業界に入社した直後の研修についても体験談をまとめております。あわせてご覧ください。

当サイトではCCNA、LPIC、VBAの各資格試験についても解説しておりますので、あわせてご覧ください。

近年、IT業界ではネットワーク・サーバ・プログラミング等のスキルを一通り兼ね備えたフルスタックエンジニアになることで転職無双ができます。幅広くスキルを磨くべし!

余談ですが、当サイトの運営もプログラミングの素養を身に着けたから、どうにか独りで運営できてるという恩恵も私は受けてます。唐突なPHPのバージョン更新やらHTMLのカスタマイズとかはプログラミングの素養がないとパニックになるんですよ><

また試験はCBT(パソコンで受験する)形式ですので、自分に都合の良い受験日を指定して年に数回受験できるお手軽感も良いです。

難易度は普通~やや難しめです。入門資格扱いのSilverですが、それはあくまでプログラマーとしての登竜門という意味です。

まったくプログラミングに触れてない人からしたら難易度は高いです。

「プログラミング初心者で自信がない」という方は、まずはJava Bronzeの取得を目指すのが無難かと思います。

それでは詳細に触れて参ります。

 試験概要

受験資格

特になし。誰でもお手軽に受験できちゃいます。

試験日程

全国各所で随時!つまりいつでも。開催してる受験会場で予約できれば!

最寄りのパソコンスクールっぽい所で受験予約できることが多いでしょうね。

ITパスポート、CCNA、LPIC、そのほかCBT方式受験の資格と受験の要領は似てます。

試験科目

科目
簡単なJavaプログラムの作成
Javaの基本データ型と文字列操作
演算子と判定構造
制御構造
配列の操作
インスタンスとメソッド
クラスの継承、インタフェース、抽象クラス
関数型インタフェース、ラムダ式
API
例外処理
モジュールシステム

試験範囲の体感としては、深く狭くといった感じですね。結構細かく構文を読み解く能力が問われる内容が出てくる。。引っ掛けひねくれ問題が多い。本当に入門資格か?

プログラミング資格だから当たり前ですが、問題丸暗記は通用しないと思ったほうがいいです。。

「簡単なJavaプログラムの作成」「クラスの継承、インタフェース、抽象クラス」「例外処理」「モジュールシステム」はJavaの仕様を問われる文章問題が一部出題されます。

これらは細かいコード判読能力は求められることはなく暗記でいけます。だから絶対に得点源にしなければならない!

「Javaの基本データ型と文字列操作」も比較的短めなコード問題しか出ないので、得点源にしつつ、時短で回答しておきたいですね。

「演算子と判定構造」「制御構造」「配列の操作」「インスタンスとメソッド」は結構長めのコードを読まされるので判読スピードを求められます。プログラミングに慣れてない人は繰り返し学習しないと危ない。

で、タチが悪いのが重箱の隅をつつくような嫌がらせが長いコードに交じってる事が多い点。

誤字脱字レベルの嫌がらせコードも出てくるし、出題の意図からして「クラス定義の問題を聞いてるのかな?」と思ったらワザと変数宣言の構文でエラーをはかせてる引っ掛けだったりね。。

もう泣きたくなりますよ。そんな意地悪しなくてよくない?疑心暗鬼になりますよ本試験は。

といった被害を私は受けました。

「関数型インタフェース、ラムダ式」「API」は難しそうに見えて、意外と得点源!

高度な分野に見えますが、それゆえに意地悪は少なく、素直な出題が本試験では多かったです。

ラムダ式は初歩的な構文を最低限抑えるだけでいいかもしれない。逆に細かく追及しすぎると泥沼になるので深追いは禁物。

APIは各種メソッドの出力パターンを暗記すれば、本試験でのコードはパターンが決まり切ってるので素直な出題が多く、安定した得点源になります。

具体的にはcompareメソッドやindexofメソッドなどの出力結果が「true,false」なのか「0,1,-1」などの数字を返すのか、自分なりにまとめておけばバッチリ!

試験分野全体を通して言えることは、キッチリと出題パターン(特に引っ掛けパターン)と構文の正確な理解、コード判読スピードは求められるので数をこなして勉強するのが肝要。

出題形式

CBT(Computer Based Testing)方式

コンピュータに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを用いて解答する形式となります。全て選択肢式で80問出題。

試験時間

180分になります。時間に余裕はないのでスピード重視!

