どうも脱線おじさんです。
年金アドバイザー3級の合格法について取り挙げたいと思います。
この資格の魅力ってザックリ申し上げますと以下になりますね。
②金融系の業界の転職に有利
③社労士やFP技能士とセットで効率的に取得可能
その名の通り、年金の仕組みについて学べます。
また年金アドバイザーは銀行検定試験という括りで試験を開催してます。
この銀行検定というのは銀行員の昇格条件で取得を推奨されることが多いようです。
よって金融系の業界での転職に有利であると言えます。
ちなみに年金アドバイザーは最上級資格が2級で1級は無いです。理由はよくわからない。。
なので年金アドバイザー3級は一般的な資格の2級ポジションだと思ってください。私は難易度もやや難しいと感じました。
社労士やFP技能士の取得前の腕試しに受験される方も多く見受けられます。
かくいう私も、FP技能士2級を取得後に年金アドバイザーに挑戦しました。学習する範囲も結構重複してたので効率的に取得できましたね。
FP技能士についても当サイトでご案内しておりますので、ご覧ください。
年金アドバイザー3級は真面目に約1~2ヶ月程度勉強すれば独学合格は可能だと思います。
それでは詳細に触れて参ります。
要点まとめパワポ&動画
要点をまとめたパワポ&動画も作成しましたので、併せてご覧ください!
試験概要
受験資格
特になし。誰でもお手軽に受験できちゃいます。
試験日程
CBT(パソコンで受ける形式)であれば随時。試験会場が予約できればいつでも!
通常試験の場合は、3月と10月に実施されます。
私はCBTで受験しましたが、CBTだと電卓が使用禁止という謎ルールがあったので縛りプレイ状態ですね。3月か10月に受験できるようなら通常試験の方がおススメですね。
試験内容
科目 |
わが国の社会保険制度とその仕組み |
年金制度とその仕組み/年金給付の種類と支給要件 |
業年金・個人年金の仕組みと要点 |
裁定請求手続と年金受給者の手続き |
その他 |
出題科目は上記の通り。これらの科目が以下の2通りの形式で出題されます。
出題形式 |
|
基本知識 | 五答択一式 30問 |
事例問題 | 五答択一式 10事例 20問 |
基本知識問題は、短文を読んで現代の年金制度についての出題文を読んで適切な選択肢を選べば良いだけなので時間はかからないです。可能な限り、ここで点を稼いでおきたい。
ただし年金制度の最新の知識問題も出題されるので、過去問ではカバー不可能な問題も出てきます。対策するのは困難。どれだけ勉強しても未知の難問奇問が数問出てくるのは想定しておきましょう。
気を付けたい合否の分かれ目となるのが赤文字にした「事例問題」です。
事例問題は実際に年金受給者等の登場人物が出てきて、受給できる年金額の算定や繰り上げ繰り下げをした時の支給額の増減の計算問題が大半です。
文中の表現も昭和・平成・令和の元号であることが多く、西暦に変換して受給期間に間違いがないように計算する訓練も必須です。だから元号なんていらないのに(不敬罪)
事例問題は時間がかかります。ここでどれだけ計算速度を鍛えたかどうかが合否の分かれ目です。
理解してるだけで計算スピードが遅かったら不合格になると思ってください時間切れになります。
ただし朗報が一つあります。計算問題に関しては難問奇問の割合が最も低いです。
計算パターンを理解して愚直に努力をしていけば得点源として最大の味方になってくれます!
