どうも脱線おじさんです。
ビジネスキャリア検定労務管理2級の合格法について取り挙げたいと思います。
この資格の魅力ってザックリ申し上げますと以下になりますね。
②管理部門で必要な汎用的な知識
③ブラック企業から自信を守るための権利を学べる
その名の通り、労働法および健康管理の内容をメインに知識の証明ができます。
年々、コンプライアンスが厳重化されており、こういった労働法やハラスメントからの保護に必要な知識というのは、どの業界業種でも有用な汎用性の高い資格と言えるでしょう。
内容は関連資格である、衛生管理者やメンタルヘルスマネジメントに近いです。どちらも当サイト内でご案内しておりますので、あわせてご覧ください。
労務管理2級は結構こまかく労働法やハラスメント等について学びます。
やりがい搾取や自己責任社会を押し付けて洗脳してくる気持ちの悪い日本企業から自己防衛する為に、労働法等はキッチリと学び武器とした方が良いです。
かくいう私も法学部です。事あるごとに労働法を振りかざして職場を威嚇して「こいつに余計な刺激をしたらマズイ」と思わせてブラック労働を拒否するという手口をよくやります笑
あとは法学部と労働法の知見を活かして、友人がブラック労働をしたら裏で退職代行というか退職手続きのイロハを指南してブラック企業撲滅活動をしたりします。
難易度はそこまで高くないです。資格試験の難易度としては普通かと。
真面目に約1~2ヶ月勉強すれば独学合格は可能だと思います。
それでは詳細に触れて参ります。
試験概要
受験資格
特になし。誰でもお手軽に受験できちゃいます。
試験日程
・10月
上記の月に実施されます。年に2回。
試験科目
科目 | 出題数 |
労使関係 | 40問 |
就業管理 | |
労働安全衛生・福利厚生 | |
労務管理に関係するその他の重要な法律 | |
個別労働紛争解決の方法 |
試験範囲は広く、労務管理2級クラスとなると深く細かく学ぶ内容も出てきます。
出題数の割合も未知数なので、捨て問は作らず全て深く学習していきましょう。
多くの資格試験って合格するための作業で勉強してる感じですが、労務管理2級の良いところはブラック企業から自分の身を守るために必要な知識を試験科目が網羅してる点で全て実用的です。
平均賃金や時間外労働手当、夜勤手当、休憩時間の定義などのあらゆる労働者が絶対に当事者となっている内容をこれでもかというくらいに深く学べます。これが本当に面白い!
個人的に、労務管理2級は義務教育にしてほしいくらいです。労働法を全国民が熟知すれば、気持ちの悪いサービス残業やパワハラなどが撲滅できると思うんですよね。
まあそんなことやったら上級国民さまが困っちゃいますね。
是非、労務管理2級を取得して労働法を熟知して自分の身を守りブラック企業を駆逐しましょう!
出題形式
マークシートによる択一方式。5つの選択肢の中から適切なものを選ぶ内容。
試験時間
110分になります。時間はあまると思います。
出題数は40問なので、1問あたり2分以上じっくりと時間をかけて解答できます。
合格基準
概ね60%以上の正答が合格条件となります。
「概ね」とついてるので補足しますと、難関回となって合格者が激減したりすると公平性を担保するために55%でも合格となるケースが実際にあったりします。
私が受験した回も、難関回のため合格ラインを55%に調整しましたと通知がきてました。
合格率
最近の平均合格率は30~40%前後と公表されております。
資格の難易度としてはやや難しいですね。法律系の資格で、深く突っ込んだ出題が多いので実務経験者か法学部の方は難易度としては普通になります。
よって、合格率だけ見ると普通に見えますけど、資格としてはやや難しいという結論になりました。
受験申請のやり方
電子申請。中央職業能力開発協会の公式HPから申請ができます。
試験手数料
7700円です。高くも安くもない標準価格。
勉強時間
初学者の方=約100時間
上記のように人によって勉強時間は異なると思います。
労務管理2級は深く突っ込んだ内容や実践的・応用的な出題が多いです。よって実務経験者や法学部の方は有利なので、スムーズに勉強が進むと思います。
初学者の方は労働基準法、労働安全衛生法、労働契約法など似たような用語がぐちゃぐちゃになって最初は迷うと思うので、それを加味して多めに勉強時間を見積もっております。
法学部卒業者の私は「1日平均3時間勉強 × 20日」で合格できました。
人によって勉強の進捗は異なると思うので参考程度に…
学習期間は「実務経験者、法学部の方=1~2ヶ月」「初学者の方=2~3ヶ月」をおススメします。
勉強方法
②再度、参考書を読む。意味を理解する事を意識して復習。
インプットした項目を問題集で確認もしながら復習すると良い。
③問題集を3周する。解説を読んでも理解できない事は参考書で確認。
④苦手な問題を入念に復習する。
ぶっちゃけ、①~③までやり込んだら合格圏内です。
④まで努力できたら80~90%以上、本試験で得点も間違いないでしょう!
確実に1発で合格したいのであれば、手は抜かずに④まで徹底してやりましょう。
学習期間によってインプット&アウトプットの加減は異なると思うので、自分が学習しやすいスタイルを模索してみて下さい。あくまで上記の方法は参考程度に。
私は上記の方法によりビジネスキャリア検定 労務管理2級に合格しました。
合格ラインが55点に引き下げられてますね。私も65点しか得点できませんでした。本当に難関回にあたってしまった。。
資格試験の勉強方法については以下の記事にまとめております。あわせてご覧になって頂けると幸いでございます。
おススメの書籍
公式テキストと公式問題集を1冊ずつ用意してやり込むのが正攻法です!
おススメの参考書
私はこちらの公式テキストを使用しました。
試験範囲はここから出題されますので、網羅性は完璧ですね。当たり前ですが。
図表で内容が整理されていて学習がしやすかったです。
おススメの問題集
問題集も同様に公式問題集を使用しました。
当然、公式テキストと連動して使えます。公式テキストで1章学習したら、すぐに1章こちらの公式問題集でアウトプットしていけば最適な試験対策ができます!
また労務管理3級の過去問も収録されている合併本です。いかんせん、問題演習のできる数が少ないので、労務管理2級だけを受験される方でも3級の問題にも着手することをおススメいたします。
試験当日の心構え
・どうしても暗記し難い箇所は、試験直前に瞬間記憶で誤魔化す。
試験開始までの間にできる事はこれくらいですね。それ以上の無駄な抵抗はやめましょう。
試験時間は110分です。1問あたり2分以上かけられるので、時間切れはないでしょう。
落ち着いて、引っ掛け問題にやられないように解答していってくださいね!
合格発表
中央職業能力開発協会の公式HPで確認できます。
試験日からだいたい1カ月程度で合否の確認ができるようになります。
合格後は…
合格していた場合は後日、合格証書原本が送付されます。
・更にステップアップして関連資格に挑戦したい
上記のような素晴らしい向上意識をお持ちの方もいらっしゃると思います。
そういった方々には以下の関連資格への挑戦をおススメ致します。(上から順におススメ)
資格名 | 特徴 |
日商簿記3級 | 総務、法務など管理部門の方におススメ! |
ビジネス実務法務検定3級 | 総務、法務など管理部門の方におススメ! |
知的財産管理技能士3級 | 総務、法務など管理部門の方におススメ! |
また上図を目安に、他カテゴリの資格へと進出を検討するのも良いでしょう!
以上になります。読了ありがとうございました。
読者の皆様の合格をお祈り申し上げます!!