出題80問で180分ですから、1問あたり2分程度で解かないと時間切れです。余裕はない。

文章問題も雀の涙ほど出ますけど、それは瞬殺して時間を稼ぎ、長文のめんどい問題に時間を回せるようにする立ち回りがベターです。

実際に私が受験した際は、問題を1通り解答するのに90分かかりました。

そのあとの見直しに70分ほどかけましたが、細かな引っ掛けに見直し中に気づいて解答修正を結構しました。

最終的に20分ほど、時間は余りました。もともとPythonやVBAなどのプログラミング経験がある私でしたが、結構対策しても手ごわかった。。

問題を解ける、コードが読めるというだけでなく、解答スピードも一定以上ないと試験時間に余裕は無いんじゃないかなと思いました。

合格基準

63%以上の正答をすること。

資格試験としては標準的な合格基準ですね。

ただし、配点は不明。コードの穴埋め問題など、思考力を問われる問題ほど配点が高くてもおかしくはないので油断は禁物ですね。

合格率

合格率は公表されてないので不明です。あしからず。

IT系の関連資格でいうと、基本情報、CCNA、LPIC lv2と同等の難易度といった感じ。プログラミングに苦手意識が強いと、これらよりも難易度は高いでしょうね。。

とにかく理解度の高さとコード判読スピードは求められるので油断禁物!

またPython3エンジニア認定基礎試験よりも難易度は数段階も高いと感じました。

とにかく時間が無くて、パニックになったり本番に弱い人だと対策を充分にしないと1発合格はできない可能性がある感じです。

これに関しては他のプログラミング資格と同様かもしれない。プログラミング資格試験はコード判読スピードを要求するために意図的に試験時間を短くしてる傾向が見受けられるので。。

よって、合格率は30%前後の難易度に近いと推測しております。

資格の難易度としては普通~やや難しいといった印象です。

受験申請のやり方

①Oracleアカウントを作成する

②次にテストセンターであるPearson VUEにて受験申請をします。

LPIC

試験手数料

37,730円(税込)。うーんベンダー試験は高いなぁ。会社の経費で受けられる人はそうしよう。

勉強時間

プログラミング初学者=約200時間
プログラミング経験者=約80時間

上記のように人によって勉強時間は異なると思います。

プログラミング初学者かどうかで大きく変わります。

初学者の方は、いきなり試験対策本から着手するのは挫折しかねないです。よってプログラミング入門書から勉強することを想定して多めに勉強時間を見積もっております。

プログラミングを学習した経験がある方は短期間で合格も容易でしょう。

ただし、意地悪な出題が結構あるのと、それをスピーディーに看破して解答していくスキルが求められるので経験者でも問題集をやり込むのは必須です。

試験時間が短いからじっくり考える時間は無いので。。

PythonやVBAなどで、ある程度プログラミングを学んでいた私は「1日平均4時間勉強 × 14日」で合格できました。

人によって勉強の進捗は異なると思うので参考程度に…

学習期間は「プログラミング初心者=2~3ヶ月」「プログラミング経験者=1ヵ月~2ヵ月」をおススメします。

勉強方法

①入門書を1冊購入。理解できなくても良いから1回読む。
②再度、入門書を読む。意味を理解する事を意識して復習。
※実際にプログラムを動かしながら勉強すると良い。
③問題集(黒本)を利用し、問題演習。
④苦手分野を徹底対策。

ぶっちゃけ、①~③までやり込んだら合格圏内です。

確実に1発で合格したいのであれば、手は抜かずに④まで徹底してやりましょう。

プログラミング未経験の方は、実際にプログラムを動かして挙動をチェックしましょう。

本試験では1問あたり2分程度で解答するスピードを求められます。

問題集をこれでもかというくらいしつこく解いて、可能な限り問題パターンを瞬時に判別して解答できるように意識しておくのが肝要です。

資格対策本(黒本)で、正解の選択肢以外の解説も正確に理解して「正解の選択肢以外の出力や動作になる可能性やパターン」も判別できるようになれば合格間違いないでしょう。

学習期間によってインプット&アウトプットの加減は異なると思うので、自分が学習しやすいスタイルを模索してみて下さい。あくまで上記の方法は参考程度に。

私は上記の方法により85%の正答で合格しました。

90%以上は点とれるだろと、思ってたのですが結構難しかったです。マジで本試験は時間がなくてケアレスミスを誘発します。スピード意識とコード精読が命すぎる。。

体感でいうと未知の問題が1割、資格対策本(黒本)にソックリの内容が5割、それ以外は資格対策本(黒本)の解説を熟読してたら解けるような応用問題が4割ほどでしたね。

Java Bronzeは81%の正解だったので、なぜかSilverの方が成績が良かったのは謎。Bronze試験で試験の傾向を学び、改善できたという意味では嬉しい結果でした!