出題形式
五肢択一式のマークシート方式になります。50問出題。
試験時間
120分になります。時間は見直しをするにはギリギリ。。
計算問題をいかにテンポよく正確に解答できるかどうかが合否の分かれ目。
合格基準
60%の正答が合格ラインです。
合格率
合格率は30%前後と公表されております。
資格の難易度としてはやや難しいですね。
試験範囲自体はFP技能士よりは狭いですが、その代わり内容は深く濃いのと、計算問題で意地悪な出題が見受けられますね。
計算慣れしてないと苦戦は必至ですのでやや難しい部類と判断しました。
受験申請のやり方
通常試験かCBT試験かで申請の窓口が異なります。
詳細は銀行業務検定協会の公式HPでご確認ください。
試験手数料
5500円です。標準価格。
勉強時間
初学者の方=約80時間
上記のように人によって勉強時間は異なると思います。
試験内容としては深く狭く、実務よりな傾向が強いです。したがって、金融系の資格取得者や実務経験者は有利に勉強ができると思います。
関連資格としては社会保険労務士、FP技能士などが挙げられます。
初学者の方は、深く狭くとっつきにくい内容が多い試験ですので、勉強時間を多めに見積もった方がいいです。
共通して言えるのが、「計算問題の解答速度をいかに早くするか」という観点での勉強にどれだけ労力をかけられるかが合否の分かれ目です。
学習期間は「金融系の資格取得者・実務経験者=1ヵ月」「初学者の方=1~2ヶ月」をおススメします。
勉強方法
②再度、参考書を読む。意味を理解する事を意識して復習。
インプットした項目を問題集で確認もしながら復習すると良い。
③問題集を3周する。解説を読んでも理解できない事は参考書で確認。
④苦手な問題を入念に復習する。
⑤事例問題の計算問題の解答速度を上げる訓練を徹底する。
④まで勉強したら合格圏内です。
ただし、確実に1発で合格したいのであれば、手は抜かずに⑤まで徹底してやりましょう。
運悪く難問奇問に当たった場合でも、確実に合格したいならば、過去問対策をしていれば正答できる計算問題を捨てるわけにはいかないです。
よって計算問題は全て対策し、時間内に解答および見直しをできるようにするために計算スピードを上げましょう。もう出題文を見た瞬間に計算式が浮かび上がるくらいが丁度いいです!
学習期間によってインプット&アウトプットの加減は異なると思うので、自分が学習しやすいスタイルを模索してみて下さい。あくまで上記の方法は参考程度に。
私は上記の方法により年金アドバイザー3級に合格しました。
本試験ではやはり「基本知識」の方が難問奇問の割合が高かったです。2択にも絞れずにやられたと感じた問題が数問ありましたね。
反対に分野2の「事例問題」の方が私は正答率が高かったです。計算問題を捨てずに対策した結果が報われて、この結果は嬉しかったですね。
資格試験の勉強方法については以下の記事にまとめております。あわせてご覧になって頂けると幸いでございます。
おススメの書籍
公式のテキストと問題集をそれぞれ1冊ずつ用意すれば大丈夫です!
おススメの参考書
私はこちらの公式テキストを使用しました。
公式テキストですので、ここから試験は出題されます。網羅性ヨシ!
図や表のレイアウトも凝っていて学習がしやすかったです。
おススメの問題集
問題集も同様に公式問題集を使用しました。
公式テキストとセットで用意することで内容がリンクして効率的に学習できます。
また年金アドバイザーは深く狭く試験範囲を聞いてくるので、この1冊をこれでもかというくらいにやり込み、特に計算問題は高速で解けるくらいに何回もやりましょう。
何回も計算問題の練習をしていけば、合格間違いなしです!
試験当日の心構え
・どうしても暗記し難い箇所は、試験直前に瞬間記憶で誤魔化す。
試験開始までの間にできる事はこれくらいですね。それ以上の無駄な抵抗はやめましょう。
また、試験時間は見直し時間が少ないです。基本問題で難問奇問が出たら、悩まずに勘で解いてサッサと切り替えましょう。
前半の分野でマジになって時間をかけると後半の計算問題に時間をかけられずに落ちます。
合格発表
通常試験の場合は試験終了から1ヵ月前後すると合否結果が分かるようです。
CBT試験の場合は、試験終了後にその場で分かります。心臓に悪い。
合格後は…
合格していた場合は、合格証書が電子データ等で送付されます。
・更にステップアップして関連資格に挑戦したい
上記のような素晴らしい向上意識をお持ちの方もいらっしゃると思います。
そういった方々には以下の関連資格への挑戦をおススメ致します。(上から順におススメ)
資格名 | 特徴 |
FP技能士3級 | 試験範囲に重複があるので効率的に取得可能! |
日商簿記3級 | 試験範囲に重複があるので効率的に取得可能! |
宅地建物取引士 | 試験範囲に重複があるので効率的に取得可能! |
また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出を検討するのも良いでしょう!
以上になります。読了ありがとうございました。
読者の皆様の合格をお祈り申し上げます!!