資格試験の勉強方法については以下の記事にまとめております。あわせてご覧になって頂けると幸いでございます。

おススメの書籍

プログラミング初心者はまずは入門書を1冊買いましょう。資格対策本はいきなりやらない方がいいです。何を言ってるか分からずに心が多分折れます。

それ以外の方は資格対策本と問題集を利用すればOK!

おススメの入門書

私はJava入門書として、こちらの「スッキリわかるJava入門」を利用しました。

「プログラミングとは何ぞや?」という所から、丁寧に解説されているのでプログラミング入門者も安心して学習できます!

実際にゲームを開発する想定で章が進んでいくのでイメージもしやすいと思います。

フルカラーでイラストや図が豊富なので、挫折しないように最大限の配慮がされています。

本書付属のdokojavaでPCやスマホでJava環境の検証ができるアプリがあるので実践に最適!

おススメのテキスト

試験対策本としては「2週間でJava SE Bronzeの基礎が学べる本」が最適解ですね。

後述する黒本という問題集と著者が同一です。

試験対策として最強である黒本とリンクして学習できますので、プログラミング経験者でも腰を据えて確実に合格したいならば必須!

問題集を解いていて、理解できないところがあったら、この本に戻って見直しをすると効果的。

本書はBronze合格を想定してますが、Java Silverの範囲であるジェネリクスやAPIなども解説されてるので、テキストとしてJava Silverでも有用です。

おススメの問題集

通称、黒本と言われる問題集です。これは必須。

本試験と出題パターンが最も似ているので、この黒本をやり込んで出題パターン(特に引っ掛け嫌がらせパターン)を把握しましょう。

巻末の模擬試験2回分が本試験と同様、あるいは難しめといった具合。模擬試験の内容を瞬時に理解できるレベルまで、やり込まないと1発合格は危ういので最低限やっておきたいところです。

黒本1冊だけだと出題パターンの把握が心もとないのでサブで、こちらの紫本あるいは白本を用意して問題演習をするのもおススメです。

私はちょっと不安だったので白本をサブに用意して勉強しました。実際に白本から類似した出題パターンが本試験で出題されたので有用でしたね!

ただ、白本の巻末の模擬試験は本試験よりもピントがズレてる感じがしたので、そんなにやりこんでないです。

模擬試験以外の各章の問題は解説が詳細で、黒本では取り扱ってない論点も対策できるので周回することをお勧めします!これのおかげで本試験の変化球に対応できて本当に助かった。。

サブで使うのは紫本か白本のどっちかだけでいいと思います。両方やる必要はないです。

試験当日の心構え

・試験会場までの移動時間に、苦手・不安な分野の最終チェック。
・どうしても暗記し難い箇所は、試験直前に瞬間記憶で誤魔化す。

試験開始までの間にできる事はこれくらいですね。それ以上の無駄な抵抗はやめましょう。

試験時間は180分です。80問出題されるので、1問あたり平均2分以内に解く必要あり!

ボーナス問題である文章問題は瞬殺して時間を稼いで、嫌がらせ要素の高い長文コード問題にしっかり対応するように意識しましょう。

しっかり勉強してれば、本試験では時間はあまります。問題を全部チェックして2周することもできたので大丈夫!

選択肢に「コンパイルエラー」「例外をスローする」がある問題は嫌がらせ問題の可能性が高いので、これらを見直しの優先度を上げて挑むと本試験のケアレスミスを軽減できます!

合格発表

試験終了後に即座に分かります。結果確認ボタンを押すのはソシャゲのガチャを引くことと同じくらいドキドキとワクワクがあって中毒性があるやめられないとまらない。

合格後は…

合格証書がPDF形式で送付されます。

・せっかく身に付いた勉強習慣を失いたくない
・更にステップアップして関連資格に挑戦したい

上記のような素晴らしい向上意識をお持ちの方もいらっしゃると思います。
そういった方々には以下の関連資格への挑戦をおススメ致します。(上から順におススメ)

資格名 特徴
Python3エンジニア認定基礎試験 オブジェクト指向プログラミングの類似資格!
VBAエキスパート Excelはどこでも使うので便利なプログラミング言語!
ITパスポート IT業界入門資格。コスパ良し!
CCNA ネットワークエンジニアの登竜門。セットで揃えたい!
LPIC Lv1 サーバエンジニアの入門資格。セットで揃えたい!

 

脱線おじさん

 

また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出を検討するのも良いでしょう!

 

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以上になります。読了ありがとうございました。
読者の皆様の合格をお祈り申し上げます!! 

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